
結婚した当初は、些細なことでも笑い合えたのに、最近なんだか心が通じ合わない…。
一緒にいるのに孤独を感じてしまうなんてことはありませんか?
もしかしたら、それは「倦怠期」かもしれません。長い結婚生活では、多くの夫婦が倦怠期を迎え、悩み苦しんでいます。
そこで今回は、倦怠期の夫婦がやってはいけないこと、乗り越えるためのヒントをお伝えします。夫婦の倦怠期でお悩みの方は、ぜひご一読ください!
なぜ倦怠期は訪れる?倦怠期のきっかけ
ふと気が付いたら、「夫婦関係が冷え切っていた…」なんてことはありませんか?倦怠期を引き起こすには、いくつかのきっかけがあります。
ここでは、倦怠期をひき起こす代表的なきっかけを一緒に確認しましょう。

夫婦関係のマンネリ化
倦怠期のきっかけの一つに夫婦関係のマンネリ化が挙げられます。
新婚当初に感じていたドキドキ感や緊張感は、時間とともに薄れ、パートナーの存在を当たり前に感じることがあります。
一緒に過ごす時間が増えることで、安心感が得られる一方、パートナーへの関心は低下しがちです。夫婦がお互いに気を遣わなくなり、身だしなみや言動に変化が見られることもあります。
このように夫婦関係のマンネリ化が、倦怠期をひき起こすきっかけとなるケースは少なくありません。
コミュニケーション不足
倦怠期のきっかけとして夫婦のコミュニケーション不足が挙げられます。
結婚当初は積極的に会話していた夫婦でも、時間が経つにつれて会話が減ったというケースは多いようです。会話が減ることで、お互いの気持ちが分からなくなります。
特に、日々の出来事や感情の共有が減ると、パートナーからの関心が減ったと感じやすく不安が募ります。さらに感謝の気持ちや愛情表現が不足することで、「自分は必要とされていない」と感じてしまうことも…。
コミュニケーション不足は、誤解や不満を生み出し夫婦関係を悪化させます。
夫婦間の価値観のズレ
結婚前は、お互いに良く見せようと努力するため、パートナーの嫌な部分に気づきにくいものです。
しかし、結婚後時間の経過とともに、素の自分を出すようになり、パートナーのマイナスな部分が目につくようになります。
特に、気を許せる関係になると、相手への配慮が不足し、無神経な言動や自分勝手な行動が増えがちです。いつの間にかパートナーを傷つけていた…なんてことも。
夫婦の価値観がズレやすいポイント
- お金の使い方
- 子育て
- 家事分担
- 生活リズム
- 土日の過ごし方
- 物の片付けや、整理整頓具合
このような価値観のズレがたまり、夫婦関係が悪化することも少なくありません。
気持ちに余裕がない
仕事やプライベートで疲れていると、心身ともに余裕がなくなり、パートナーへの気遣いが疎かになることがあります。
- 育児と仕事の両立でパートナーに気遣いができない
- 育児をしてくれている妻への労りが全くない
- 子育てと仕事で二人とも心身ともに余裕がない
日々のストレスが蓄積することで、些細なことでもイライラしやすくなり、パートナーとの衝突が増え、倦怠期を引き起こす要因になりかねません。
倦怠期の夫婦によくある3つのパターン
夫婦の倦怠期は決して珍しいことではありません。倦怠期を迎えた夫婦には、いくつか共通するパターンがあります。
ここでは、倦怠期の夫婦によくあるパターンを3つご紹介します。夫婦関係を振り返り、チェックしてみましょう。
1.会話が少なくなる
倦怠期に入ると、夫婦の会話は明らかに減少します。
長年連れ添ううちに、どうしても会話のネタは尽きがちです。「また同じ話か…」と、話す前から億劫に感じてしまうことも。新婚時代は何時間でも話せたのに、今や1時間以上の会話が「面倒くさい」と感じるようになるのは、倦怠期の典型的な兆候と言えるでしょう。
仕事などで会えない時間もLINEなどで連絡を取り合っていたのが、いつしか数日に1度、しかも事務的な連絡のみになることも。
パートナーへの関心が薄れ、自分を良く見せようという努力も減るため、連絡内容も「OK」だけなど、極めて簡素になりがちです。
2.スキンシップの回数が少なくなる
結婚すると、パートナーに対して異性としてよりも「家族や仲間」としての意識が強くなることがあります。少しずつ触れ合う機会が減っていくのは、多くの夫婦が経験する自然な現象かもしれません。
しかし、スキンシップの減少は、単に夫婦関係が「落ち着いた」という言葉だけでは片付けられない、夫婦の関係性の変化を示す重要なサインとも言えます。
倦怠期を迎えた方の中には、スキンシップ自体に抵抗を感じることがあります。キスやハグはもちろん、ちょっとした触れ合いさえ不快に感じるなんてことも。
3.パートナーへの興味や関心が薄れる
付き合い始めの頃は、「どうしたら振り向いてもらえるか」「どんな人だろうか」と、相手への好奇心でいっぱいだったはずです。
しかし、結婚を機に安心感から、興味や関心が低下することがあります。毎日顔を合わせていると鮮さが薄れ、どうしても新しい発見や刺激が減るものです。ちょっとした変化に気づかなくなったり、相手の話に耳を傾けなくなったりすることもあります。
パートナーからの関心を持たれなくなることで、「どうせ見てもらえない」「話しても分かってもらえない」という気持ちから、関わり合おうとする意欲がなくなることもあります。自己肯定感の低下にもつながり、悪循環に陥ってしまうなんてことも多いようです。
倦怠期の夫婦がやってはいけないこと
倦怠期に悩む多くの既婚者は、夫婦関係を改善したいと思っているはずです。しかし、気持ちとは裏腹な行動をとってしまう既婚者は少なくありません。
ここでは、倦怠期の夫婦がやってしまいがちな行動の中でも、特にやってはいけないことをお伝えします。心当たりがある方は要注意です。
1.感情的に非難する
倦怠期のやってはいけないことの一つ目は、感情的に相手を非難することです。
倦怠期は、夫婦関係が停滞し、感情的な距離を感じやすい時期です。些細なことが大きな亀裂を生む可能性があるため、特に注意が必要です。
- 「あなたは本当にダメな人」
- 「昔からあなたは変わらない」
など、人格を否定する発言や過去の失敗を持ち出すことは、パートナーの自尊心を傷つけます。
また倦怠期に入ると、今まで気にならなかったパートナーの欠点が目に付くことがあります。つい指摘したくなる気持ちも分かりますが、欠点ばかりを指摘し続けるのは逆効果です。
攻撃的な言動は、パートナーの反発や心を閉ざすきっかけになりかねません。さらに、パートナーの欠点ばかりに目を向けることで、自分自身の不満も増幅します。
感情的に非難するのは、夫婦関係を悪化させるだけということを理解しましょう。
2.距離を置く
倦怠期のやってはいけないことの二つ目は、パートナーと距離を置くことです。
倦怠期に入ると、「少し距離を置きたい」と感じる方もいるかもしれません。しかし、安易な距離の置き方は、夫婦関係をさらに悪化させる可能性があります。
特に、以下の行動には注意が必要です。
意図的に素っ気ない態度をとる
仕返しをするような素っ気ない態度は、パートナーを傷つけ、関係を悪化させるだけです。倦怠期は、些細なことでイライラしやすいため、悪循環に陥りやすくなります。
もし、パートナーが素っ気ない態度を取ってきたとしても、冷静に対応し、普段通りに接することが大切です。
無視をする
「相手が悪いんだから…」という気持ちで、無視するのは逆効果です。
パートナーは「見捨てられた」と感じ、不信感や怒りを募らせるおそれがあります。夫婦関係の修復を困難にするだけです。
一方的な別居や長期間の外出
夫婦間の話し合いもなく、一方的に別居したり、長期間の外出をしたりするのは厳禁です。
パートナーは「もう終わりなのか」と不安になり、絶望感を抱く可能性があります。距離を置く必要がある場合は、必ずパートナーと話し合い、期間や方法を決めましょう。
3.過剰な依存や束縛行動
倦怠期のやってはいけないことの三つ目は、過剰な依存や束縛行動です。
倦怠期は、夫婦2人が同時に陥るとは限りません。夫婦のどちらか一方だけが倦怠期の場合、気持ちの温度差がさらなる溝を生み出してしまうことも。
パートナーからの冷たい態度に不安を感じることで、束縛してしまうことがあります。付き合っていたころや結婚当初は、「愛情表現」と捉えられた嫉妬や束縛も、倦怠期にはストレスになるだけです。
特に、パートナーの行動を監視したり、過度に束縛したりすることは、夫婦の信頼関係を損なうことになりかねません。
4.離婚をほのめかす
倦怠期のやってはいけないことの四つ目は、離婚をほのめかすことです。
パートナーに嫉妬してほしい、独占欲を見せてほしいという期待から、安易に離婚をほのめかす方がいます。
しかし、倦怠期はパートナーの気持ちが冷めている可能性が高いです。離婚をほのめかすことで、簡単に受け入れられてしまい、そのまま離婚に至るケースも少なくありません。
5.他の夫婦と比較する
倦怠期のやってはいけないことの五つ目は、他の夫婦と比較することです。
SNSや友人との会話で、幸せそうな他の夫婦の姿を見ると、羨ましく思うこともあるでしょう。
しかし、他の夫婦との比較は、不要なプレッシャーや不満を助長させるだけです。「他の夫婦は○○なのに」という言葉は、厳禁です。パートナーを傷つけ、夫婦間の溝を深めかねません。
夫婦はそれぞれ異なり、進むペースも違って当たり前です。他の夫婦と比較するのではなく、無理をせず自分たち夫婦のペースで進みましょう。
6.浮気する
倦怠期のやってはいけないことの六つ目は、浮気することです。
パートナーに不満を感じやすい倦怠期は、他の異性が魅力的に見えることがあるかもしれません。
しかし、一時的な刺激を求めた行動が、大きな後悔につながることも考えられます。浮気したことがパートナーに知られたら、当然、離婚問題に発展するでしょう。夫婦関係は取り返しのつかないことになりかねません。
たとえ浮気したことがバレなくても、あなた自身が精神的なダメージを受ける可能性があります。後悔や罪悪感に苛まれ、精神的に不安定になってしまうなんてことも。
倦怠期は、夫婦関係が不安定な時期です。パートナーからの信頼を失ってしまえば、夫婦関係の修復は難しくなる一方です。
7.悪口を言う
倦怠期のやってはいけないことの7つ目は、悪口を言うことです。
パートナーの悪口を第三者に言うことは、夫婦間の信頼関係を大きく損なう可能性があります。
たとえ軽い冗談のつもりであっても、パートナーの耳に入れば、いい気持ちはしないでしょう。特に倦怠期は感情が敏感になっているため、裏切り行為ともとらえられる悪口は大きな傷となります。
また、パートナーの悪口を言う行為は、周りからのあなたに対する評価を下げる可能性があることを知っておきましょう。
倦怠期を乗り越えるための効果的な方法
長い結婚生活の中で、倦怠期は避けては通れない道なのかもしれません。倦怠期を乗り越えたからこそ、夫婦の絆が深まるなんてこともあります。
ここでは、倦怠期を乗り越えるための効果的な方法を一緒に確認しましょう。
自分磨きをする
パートナーからの関心が薄れがちな倦怠期は、「どうせ見てもらえない」という気持ちから、つい外見への配慮に欠けてしまうことがあります。
しかし、パートナーに「いつまでも素敵だな」と思わせる努力は、夫婦関係を活性化させるうえで非常に重要です。定期的に運動をしたり、ファッションやメイクに変化を加えたりして、常に魅力的な自分を意識しましょう。
また外見だけでなく、内面を磨くことも大切です。倦怠期は、自分自身の成長に焦点を当てる絶好の機会でもあります。新しい趣味を始めたり、資格取得に挑戦したり、仕事に打ち込んだりすることで、自己肯定感を高めましょう。
自分磨きは、パートナーに新鮮な刺激を与えるだけでなく、あなた自身の魅力を再発見するきっかけにもなります。
夫婦の時間を大切にする
倦怠期は、コミュニケーション不足に陥りやすい時期です。意識的に会話の時間を設け、お互いの気持ちや考えを共有しましょう。
「言わなくても分かってくれるだろう」という思い込みは禁物です。日常的に本音を話し合うことで、誤解やすれ違いは防げます。
また、日常の些細な場面でも、「ありがとう」や「助かったよ」などの感謝の言葉を伝えることも大切です。感謝や思いやりの言葉は、夫婦の絆を再び強める土台となります。
意識的にパートナーと向き合い、会話を楽しみましょう。夫婦の時間を大切にすることで、お互いに思いやる気持ちが生まれるはずですよ。
夫婦で新しいことに挑戦する
倦怠期は、夫婦関係のマンネリ化が大きな原因の1つです。夫婦で新しいことに挑戦することで、新鮮な刺激を取り入れ、マンネリを打破しましょう。
新しいことにチャレンジする過程では、ワクワク感やドキドキ感を共有できます。共通の話題ができることで、コミュニケーションが活発になり、お互いの気持ちも伝えやすくなります。日常生活ではなかなか話す機会がないような、深い話や将来の話をするきっかけになることも。
とはいえ、どんなことに挑戦すればいいのか分からないという方もいるでしょう。ポイントは、夫婦がお互いに楽しめることです。以下を参考に、パートナーと一緒に挑戦してみてはいかがでしょうか?
- 旅行
- まだ行ったことのない場所へ旅行する
- テーマのある旅行をする
- 趣味
- 新しいスポーツや習い事を始める
- 料理やDIYに挑戦する
- ボランティア
- 地域活動に参加する
- ボランティア活動に参加する
- 学習
- 一緒に資格取得を目指す
- オンライン講座を受講する
- イベント
- 地域のイベントやフェスティバルに参加する
夫婦2人で新しいことに挑戦し、より良い夫婦関係を築きましょう。
まとめ
結婚生活における倦怠期は、多くの夫婦が経験する可能性のある自然な過程です。しかし、なにもせず放置すると関係が悪化する可能性もあるため、適切な対処が重要です。
夫婦がお互いに向き合い、努力することで、より強い絆を築くことができるでしょう。
もし、夫婦関係の修復が難しいと感じる場合は、既婚者専用のマッチングアプリを利用するのも1つの選択肢です。
既婚者専用のマッチングアプリは、既婚者同士の新しい出会いはもちろん、既婚者ならではの悩みを相談できる相手とのマッチングも可能です。同じ立場の既婚者同士、お互いの状況を理解しやすく、共感し合える仲間と出会えます。
新しい出会いを探す方や夫婦のお悩みを相談したい方は、ぜひ既婚者専用のマッチングアプリを利用してみてはいかがでしょうか?