
既婚者のデートには、多くの危険が潜んでいます。また、体の関係はなくともデートすること自体が不倫に該当するのではないでしょうか。
本記事では、「パートナー以外の異性とデートの予定がある・したい向け」の記事となります。楽しみに胸を膨らませる前に、しっかりとリスクやマナーを知っておくことが大切です。
そこで本記事では、既婚者がデートする前に見ておくべきポイントを紹介します。
- 「ふたりで会っても大丈夫かな?」
- 「家族にバレないかな?」
こうした不安を抱いている人は、ぜひ最後まで目を通してください。不安を取り除いて、既婚者デートのリスクをグッと減らしましょう。
既婚者がデートするのは大丈夫…?

既婚者でも、気になる人ができたらお近づきになりたいと思ってしまいますよね。しかし、ふたりで会ってもいいのか分からなかったり、不倫にならないかと不安を抱いてしまうでしょう。
パートナー以外の異性とデートをすると
慰謝料が発生する可能性がある
慰謝料が発生する一つの基準として、不貞行為(配偶者以外の者と性的関係(肉体関係)を結ぶこと)があげられます。
デートであれば、肉体関係がないため、問題はないと考える人もいますが、肉体関係がなくても、内容によっては慰謝料が発生するケースがあります。
不貞行為の有無がすべてを決めるわけではないので、既婚者のデートでどこまでならOKというラインもありません。
また、プラトニックな関係に徹しようと思っても、距離が近くなれば肉体関係に発展してしまう恐れがあります。最初は不倫をするつもりがなかったとしても、最終的に相手にハマってしまう可能性もありますよ。
デートするかどうかは個人の自由ですが、既婚者である以上は十分な注意が必要です。
既婚者デートで意識すべき5つのマナー

既婚者のデートには、それはそれは高いリスクがあります。だからこそ、デートをするならお互いに十分すぎるほどの配慮が必要です。
ここで、既婚者がデートする際に意識すべきマナーを5つ解説します。すべて守る必要があるので、しっかり熟読してくださいね。
1.知人がいそうな場所を避ける
行きたいところではなく、身バレリスクを避けることを重視した場所選びが必要です。
既婚者のデートでもっとも避けたいのが身バレ。家族はもちろん、友達や仕事関係者などにも見つかってはなりません。デート場所を決める時は、お互いが知人に遭遇しにくそうな場所を選びましょう。
デート場所選びのポイント
- 人が少ないor人が多すぎる場所
- 生活圏から離れた場所
- ふたりきりになれる場所(ホテルやカラオケなどの密室を除く)
デート場所の選び方で身バレのリスクをグッと下げることはできますが、残念ながら100%安全とはいえません。どこでデートすることになっても、警戒を怠らないようにしましょう。
2.自宅から離れたところで待ち合わせする
待ち合わせ場所について慎重に対応するのもマナーのひとつですよ。
既婚者がデートをする上で、アリバイ工作は必須です。パートナーに怪しまれないように、同性の友達や会社の同僚など、身近な人を登場させる人が多いでしょう。
しかし、アリバイ工作で登場した人とは違う人と会っているのが見つかれば、すぐさま不倫を疑われます。アリバイ工作だと見破られないためにも、待ち合わせの段階から身バレ対策が必要です。
- 人目がある場所で待ち合わせしない
- 自宅から二駅くらい離れた場所で会う
- 現地集合にする
このように、自宅からある程度離れた場所で待ち合わせるのがおすすめです。
3.人目があるところでスキンシップをとらない
恋人気分でデートを楽しみたくても、人前でイチャイチャするのは厳禁です。
デート中は、多少なりとも知人に遭遇する可能性があります。もしも手をつないだりハグしたりといった姿が目撃されれば、言い逃れできなくなりますよ。
- 「恋人のようにラブラブのデートを楽しみたい」
- 「手をつなぐくらいはしたい」
- 「デートなのに一切触れられないのは寂しい」
せっかくのデートなので、スキンシップを取りたくなる気持ちもあるでしょう。しかし、既婚者のデートはリスクが高いので、欲より安全を優先させることが大切です。
どこで誰が見ているか分からない状況では、スキンシップを控えてください。
4.デート中でも家族からの連絡を最優先にする
もしかしたら、デート中に家族から連絡が入ることがあるかもしれません。そんな時は、デートよりも家族を優先した対応を心がけましょう。
不倫や婚外恋愛は、家庭最優先が原則です。デートを満喫している時でも、家族からの連絡を無視するのはNG。連絡に対する反応がないことで、不倫を疑われる可能性も高くなるので、家族を後回しにしても良いことはありませんよ。
また、デート相手が既婚者だった場合は、自分の家族だけでなく相手の家族にも配慮してください。
- 「子どもが急に熱を出したって連絡が入って…」
- 「電話がかかってきたから、出てきてもいい?」
- 「急用で今すぐ帰らないと…」
こうした事態も快く受け入れるのが既婚者デートのマナー。デートより家族を優先させる鉄則を忘れないようにしましょう。
不倫の痕跡を残さない
デートの痕跡でパートナーに不倫がバレるケースは多いです。証拠となるものを残さないように、しっかり後処理しましょう。
デートの後気をつけるべきポイント
- レシート
- 相手が身に着けているもの(ピアス、髪の毛など)
- 香り(香水、家のシャンプーとは違う香り)
- 検索履歴
レシートは、お金を使った場所も内容もすべてバレてしまいます。飲食店のレシートであれば「誰と行ったの?」、装飾品であれば「誰に買ったの?」と咎められるでしょう。
レシートがある場合は、必ず捨てるようにしましょう。
そして、ピアスや髪の毛などの落とし物も不倫バレにつながります。特に女性は細かいところに目が行く傾向にあるので、念入りに確認しておかないとバレますよ。
香りは、本人が気づきにくい不倫の痕跡です。相手がつけていた香水の香りが移っていたり、ホテルのシャンプーのにおいが残っていたり。いつもと違う香りがついていれば、パートナーは簡単に気づくはずなので、デートでは香水を使わないのも重要なマナーです。
既婚者のおすすめデートスポット6選

既婚者のデートは危険が多すぎて、「諦めるしかないのか…」と落胆している人もいるかもしれませんね。
しかし、場所を工夫すればある程度のリスクは減らせます。既婚者におすすめのデートスポットも紹介するので、場所選びに悩んでいる人は参考にしてくださいね。

個室がある飲食店
個室がある飲食店は、ふたりきりで会いやすい点でおすすめです。
- 「大事な仕事の話があったから」
- 「落ち着いて相談にのってあげたくて」
こうした自然な言い訳もできます。怪しまれにくく、さらにふたりきりの時間を楽しめるので、デートスポットに最適ですよ。
ただし、飲食店によっては隣の声が筒抜けなケースもあるので、会話内容から不倫を断定される場合もあります。ふたりきりだからといって油断しないように気をつけましょう。
公園
不特定多数の人が集まる公園も、デートスポットに向いています。
ふたりきりの空間が作れないうえに、人目があってデート向きではなさそうな公園。しかし、人目があるからこそ不貞行為がないと証明できます。
こそこそするのが苦手だったり、嘘をつけなかったりする人は、あえて人目がある方が安心して健全なデートを楽しめるかもしれません。
映画館
暗くて人の顔が特定しにくい映画館は、身バレ対策に最適です。また、上映中はスクリーンに夢中になっている人が多いので、手をつないだり体を寄せあったりしてもバレにくいメリットもあります。
会話はできませんが、何を話そうかと考えるストレスがないので、気楽にデートを楽しめますよ。
テーマパーク
テーマパークは、人が多すぎてむしろバレにくいメリットがあります。
- 「似ている人がいたけど、気のせいかな」
- 「他にも何人かと来ているのだろう」
このように、知人に遭遇したとしても意外に身バレしにくいんです。
また、テーマパークは非日常的な空間でテンションが上がりやすいので、軽いスキンシップであれば自然に楽しめます。
- 「はぐれないように手をつないだだけ」
- 「人にぶつかってハグしているように見えただけ」
こうした自然な言い訳も可能です。
展望台
景色がいい展望台は、落ち着いてデートができるおすすめスポットです。場所によっては人も少ないので、景色を楽しみながら会話できますよ。
さらに、人が少ないからこそ誰かが来ればすぐに反応できます。「気づかない間に知り合いに見られていた」という事態は避けられるでしょう。
車
車内はふたりきりの空間なので、人目を気にせず会える点でおすすめです。どこかに停車して会話したり、ドライブを楽しんだり、液晶モニターで映画を見たりなど、幅広い過ごし方ができます。
車デートは比較的安全ですが、落とし物に注意が必要です。車内にデートの痕跡が残ってしまう恐れがあるので、デート終了後は念入りにチェックしましょう。
既婚者デートにある3つのリスク

不倫関係かどうかに関わらず、既婚者のデートにはリスクがあります。対策を講じるためにも、まずはリスクに関して理解を深めることが大切です。具体的にどういったリスクがあるのか、詳しく解説します。
離婚や慰謝料などのトラブルに発展する
既婚者のデートは不倫とみなされ、離婚や慰謝料といった法的トラブルに発展するリスクがあります。
どんな気持ちでデートしているのか、どれほど親密な仲なのか、実情はふたりにしか分かりません。しかし、事実はどうあれ第三者からは不倫に見えてしまいます。
- 「ただの友達で、ちょっと買い物に付き合ってもらっていただけだよ」
- 「ランチしながら仕事の相談にのってもらっていたんだ」
- 「同じ時間に仕事が終わったから、ご飯を食べに行っただけだよ」
こうした言い訳をしても、一度疑念を持ったパートナーは心の底からあなたを信頼できなくなるかもしれません。
夫婦は、信頼関係があるからこそ長く続くもの。他の異性とのデートで信頼関係が崩れれば、多少なりとも離婚や慰謝料の話が出る可能性があると胸に留めておきましょう。
知人にバレて信用を失う
デートしているところを知人に目撃されることで、信用を失うリスクがあります。
不倫は非道徳的な行いです。どんなに仲が良い友達や同僚でも、人の道を外れたことをしていれば、人間性を疑うでしょう。
友達には縁を切られ、同僚には距離を取られ…そんな未来が待っているかもしれません。
体験談
筆者にも経験があります。一般的な不倫とは少し違いますが、元夫と別居中に親しくなった男性と一緒にいただけで「不倫だ」と騒がれ、多くの友達が離れていきました。再婚時には「もう不倫はしないようにね」と嫌味をいってきた友達もいました。
不倫ではないと弁解しても、全員が信じてくれるとは限りません。場合によっては、筆者のように孤独になることもあると理解しておきましょう。
2人の関係にストップが利かなくなる
デートをきっかけに好きな気持ちが強くなり、不倫の道に足を踏み入れてしまうリスクがあります。
異性とふたりで会うと、どうしても関係は深まるものです。一線を置くつもりでも、自分が意図しない方向に気持ちが進んでしまう場合もあります。
- 友達でいるつもりだったけど、恋愛感情を持ってしまった
- プラトニックな関係では物足りなくなってきた
- ダメと分かっていても、常に相手のことを考えてしまう
気持ちに「待った」をかけられなくなれば、不倫まで秒読みです。感情の変化は予想できない厄介なものだからこそ、既婚者のデートはリスクが高く注意しなければなりません。
まとめ
既婚者のデートには、多くの危険が潜んでいます。しっかり対策を講じておかなければ、取り返しのつかない事態を招くかもしれません。
また、既婚者が安全にデートを楽しむためには、自分だけでなく相手にも協力してもらわなければなりません。既婚者のデートマナーを意識し、トラブルを発生させないように気をつけましょう。