既婚者と体の関係を持つことは、決して許されることではありません。誰にも相談できず、罪悪感に押しつぶされそうになったり、今後のことに悩んだりと苦しい思いをしている人もいることでしょう。
そんな人は、焦って答えを出さず、まずは本記事を最後まで読んでみてください。
本記事では、体の関係を持つ既婚者の割合や心理、その後の対処法などを紹介しています。順番に理解を深めていき、あなたに合った答えを見つけていきましょう。
体の関係あり既婚者の割合
実は、既婚者でありながらパートナー以外の人と体の関係を持つ人は少なくありません。
既婚者マッチングアプリによる婚外恋愛中に体の関係を持ったことがある人の割合は、男性が85.1%、女性が73.3%(※)。なんと、既婚者の7割以上がパートナー以外の人と肉体関係を経験しているのです。
婚外恋愛をしている既婚者を対象としたデータなので、ワンナイトを含めると多少の変動があるかもしれません。それを考慮しても、パートナー以外の人と体の関係を持つ既婚者の割合が多いことは変わらないでしょう。
既婚者の浮気率に関するデータはこちら:
【最新】既婚者の浮気率について男女計2000名に不倫の経験の有無をアンケート調査
婚外恋愛で体の関係を求める既婚者は多い
既婚者と体の関係を持つことは、何も特別なことではありません。裏付けとして、以下のデータをご覧ください。
目的 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
体の関係・セックス | 55.9% | 21.2% |
心のつながり・癒し | 25.0% | 37.4% |
非日常・刺激 | 9.2% | 11.6% |
自分が必要とされているという感覚 | 4.0% | 11.6% |
心の隙間やさびしさを埋めること | 2.6% | 10.1% |
その他 | 3.3% | 8.1% |
婚外恋愛の一番の目的として、多くの既婚者が「体の関係・セックス」と回答しています。特に、男性はアンケートに協力した半数以上が肉体関係を希望。既婚女性よりもはるかに割合が多いので、既婚男性と体の関係を持ってしまったことに悩む女性は多いですよ。
「既婚男性とやってしまった私はおかしいのかな?」と必要以上に自分を責めなくても大丈夫です。ちなみに、筆者も既婚男性とワンナイト経験があります。
参考元:婚外恋愛に関する実態調査 第4報|株式会社レゾンデートル調査研究部
【実話】既婚男性とやってしまったエピソード
筆者が既婚男性とやってしまったのは20歳の頃でした。
相手は、行きつけのカフェの店長。仕事終わりによくご飯を食べに行っていた関係で仲良くなりました。
ある日、「近くの飲食店仲間のところに一緒に飲みに行こう」と誘われ、筆者は何のためらいもなく誘いに乗りました。ただ一緒にご飯を食べるだけだと思っていたのです。
お店に行って食事し、ほろ酔いで心地よくなってきたくらいでお店を出ました。「少し酔いをさまそう」といわれて行ったのは、お店の近くにある人が少ない土手。川の流れを眺めながら休憩していたとき、突然キスされました。
相手は既婚者、しかも子持ち。大人の世界に飛び込んだばかりの筆者にとって、とても衝撃的な出来事でした。そして、2人きりになれる場所に行こうと半ば強引にラブホテルへと連れていかれました。
店長とは、それ以来会っていません。「会って話そう」といわれなかったので、筆者は遊ばれたのだと判断し、お店にも行かなくなりました。
当時はあまりの混乱に、いろいろと調べたものです。既婚男性が奥さん以外の人と体の関係を持とうとする心理、ワンナイトの理由、既婚者と関係を持った先にある未来…。あなたと同じような悩みを経験したことがある筆者だからこそ、既婚者とやってしまったことに対する戸惑いがよく分かります。
体の関係を持つ既婚者の心理
既婚者がパートナー以外の人と体の関係を持つ理由には、純粋な愛情表現、好奇心、欲望を満たすためなど、様々なものがあります。
理由によってやってしまった後の対処法も変わってくるので、まずは体の関係を持とうとする既婚者の心理を理解しておきましょう。
相手を好きになった
結婚後に運命的な出会いを果たすことは珍しくありません。パートナー以外に好きな人が見つかり、もっと深い仲になりたいという気持ちから体の関係を求める既婚者もいます。
好きな気持ちがあっての体の関係であれば、その後も既婚者側から何らかのアプローチがあるはずです。遊びではないことを伝えるために、「もう一度会いたい」「きちんと今後のことを話したい」と真摯に向き合おうとします。
都合よく遊べるセフレがほしい
恋愛感情なしでセフレを探す既婚者も多いですよ。性に関する悩みは、多くの既婚者が抱えています。
- 妻が子育てに必死で相手にしてくれない
- 夫とセックスしたいタイミングが合わない
- そもそも体の相性が合わずセックスが苦痛
- プレイがいつも同じパターンでつまらない
パートナーとのセックスで満たされるのが一番良いですが、残念ながら諸々の事情でうまくいかないケースもあります。そのため、我慢でストレスをためないために、セフレを作ろうとしてしまうのです。
セフレは肉体関係が重視されるため、恋人のようにデートしたり記念日を祝ったりといったことはほとんどありません。デートに応じてもらえない場合は、セフレとみなされている可能性が高いです。
スリルを味わいたい
ありふれた日常に刺激を求めた結果、パートナー以外の人と体の関係を持つパターンもあります。
一般的に、家庭外で肉体関係を持つのは不倫です。バレた場合のリスクが高いからこそ、「絶対に知られてはならない」と逆に燃えてしまう人がいます。ゲームで例えるなら、あえてリスキーなハードモードを選んでしまうタイプですね。
スリルを楽しんでいるので、恋愛感情はないことがほとんどです。どちらかというとセフレに似ており、真剣な関係に発展することは期待できません。
既婚者と一線を超えるリスク
どんな理由があれ、既婚者と一線を超えることには大きなリスクを伴います。やってしまった後の対処法を考える前に、まずはどういったリスクがあるかを知っておきましょう。
不倫とみなされる
既婚者と体の関係を持つのは不貞行為です。いわゆる「不倫」とみなされるため、慰謝料請求の対象となってしまいます。
不倫の慰謝料は高額で、相場は50万円〜300万円。最低ラインで見ても決して安くはありません。ちょっとした出来心で手を出すにはあまりにリスクが高いですよね。
不倫はいつバレるか分かりません。怪しんだパートナーが探偵を雇って調べれば、証拠つきでしっかりと慰謝料を請求されることでしょう。
既婚者と一線を超えるのであれば、「慰謝料を請求されても大丈夫」と思えるくらいの心持ちが必要です。
社会的信用を失う
悪いことと分かっていながらやってしまう人に、責任のある仕事を任せる人はいません。既婚者との肉体関係が職場にバレてしまえば、退職を勧められたり、他部署に移動させられたりすることでしょう。
また、信頼関係も崩れてしまうため、社内で軽蔑の目を向けられることも免れません。会社から直接罰を受けなかったとしても、居づらい環境で仕事を続けるのはつらいですよね。
社会人にとって、仕事は生活の要です。今後の暮らしにおいても社会的信用を失うのはリスクが高すぎるので、一線を超える前に覚悟を決める必要があります。
友達が離れていく
不倫が非道徳的な行いであることは周知の事実。既婚者と肉体関係を持っていることが知られれば、少なからず友達も離れていきますよ。
とはいえ、不倫している人の中には様々な事情を抱えている人もいます。もしかしたら、親身に話を聞いてくれる友達もいるかもしれません。
しかし、応援してもらえたり味方になってもらえたりといったことまでは期待できないでしょう。ネガティブ寄りな目を向けられる可能性の方が高いので、友達を失うリスクも胸に留めておいた方がいいですね。
体の関係を持ってしまった後の対処法
肉体関係を持ってしまった後、あなたの目の前にはいくつかの道があります。どの道を選択すればあなたにとってのハッピーエンドになるのか、しっかりと見極めましょう。
関係を切る
2回目、3回目と肉体関係を持つと、相手にハマって婚外恋愛・不倫から抜け出せなくなります。「これ以上はまずい」という理性が強く働いているのであれば、1回目でスパッと関係を切ってしまいましょう。
もう二度と会わないと覚悟を決めたら、直ちに連絡先を削除してください。いつでも連絡が取れる状態では、決意が揺らぐ可能性があります。自分に逃げ道を与えないことで、相手のことを諦めやすくなりますよ。
もしも気持ちを引きずってしまいそうなら、新しい恋を探してみるのがおすすめです。既婚者専用マッチングアプリ「既婚マッチ」には、心のつながりを求める既婚者がたくさんいます。素敵な出会いを見つけて、心の隙間を埋めましょう。
プラトニックな関係に徹する
体の関係を持った既婚者と、肉体関係ありの付き合いからプラトニックな関係にシフトするのもひとつの手段です。
不貞行為は、回数を重ねれば重ねるほど罪が重くなる傾向にあります。一度肉体関係を持っているので罪であることに変わりはありませんが、少しでも軽い方がいいですよね。
相手と両思いで付き合い続けると決めたのであれば、2人でしっかりとルールを作っておくことが大切です。
- 二度とセックスはしない
- 体の関係が切れないようなら別れる
- 雰囲気に流されるのを防ぐために、2人きりにはならない
このように2人でルールを決め、二度と一線を超えることがないように注意しましょう。
セフレを続ける
思い切って体の関係を受け入れてしまうのもアリですよ。
一度肉体関係を持った相手は、どうしても特別な目で見てしまうものです。「もう会わない方がいい」「これ以上関係を続けるのは危険」と分かっていても、気持ちを止められなくなってしまうこともありますよね。
残念ながら、相手が離婚しない限り結婚は望めません。「どうしても関係を切りたくないけれど、プラトニックな関係でいるのは無理」というのであれば、セフレでいるのもひとつの道です。
ただし、セフレでいるということは不貞行為を重ねることを意味するため、罪も重くなります。あらゆるリスクを伴うため、相当な覚悟が必要です。
略奪愛を狙う
お互いに真剣な気持ちがあれば、略奪愛も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
結婚していても、パートナーが運命の人とは限りません。もしも結婚後に出会った人が運命の人(ツインレイ)であれば、どんなにダメだと思っても諦められないでしょう。
しかし、不倫を続けるのはリスクが高すぎます。常にリスクを意識して付き合い続けるのはストレスになるので、正当な手順を踏んで再婚を目指すのがおすすめですよ。
少しでも早く略奪愛を成功させたいなら、離婚を泥沼化させないように気をつけてください。離婚前に婚外恋愛・不倫がバレると、話がこじれて長期戦になります。スムーズに別れるためにも、一緒になれるまでは交際を控えましょう。
冷却期間を設ける
なかなか結論が出せないときは、焦らず距離を置くのが賢明です。
体の関係を持った直後は、冷静な判断ができません。相手のことをよく知らないのに好きだと錯覚したり、相手は真剣な気持ちを持っているのに「遊び人」のレッテルを貼ってしまったり…。こうした勘違いに後で気づくことがあれば、大きな後悔が残ります。
結論を出すのは、自分の気持ちが定まってからで大丈夫です。まずは自分の心としっかり向き合い、今後どうするのかをゆっくり考えていきましょう。
冷却期間中は、相手の既婚者と会わない方がいいですよ。会ってしまうと、その場の雰囲気に流されてしまいます。2回目、3回目と曖昧な関係が続き、2人の関係に混乱が生じるため、答えが出せるまでは距離を置くのがおすすめです。
まとめ
既婚者と体の関係を持ってしまった後の展開は、人によって様々です。筆者のようにワンナイトで関係を切る人もいれば、お互いに運命を感じて関係を続ける人もいます。
どの道を進むかはあなた次第。後悔のない答えを出すためにも、既婚者の心理、付き合うリスクなどをしっかりと理解し、気持ちを整理してくださいね。