婚外恋愛で良い関係を長続きさせるためには、2人の間でルールを決めることが大切です。
しかし、男女の交際は「好きかどうか」が最重要。ルールありきの恋愛は一般的ではないので、具体的にどういったルールを作ればいいのか分かりませんよね。
そこで本記事では、婚外恋愛を始める前に決めておくべきルールについて解説します。いかにルールが大切かという重要性をお伝えするだけでなく、具体的なルール例も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
婚外恋愛におけるルールの重要性
「ルール」という言葉を聞いて、なんとなくネガティブに捉えてしまう人も多いのではないでしょうか?
- 「ルールに縛られた関係なんて嫌だ!」
- 「自然体で恋愛を楽しみたい」
このような考えなどもあるかと思います。恋愛は自由に楽しみたいですよね。
しかし、婚外恋愛は既婚者の恋愛なので、家庭があるぶん一般的な恋愛よりも慎重でなければなりません。残念ながら、好きという気持ちだけでは長続きさせるのが難しいのが実情です。
そこで重要となるのが、婚外恋愛におけるルール。約束を意識して付き合うことで、家庭を守りつつ2人の関係を良好に長続きさせられます。
もしもルールのない付き合い方をすると、トラブルに発展したときに対処できません。自分の身を守るためにも、ある程度のルールを決めておくことが大切です。
婚外恋愛を長続きさせるおすすめルール11ヶ条
婚外恋愛にルールが必須といっても、具体的にどういったルールを決めたらいいのか分かりませんよね。
そんな人は、ぜひここから紹介する11個のルールを参考にしてください。すべてを守るのは大変ですが、大切なものばかりです。
セカンドパートナーと円満な関係を続けていくためにも、しっかりと意識していきましょう。
ルール1.家庭を最優先にする
婚外恋愛のルールの1つ目は「家庭を最優先にする」です。
セカンドパートナーと過ごす時間が楽しかったとしても、家庭を蔑ろにするのはNGです。最優先すべきは、自分の家庭であることを忘れないようにしましょう。
婚外恋愛の基本的な目的は、配偶者では満たされない部分を他の異性でカバーすることです。つまり、婚外恋愛は家庭を円満に保つための補助的なもの。補助が優先になると、目的を見失い、最終的に家庭崩壊へとつながってしまいます。
セカンドパートナーを優先させて家庭を失うのは本末転倒なので、付き合う中でも家庭のことを最優先に考えましょう。
ルール2.スキンシップの許容範囲を守る
婚外恋愛のルールの2つ目は「スキンシップの許容範囲を守る」です。
交際中、どこまでのスキンシップをOKとするかを決め、その範囲を越えないように気をつけましょう。
婚外恋愛中のスキンシップについて悩むカップルは多くいます。一歩間違えば不倫となってしまうので、どこまでのスキンシップをとっていいのか判断が難しいでしょう。
結論からいうと、肉体関係を持つのは不貞行為に該当するため、不倫となりますがそれ以外は自由です。
恋人らしくキスまでOKとするか、先に進みたくなる気持ちを抑えるために手をつなぐまでにしておくか、許容範囲はカップルによっても異なります。
OKラインを共有できていないと、付き合う中ですれ違いが生じてケンカが多い関係となってしまうかもしれません。楽しく付き合うためにも、スキンシップの許容範囲を明確にし、ラインを越えない交際を意識しましょう。
ルール3.2人の関係を誰にも言わない
婚外恋愛のルールの3つ目は「2人の関係を誰にも言わないこと」です。
どこから婚外恋愛のことが配偶者の耳に入るか分かりません。トラブルを避けるためにも、2人の関係は誰にも話さないと約束しましょう。
いくら「婚外恋愛と不倫は別物だ」と主張しても、世間的には婚外恋愛と不倫はほぼ同じです。配偶者以外の異性と恋愛関係を持つことに対し、ポジティブな考えを持つ人は多くないでしょう。場合によっては、友達や社会的信用を失うこともあります。
自分の立場を悪くしてまで婚外恋愛を人に話すメリットはありません。配偶者はもちろん、心を許せる友達や同僚に明かすのもNGです。2人の関係を大切にしたいのであれば、誰にも打ち明けない方が賢明ですよ。
ルール4.SNSで、「におわせ行為」をしない
婚外恋愛のルールの4つ目は「SNSでにおわせ行為をしない」です。
ついやってしまいがちなのが、SNSでの「におわせ行為」です。「バレないだろう」と思っていても、勘が良い人には分かってしまいますよ。
好きな人ができると、浮かれてしまいますよね。嬉しい言葉をもらったり、プレゼントを買ってもらったり、何かあればつい人に言いたくなる気持ちも湧いてくることでしょう。
しかし、におわせ行為は疑いの目を強めるだけで何のメリットもありません。少し浮かれてしまっただけの軽率な行為が、2人の関係を危ういものにしてしまいます。
惚気たい気持ちはグッとこらえて、大切な想い出として自分の中にしまっておきましょう。
ルール5.会う頻度・連絡のタイミングを守る
婚外恋愛のルールの5つ目は「会う頻度・連絡のタイミングを守る」です。
付き合う前に、どれくらいの頻度で会うのか、どのタイミングで連絡を取り合うのかも明確に決めておきましょう。
会う頻度を決めるメリット
婚外恋愛は片方あるいは両方が家庭を持っているので、会う時間を作るのは難しいものです。会えるときに会うといった曖昧な付き合い方をしていると、なかなか予定が合わせられず、関係を長続きさせられません。
だからこそ、きちんと会う頻度を決めて時間を作ることが大切です。「毎月第2水曜日の夜だけご飯に行こう」のように明確なルールを決めておけば、2人の時間を作りやすくなりますよ。
連絡するタイミングを決めるメリット
連絡のタイミングについてもルールが必要です。
予想外のタイミングで連絡が来てしまうと、通知で配偶者にバレてしまう可能性があります。あらかじめ連絡が来るタイミングが分かっていれば、スマホが他の人に見られないように対応できるので、バレるリスクも減らせます。
さらに、不倫疑惑をかけられにくいメリットもあります。いつ連絡が来るか分からない状態だと、常にスマホを持ち歩かなければなりません。トイレやお風呂に行くときでもスマホが手放せず、配偶者に不倫を疑われてしまう…なんてこともよく聞きますよね。
しかし、連絡が来るタイミングが分かっていれば、常に警戒する必要がありません。配偶者から不倫を疑われにくくなるので、セカンドパートナーとの関係も長続きさせやすくなりますよ。
ルール6.セカンドパートナーとの連絡手法を決めておくこと
婚外恋愛のルールの6つ目は「セカンドパートナーとの連絡手法を決めておくこと」です。
婚外恋愛を長く続けるのは、周囲の人にバレないことが前提としてあります。そのため、セカンドパートナーとは「どのツールを活用して連絡するか?」最初にルール決めすることがおすすめです。
特にLINEなどはふとしたタイミングでバレるリスクが高いため、その他チャットツールや各種SNS上でのみ連絡をするなど工夫が必要となります。
ルール7.過度に干渉しない
婚外恋愛のルールの7つ目は「過度に干渉しない」です。
セカンドパートナーと適度な距離を保つためにも、相手に干渉しすぎないように気をつけましょう。
セカンドパートナーとの関係が深くなると、つい自分の意見を言いたくなってしまいますよね。
- 「こうした方がいいよ」
- 「こんな言い方をしてみたら?」
上記のように無意識に言ってしまう人もいることでしょう。
もちろん、一切干渉してはダメというわけではありません。しかし、過度に干渉すると一定の距離感を保てなくなります。最終的に、配偶者よりも信頼できる存在へと進展し、家庭を蔑ろにするという可能性も否めません。
深い絆を持つのは非常に素敵なことですが、適度な距離でいられなくなるほど近くなるのは危険です。依存心を育むことにもつながるため、「家庭の話はしない」「愚痴は聞いても意見はしない」など、過干渉にならない工夫をしましょう。
ルール8.1番を望まない
婚外恋愛のルールの8つ目は「1番を望まない」です。
「セカンドパートナー」という言葉の通り、常に2番目の存在でいることを心がけましょう。
好きな人ができると「自分だけを見てほしい」「何よりも自分を優先してほしい」と欲が出てしまうことがありますよね。しかし、1番になることを望むのは婚外恋愛において御法度です。
婚外恋愛の目的は、配偶者からセカンドパートナーを略奪することではありません。そもそも、家庭があることを承知のうえで付き合うのが婚外恋愛なので、1番になれないのは当然。どんなに相手のことが好きでも、配偶者よりも自分を優先してほしいと望むのは厳禁です。
欲への予防線として、あらかじめ「夫婦の話で嫉妬しない」「デートより家庭の都合を優先させる」などと決めておくと安心でしょう。
ルール9.金銭面は取り決め通りに支払う
婚外恋愛のルールの9つ目は「金銭面は取り決め通りに支払う」です。デートで発生した費用に関しては、2人で決めたルールに則って支払いましょう。
家庭を持つ既婚者は、自由にお金を使えないことが多いです。「お小遣い制で手持ちがあまりない」「家族カードの支払い履歴で配偶者にバレる」など。それぞれの金銭事情を把握しないままデートをしていると、お金が原因でケンカになる可能性があります。
「金の切れ目が縁の切れ目」です。なんとなくお金の話はしづらいという人もいるかもしれませんが、後々のトラブルを回避するためにも必要な話し合いです。
デートで発生したお金についてはどう対応していくのか、2人の間でルールにしましょう。
デート代についてのルールが決まっていれば、支払いのたびに「どうする?」と気まずい雰囲気になる心配がありません。さらに、「いつも自分が負担してばかり…」と不満が募ることもないでしょう。
お金のルールを決めておくことは、円満な関係を長続きさせることにもつながりますよ。
ルール10.感情をコントロールする
婚外恋愛のルールの10個目は「感情をコントロールする」です。
既婚者の恋は冷静さを保つことが大切です。ある程度の感情の波は仕方がありませんが、不安定なまでに感情を浮き沈みさせないように気をつけましょう。
婚外恋愛は、既婚者であることを承知のうえで始めるもの。周囲に言えない内緒の関係だからこそ、穏やかな雰囲気を保つことが長続きのコツです。もしも感情の波が強いと、相手は「付き合いづらい」「面倒くさい」と感じて離れてしまいますよ。
嬉しいことがあれば気分が上がりますし、寂しくなると気分が沈むのは誰もが経験することでしょう。しかし、感情に身を任せるのは相手に迷惑をかけるだけです。ガラスのように繊細で慎重に守らなければならない関係だからこそ、自分の感情はしっかりとコントロールする必要があります。
- 「すぐ嫉妬してしまう」
- 「冷静になるまでに時間がかかる」
このように感情のコントロールに自信がないのであれば、あらかじめセカンドパートナーに相談しておきましょう。
関係がぎくしゃくしたときに最適な対処ができますし、具体的にどんな感情になりやすいかを知っておくことでトラブルも未然に防ぎやすくなります。
ルール11.別れの条件に合意する
婚外恋愛のルールの11個目は「別れの条件に合意する」です。
別れる条件を決めておくと、2人の関係がこじれるリスクを減らせます。
カップルの別れにはトラブルがつきものです。スムーズに別れられれば良いですが、中には一方が納得しないから別れられない、ストーカー化するなどのトラブルに発展するケースもあります。婚外恋愛は既婚者の恋愛なので、もしかすると「家族にバラす」と脅す人もいるかもしれませんね。
こうした別れにまつわるトラブルを未然に防ぐためにも、付き合う前に別れの条件を決めておきましょう。ルールにしてしまえば、「あのときに話し合って決めたでしょ」と相手を説得できますよ。
なお、こじれたら面倒な関係だからこそ、別れの条件はひとつではなく複数出しておくのがおすすめです。
例えば、家族にバレそうになったら、肉体関係を望むようになったら、独占欲が強くなってつらくなったらなど。婚外恋愛におけるあらゆるリスクを絡めて別れの条件を設定しておくと、いざというときに冷や汗をかかずに済むでしょう。
婚外恋愛のルールを円滑に決めるコツ
2人のルールを決めようと話し合う中で、意見が対立することもあるでしょう。もしも話し合いが前に進まなかったりケンカが続いたりすれば、ルール決めにさじを投げたくなりますよね。
だからといって、曖昧なまま交際をスタートさせてはなりません。以下のコツを参考に、最後まで諦めずにルール決めに取り組みましょう。
- 言い合いになるなら冷却期間を設け、落ち着いてから再び話し合う
- 具体的な理由を話して相手を納得させる
- 認識にズレが生じないように内容を明確にする
意見が対立すると、冷静な判断ができなくなります。一度距離を置き、落ち着いて話せるようになってから再びルールについて話し合いましょう。
その際は、できるだけ提案・反論の理由を具体的にするのがおすすめです。なぜこういうルールが必要なのか、なぜ納得できないのかを具体例と一緒に伝えると、相手もあなたが言いたいことをイメージしやすくなります。「なるほど、そういうことか」と納得し、すんなり受け入れてくれるかもしれませんよ。
また、ルールを決めるうえで内容が曖昧にならないようにするのも注意すべきポイントです。例えば「本気になったら別れる」とルールを決めたとしても、“本気”が具体的にどういう状態を指すのか分かりません。
別れるタイミングの具体例
- 「肉体関係を求めるようになったら」
- 「嫉妬心が出てきたら」
- 「パートナーにバレそうになったら」
など、お互いに勘違いがないよう明確にルールを決めましょう。
ルールを決めて素敵な恋を楽しんで
好きな気持ちだけで突っ走れないのが既婚者の恋愛です。多少の窮屈さはあるかもしれませんが、婚外恋愛をするのであればルールはきちんと決めておきましょう。
本記事で紹介した11個のルールは、婚外恋愛で起こり得るトラブルを防ぐのに役立ちます。どうすれば婚外恋愛を良好に長続きさせられるのか、ルールをもとに2人でしっかりと話し合ってみてくださいね。