
SNSには、「セカンドパートナーがいるなんて頭おかしい」という否定的な意見が多く見られます。そういった世の意見を耳にしてしまうと、セカンドパートナーに対して興味があっても相手を探す勇気が出ませんよね。
そんな人のために、セカンドパートナーの実態を解説します。
セカンドパートナーに対する世間のイメージと実態には、大きなズレがあるのが実情です。本記事でセカンドパートナーの正しい意味も理解していきましょう。
セカンドパートナーがいるのは頭おかしい?
セカンドパートナーを持つことは、決して悪いことではありません。
- 「頭おかしい」
- 「理解できない」
- 「意味不明」
こうした否定的な声が多いのは事実ですが、セカンドパートナーがいることで人生が豊かになったと感じている既婚者も多いのです。
セカンドパートナーは今や珍しい関係ではなく、結婚後の多様な関係のひとつとして注目されています。決してセカンドパートナーを持つ人の頭がおかしいわけではありません。
そもそもセカンドパートナーとは、ファーストパートナー以外でプラトニックな関係を築くことです。友達以上恋人未満のような関係ですね。
一般的な不倫と異なるのは、肉体関係を持たないこと。精神的なつながりを重視する関係なので、恋愛感情の有無は人によって異なります。
そんなセカンドパートナーは、ファーストパートナーでは足りない部分を補う存在です。
- 夫が相手にしてくれなくて寂しいから、好きなアイドルを見て癒されよう
- 妻が子どもと出かけてしまって暇だから、友達と遊びに行こう
不倫の一歩手前までいって問題になるケースもありますが、基本的には上記のようなことと役割は変わりません。
セカンドパートナーに対して否定的な意見を持つ人は、本来の意味を知らない可能性があります。正しい付き合い方をしている人もいるので、「頭おかしい」と非難されることではありません。
関連:セカンドパートナーとは?出会いの場やどこまでの関係性か解説|既婚マッチ
セカンドパートナー経験者は決して少なくない
「セカンドパートナーを持つのはおかしいことではない」と分かっても、少数派だと不安になりますよね。
そこで、既婚者専用マッチングアプリ「既婚マッチ」が調査したこちらのアンケートデータをご覧ください。実は、男女共にセカンドパートナー経験を持つ人は少なくないんですよ。
Q.セカンドパートナーはいますか?/過去にいましたか?
男性 | 女性 |
---|---|
451人/1,000人 | 321人/1,000人 |
男女各1,000人にアンケート調査を実施した結果、男性の約45%、女性の約32%が「セカンドパートナー経験あり」と回答しました。男性においてはほぼ半数です。
「セカンドパートナーなんて頭おかしい」
「セカンドパートナーを求める理由が理解できない」
そんな声ばかりのように見えますが、実際は肯定派も多いことがアンケート調査からも明らかです。
関連:
セカンドパートナーの実態調査!セカパがいる割合・出会いの場、連絡頻度・交際期間まで男女計2,000名にアンケート調査|既婚マッチ
セカンドパートナーに否定的な声が多い理由
多くの既婚者がセカンドパートナー経験を持ちながら、なぜ否定的な声ばかりが目立ってしまうのでしょうか。
ここでは、セカンドパートナーに否定的な意見が集まってしまう理由について解説します。
不倫と同じだから
「既婚男女の関係」というところから、不倫のイメージにつながっている傾向があります。
セカンドパートナーはあくまでプラトニックな関係です。しかし、スキンシップのボーダーラインは人によって異なるので、内容によっては不倫と同じと捉えられてしまいます。
「異性とふたりきりでデートするなんて、浮気と同じだ」
「セックスしていなくても、キスまでしていたらもう不倫と変わらないよ」
男女関係の価値観は人によって様々です。付き合い方によっては不倫に限りなく近い関係になってしまうので、否定的な声があがるのも無理はありません。
逃げ道にしているだけだから
「セカンドパートナーは不倫ではないが不倫に近い」
そんな認識から、セカンドパートナーという言葉を都合よく使い、不倫の免罪符にしているケースがあります。
逃げ道に使われてしまうことで、セカンドパートナーなのか不倫なのかが判断しづらくなってしまうのです。逃げ道として便利な言葉だからこそ、セカンドパートナーにポジティブな印象が持てず、「不倫の言い訳にしているだけ」という意見につながってしまいます。
セカンドーパートナーを求める理由
「セカンドパートナーを持つのは頭おかしい」と思っている人は、同時に「なぜ?」という疑問も抱いていることでしょう。
セカンドパートナーを求める既婚者には、様々な心理があります。理由を知ることで、「理解できない」という否定的な気持ちは薄れるはずです。
ここで、セカンドパートナーを求める理由を確認してみましょう。
癒しがほしい
既婚者が癒しを得られる場所のひとつとして選ぶのがセカンドパートナーです。
家庭内に癒しがあれば問題ありませんが、残念ながら人によっては家庭でも癒されないことがあります。
- 夫婦仲が良くない
- 子どもがいて弱いところを見せられない
- 家族に悩みを話して心配させたくない
ストレスを1人で抱えて生きていけるほど、人は強くありません。精神的に健全な生活を送るためにも、辛いときの逃げ道が必要です。
だからといって、非道徳的な不倫に逃げるのは得策ではありません。そのため、不倫ではないセカンドパートナーという関係を選びます。
性の自信を持ちたい
男性は男として、女性は女として評価されたい気持ちがあります。「かっこいいね」「可愛いね」と言ってもらえることで気持ちが満たされるので、パートナー以外の異性との関係を求めるのです。
結婚生活が長くなると、パートナーのことを異性として見られなくなることが多々あります。
- 昔はデートのたびに『可愛いね』って言ってくれていたのに、もう言ってくれない
- 嬉しそうに筋肉質な腕を触りに来ていたのに、最近は近寄ってもくれない
こうした変化に寂しさを感じるとともに、男として・女としての自信を喪失している人も多いです。
しかし、結婚後に恋愛すれば、相手に異性として見てもらえます。自信を取り戻せるという魅力から、セカンドパートナーを求めるようになるのです。
誰かに必要とされたい
自分の存在意義を見いだせないことで、人は虚しさに支配されてしまいます。そして、生きる活力にするために、自分を必要としてくれる誰かを求めた結果がセカンドパートナーです。
人は、「誰かのためになりたい」という貢献感を求めるとともに、「自分も誰かに必要とされたい」という欲求を持っています。ギブするばかりだと「自分は何のために存在しているのだろう」と虚しくなってしまうことでしょう。
そこで強い魅力を放つのがセカンドパートナーです。セカンドパートナーは精神的なつながりを重視する関係なので、多くの人が相手に何かを求めています。
- 相談にのってほしい
- パートナーの愚痴を聞いてほしい
- 寂しいからそばにいてほしい
誰かに必要とされる実感が得られるので、既婚者の中で「セカンドパートナーがほしい」という心理が芽生えることは多いです。
恋愛したい
結婚後にときめきを求めてしまうのも、既婚者がセカンドパートナーを欲する理由です。
結婚すると、恋人時代のようなドキドキ感は落ち着いてきます。「家族になって一緒に生活するから当たり前だ」と理解している一方で、ときめきのない日常にどこか寂しさを感じている人もいることでしょう。
結婚したからといって、恋愛に対する欲求がなくなるわけではありません。パートナーへのときめきがなくなった以上、再燃させることは難しいので、セカンドパートナーを求めるようになります。
刺激がほしい
セカンドパートナーを持つことで、何らかの変化を求めている既婚者もいますよ。
ルーティーン化した日常は、安定と引き換えに物足りなさや虚しさを感じさせます。
「こんな毎日でいいのかな?」
「このまま年老いていってもいいんだろうか…」
そう立ち止まって悩んでしまう人も少なくありません。そして、何らかの変化を求めて、新たな出会いを探そうとします。
「刺激がほしい」という理由の場合は、セカンドパートナーに恋愛関係を求めているとは限りません。中には、「いろんな人と交流できるだけでいい」という人もいるので、友情に近い関係を築く既婚者もいます。
セカンドパートナーの探し方ランキングTOP3
既婚者の恋愛が多様化している現代において、セカンドパートナーを持つ人は珍しくありません。では、世の既婚者たちはどうやってパートナー以外の異性と出会っているのでしょうか?
既婚マッチが実施したアンケート結果から、出会い方トップ3を紹介します。これから出会いを探そうとしている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
1位:職場
セカンドパートナーと出会ったきっかけについて、男女共に多かったのが「職場」でした。
職場は、社会人にとって自宅と同じくらい長い時間を過ごす場所です。そして、必然的に職場の人とも一緒にいる時間が長くなるので、深い関係も築けます。
また、職場での出会いはスリルがある点でも人気です。
- 誰にもバレないようにこっそり付き合うのが楽しい
- 人目を盗んでスキンシップをとる背徳感がたまらない
- 「バレたら一巻の終わり」という危険な状況に燃える
「職場にバレてはならない秘密の関係がある」という危険な橋を用意することで、毎日の仕事にわくわく感が出ます。刺激的な日々を過ごせるようになるので、セカンドパートナーを持つ楽しさを満喫できることでしょう。
ただし、スリルがあるぶんバレる危険性も高いです。
- 他の人と態度が違う
- 必要以上に2人の距離が近い
こうした些細なことでも疑念を持たれる場合があるので、職場で秘密の関係を維持し続けるのは難しいです。

2位:知人、昔の友達
知人や昔の友達がセカンドパートナーになったケースも多いですよ。
セカンドパートナーとは、お互いの家庭を守りつつ円満な関係を続けなければなりません。すなわち、強い信頼関係を築けるような相手でないとならないのです。
知人や昔の友達であれば、ある程度人となりが分かるため、安心して関係を深められます。たとえパートナーに怪しまれたとしても「ただの友達だから」と言い逃れもしやすいことでしょう。
しかし、知人や昔の友達とセカンドパートナーになるのは少しハードルが高いです。
セカンドパートナーになるためには、相手に婚外恋愛を理解してもらわなければなりません。相談したことをきっかけに、友情が崩れてしまう恐れもあります。
セカンドパートナーにぴったりな人が近くにいても、その人が理解してくれるとは限りません。関係を変えたいなら、慎重に行動する必要があります。
3位:マッチングアプリ
3位となったのが、マッチングアプリを使った出会い方です。
近年は、結婚後の出会いをサポートするために既婚者専用のマッチングアプリが配信されています。セカンドパートナーに対して理解のある人が集まっているので、スムーズに関係を進展させやすいのがメリットです。
また、スマホで簡単に出会いを探せるので、忙しい既婚者にもぴったり。安心して利用できるように、便利な機能も搭載していますよ。
例えば、2025年2月に正式リリース予定の「既婚マッチ」には、以下のような便利機能があります。
- プロフィール写真をぼかせる機能で身バレ防止対策が可能
- 相手に送ったメッセージや画像を削除できる
- スマホ画面にアプリアイコンを表示しない
既婚者がマッチングアプリを使う上で心配なのが、身バレですよね。余計な誤解を招かないためにも、周囲にバレないように使いたい人は多いことでしょう。
既婚マッチには、既婚者に嬉しい機能がしっかりと備わっています。身バレ対策ができるので、比較的安心して利用できますよ。
まとめ
「セカンドパートナーがいるなんて頭おかしい」という意見が多いのは事実です。しかし、実際は健全な関係を築いている既婚者も多いですよ。
否定派の人は、本来のセカンドパートナーがどんなものなのか、既婚者がどんな理由でセカンドパートナーを求めているのかを理解できていないのかもしれません。実態が分かれば、きっとセカンドパートナーに対する見え方も変わってくることでしょう。
セカンドパートナーがいることで、「救われた」「毎日が楽しくなった」という人は多いです。否定派の意見だけを見るのではなく、プラスに感じている人の意見にも耳を傾けてみてくださいね。