夫婦の会話が無い・少ない原因8選と夫婦間で出来る対処法3選

結婚生活が長くなるにつれ、夫婦の会話が減っていくことがあります。同じ空間にいるのに会話が無い状況に、危機感やストレスを感じている人もいることでしょう。
そこで本記事では、夫婦の会話が無い現状を「どうにかしなければ」と考えている人に向けて、解決策を紹介します。
- 「しばらくパートナーとまともに会話していない」
- 「喧嘩しているわけではないけど、なんだか居心地が悪い」
- 「会話のない私たちを見て、子どもがどう思っているか不安」
そんな人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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夫婦の会話が無くなる8つの原因
夫婦間で会話が無くなる原因には、さまざまなものがあります。原因によって適切な対処法も変わってくるので、まずは「なぜ夫婦で会話をしなくなったのか」を明確にすることが大切です。
ここで、夫婦の会話が無くなる原因を8つ紹介します。当てはまるものがあるかどうかを確認していきましょう。
1.会話する時間が無い
夫婦の会話が無いと悩む人のなかには、パートナーとゆっくり会話できる時間を確保できない人がいます。
例えば、以下のような場合だと会話の時間が取りにくいでしょう。
- 仕事が忙しく、家には寝に帰る程度でゆっくりできない
- 育児が大変で夫婦の時間が取れない
- パートナーと生活スタイルが合わない
かくいう筆者も、夫婦の時間が取れないと悩む既婚者のひとりです。自宅で仕事をしていますが、3児の母で家事と育児も並行してやっているので、夫婦でゆっくり話す時間を確保できていません。夫婦の会話が減ったことから夫とすれ違うこともしばしばあり、円満な夫婦関係を維持する難しさを痛感しています。
夫婦でゆっくり話す時間がほしくても、環境的にどうしても難しいことがありますよね。とくに、働き盛りの若い年代や、育児世帯には当てはまりやすい原因でしょう。
2.パートナーへの関心が薄れた
パートナーに対して無関心になってしまうのも、夫婦間で会話が無くなる原因のひとつです。
会話は、相手への興味によって生じるもの。相手の考えが知りたいからこそ、声をかけて会話が生まれます。しかし、関心がない人に対しては声をかける意味がないので、会話も生まれません。
- 妻が何を考えていようが、自分には関係ない
- 夫のことはATMとしか思っていないから、何を考えているかなんて興味がない
このように、パートナーへの関心がなくなることで、必然的に会話も無くなります。相手への関心なしに、にぎやかな家庭を築くのは難しいでしょう。

3.些細なことでもすぐに夫婦喧嘩になる
衝突することが多い夫婦だと、会話をするだけで疲れるので、次第に言葉を交わすことも減っていきます。
夫婦といっても元は他人なので、ある程度の衝突は仕方がありません。しかし、衝突があまりに高頻度だと、心が滅入ってしまいます。
- 「もう喧嘩をしたくない」
- 「喧嘩になるくらいなら、本音で話さない方がいい」
自己防衛本能が働き、会話を避けたり本音がいえなくなったりし、会話が無い夫婦となってしまいます。

4.「どうせ分かってもらえない」と諦めている
共感が得られないことから、会話を諦めるケースもあります。
結婚した相手に「一番の理解者であってほしい」と望む人は多いでしょう。しかし、残念ながら望んだ関係になれない場合があります。
- 何をいっても否定される
- 価値観のズレを感じる
- 自分の提案が通ったことがほとんどない
パートナーに理解してもらえないことは、強い孤独感にもつながります。
「夫婦なのに、夫婦じゃないみたい」
そんな虚しさを実感してしまうため、もう期待するのはやめようと諦めて会話をやめてしまいます。
5.会話がつまらない
会話をしようと思えばできるものの、つまらないからやる気が起きないという人もいますよ。
会話には相性があります。例えば、会話内容、話すタイミング、声のトーンなどですね。これらの相性がいいと、会話が心地よく感じられるので、積極的にコミュニケーションを取りたくなるでしょう。
しかし、会話の相性が悪いと、前向きにコミュニケーションを取ろうと思えなくなってしまいます。
- 話しにオチがなくて聞くだけ無駄と思ってしまう
- 駆け足でしゃべるから、内容が全然入ってこなくてつまらない
- ウケ狙いな話し方が痛い
- 会話がパターン化していて面白みがない
つまらないと分かっていることに、あえて応じようと思う人はいないでしょう。パートナーとの会話に必要性を感じられなくなり、次第に夫婦の会話が無い状態となってしまいます。

6.自分の時間を優先したい
パートナーとの会話より他のことを優先させた結果、夫婦間の会話が減ることもあります。
例えば、以下のようなことに思い当たるものはないでしょうか。
- スマホを触る時間が長い
- 休日は基本的に外出している
- 仕事や読書などに集中している
- 暇な時間は趣味に費やしている
自分の時間を大切にすればするほど、夫婦の時間は削られていきます。
もちろん、結婚しているからといって、すべての時間を夫婦の時間にあてる必要はありません。しかし、自分時間のウエイトが大きすぎると、夫婦関係が崩壊するおそれがあるのも事実です。あなた、もしくはパートナーが自分を軸に生活しすぎていないか、一度見直してみることが大切ですよ。

7.おしゃべりな性格じゃない
もともと無口なタイプの人は、会話が多いより少ない状況の方が自然なので、夫婦での会話も少なくなります。
もしも、無口なタイプの人がよくしゃべるシーンがあれば、よほどテンションが上がっているか、相手に気を遣って話しているかです。素の状態ではないので、楽しそうに会話しているように見えても、大きなストレスがかかっているでしょう。
しかし、心を許せるパートナーであれば、無口なタイプの人も素でいられます。「頑張って話さなくてもいい」という安心感から、口数は減少。必然的に、夫婦の会話も無くなっていきます。
8.話す必要がないと思っている
夫婦の会話に必要性を感じられないことから、会話が無くなるケースもあります。
例えば、「何もいわなくてもパートナーが考えていることは分かる」というケースです。夫婦の間に強い絆があるからこそ生じる現象ですね。
筆者は以前テレビで、会話が少ない夫婦に対し「何もいわなくても通じ合っている感じがして素敵!」とコメントしている人を見たことがあります。人によっては、「話す必要がない」がポジティブに捉えられることもあるようです。
しかし、会話はコミュニケーションのひとつなので、「話す必要がない=コミュニケーションの必要がない」になってしまいます。話さなくても通じ合っている夫婦は確かに素敵ですが、夫婦関係を崩す原因にもなり得ると理解しておくことが大切です。

夫婦間で会話が無くなることの問題点
会話が無くなってしまった現状を変えるのは、勇気がいりますよね。
しかし、踏み出す勇気を出さなければ、あらゆる問題が生じます。具体的にどんな問題に発展するおそれがあるのか、詳しく解説しますね。
1.夫婦でいる意味が分からなくなる
夫婦の会話が無くなれば、コミュニケーションを取る機会も減ります。もとは特別だった人がただの同居人となってしまうため、夫婦の在り方そのものに疑問やストレスを感じるようになるでしょう。
- なんでこの人と一緒に生活しているのだろう?
- 全然話さないし、一緒にいる意味がないんじゃないかな
- 会話しない人に毎日ご飯を作るのが嫌になってきた
- 「今日はどんなことをしたの?」とか何か会話を振ってよ
コミュニケーション不足から来るストレスは、怒りや不満にもつながります。最終的に、夫婦関係を続けられなくなるほど深い溝を作ってしまう可能性もあるでしょう。喧嘩をするわけではなくても、夫婦の会話が無い状態を放置するのは危険です。
2.すれ違いが生じる
夫婦の会話が無くなれば、相手が考えていることを正確に把握できなくなります。夫婦間ですれ違いが生じ、喧嘩が続いたり信頼関係が崩れたりといった事態につながりますよ。
パートナーは、一生を共にする特別な存在。自分の人生に大きく関わる人だからこそ、相手のことを理解し、自分のことも理解してもらうために向き合っていくことが大切です。
しかし、会話が無ければ向き合うきっかけが作れません。何を考えているか分からない相手と、この先何十年も一緒にいるのは難しいですよね。
小さなすれ違いも、積み重なれば後戻りできないほど大きなすれ違いへと発展してしまいます。夫婦関係を継続していくためにも、夫婦間の会話不足は解決しておく必要がありますよ。
3.子どもに不安を与える
夫婦のコミュニケーションは、夫婦間だけの問題のように思えるかもしれませんが、実は子どもにも大きく影響を与えます。
子どもは親のことをよく見ているものです。親が幸せそうであれば子どもの気持ちは満たされ、親が悲しそうにしていれば子どもは不安を抱きます。「他人は自分を映す鏡」とよくいいますが、子どもの様子はそれが顕著です。
もしも夫婦の会話が無い家庭だと、子どもは仲が悪そうな両親を毎日目にすることになります。たとえ言い争いはしていなくても、2人で笑い合って話していない両親の姿に、大きな不安を抱くでしょう。
愛する我が子の心を守るためにも、夫婦関係は円満であるべきです。
夫婦の会話が無い状況を打破するための対処法3選
夫婦の会話が無い状態を続けるのは危険です。今後いい関係を続けていくためにも、きちんと問題を解決しましょう。
ここから、夫婦の会話が無い状況を打破するための対処法を紹介します。実践できそうなものを試してみてくださいね。
1.夫婦で話し合いをする
夫婦の問題は夫婦で解決しなければなりません。1人でもやもやしていても霧は晴れないので、一度時間を取って夫婦で話し合ってみましょう。
話し合いの際は、夫婦の会話が無い原因をもとに話を進めていくとスムーズです。
具体例
- 夫婦の時間がない→どうすれば時間を確保できるか
- 喧嘩が多い→喧嘩にならないためにはどうすればいいか
- おしゃべりな性格でない→今日の出来事だけでも話そうと提案する
普段は話さない本音トークをすることで、心の距離が縮まります。夫婦の間にできてしまっていた溝を修復するきっかけにもなるので、勇気を出して「話したい」と伝えてみましょう。
2.スマホから距離を置く
頻繁にスマホを触る癖がある人は、少しスマホと距離を置いてみましょう。
スマホには、マンガ、ゲーム、ネットサーフィンなど、娯楽がありすぎます。一度熱中すると、何時間もスマホを触りっぱなしという人も少なくありません。そのまま娯楽に溺れてしまえば、パートナーのことが二の次三の次となってしまいます。
パートナーの優先順位を強制的に上げるためにも、スマホから距離を取ってください。あまりにもスマホ依存が強い場合は、以下のようにルールを決めるのもひとつの手段です。
- 家族と話すときはスマホを置く
- 家に帰ったら、連絡用途以外でスマホを触らない
スマホには換えが効きますが、パートナーの代わりになる人はいません。優先順位が「スマホ>パートナー」になっている人は、早急にスマホから離れて「スマホ<パートナー」に切り替えましょう。
3.同じ既婚者に相談する
「どうしたらいいのか分からない」と身動きが取れずにいる人は、誰かに相談してみましょう。
相談相手は、同じ既婚者がおすすめです。円満な夫婦関係を維持する難しさを肌で実感しているので、相談すれば現実的な回答が期待できます。とくに、異性の既婚者であれば、パートナーの考えに合わせて適切なアドバイスをくれるでしょう。
身近に相談できる既婚者がいない人は、既婚者専用マッチングアプリ「既婚マッチ」を使ってみてください。出会いを求めている既婚者が集まっているので、相談相手を見つけやすいですよ。
まとめ
夫婦の会話が無いのは、決していいことではありません。夫婦で向き合う機会が少ないので、すれ違いが生じて夫婦関係の維持が難しくなります。
現状を変えるためには、夫婦でしっかりと向き合い、会話をする努力が必要です。誰かに背中を押してもらいながらでもいいので、現状を変えられるように、前向きに行動しましょう。