
長い結婚生活の中では、「旦那としたくない」と感じることもあるでしょう。旦那のことが嫌いになったわけではなく、これからも仲良しでいたいのに…と悩む女性は少なくありません。
そこで今回は、旦那としたくない女性に向けて、上手な断り方と解決策を紹介します。自分自身の気持ちを整理し、これからのために何ができるのか一緒に考えてみましょう。
旦那としたくないのはなぜ?

付き合っていたころや結婚当初は、旦那から求められればうれしい気持ちになっていたはず。しかし、今は旦那とのセックスに嫌悪感を抱いてしまうのはなぜなのでしょうか?
「旦那としたくない…」と感じるのには、何かしら理由があります。ここでは、旦那としたくない理由を一緒に確認しましょう。
1.出産後のホルモンバランスの変化
出産後に夫婦関係に変化が生じることは、決して珍しいことではありません。「旦那としたくない」という気持ちを抱く女性は少なくありません。
出産後は、女性ホルモンが大きく変動します。ホルモンバランスの乱れは、感情の起伏を激しくさせ、性欲の低下や旦那に対してマイナスの感情を抱きやすくなることがあります。

2.家事や育児がもたらす負担
家事や育児に追われ、自分の時間が持てないという状況は、精神的な余裕を奪い、性的なことに対して気持ちが向かない要因の1つです。
育児は想像以上に大変で、常に気を張っていなければなりません。ちょっとしたことでイライラしたり、不安になったりすることもあるでしょう。特に、赤ちゃんのお世話は24時間体制です。夜泣きや授乳、おむつ替えなど、睡眠不足や体力消耗が激しい日々が続きます。
「正直、セックスする時間があるなら横になって体を休めたい!」という女性も多いはずです。セックスは体力を使う行為です。
誘うタイミングや雰囲気が合わないことが続けば、もうしたくないという気持ちになるのも仕方がないのかもしれません。
3.加齢による性欲の減少
加齢による性欲の低下は、自然な現象であり、誰にでも起こりうることです。加齢とともに性欲が減退するのは、女性ホルモンの減少や、身体的な変化が主な原因と考えられています。
特に、元々性欲が低かった女性にとっては、加齢による性欲の低下が、旦那としたくないという気持ちを加速させる可能性があります。
4.外見や身だしなみの変化
年齢とともに、旦那が太ってきた、お腹が出てきた、姿勢が悪くなったなど、体型が変化することはよくある話です。若くて魅力的だった頃の旦那と今の旦那の外見にギャップを感じ、魅力を感じられなくなってしまうことがあるでしょう。
また、若い頃はオシャレだったのに、だらしのない服装やいつも同じ服ばかり着ている旦那にがっかりする女性は少なくありません。髪をセットしない、ひげを剃らない、爪を切らないなど、身だしなみに気を遣わない姿は、清潔感がないと感じられ、不快に思う女性もいます。
特に、体臭や口臭が気になるようになると、キスはもちろんハグや同じベッドで眠ることさえ拒否したくなることも。加齢による体臭や口臭は、ある程度は仕方がないことではあります。しかし、最低限のマナーとしての気遣いが感じられなければ、旦那に嫌悪感を抱くのは仕方がないのかもしれません。
5.旦那の浮気
旦那の浮気が発覚した時、多くの女性が「もう旦那としたくない!」と感じることがあります。浮気は、夫婦の信頼関係を根底から揺るがす要因です。
旦那が他の女性と肉体関係を持ったという事実を受け入れられず、嫌悪感や拒絶感を持つ女性は多いでしょう。他の女性と関係を持ったことで、自分自身が汚染されたように感じ、性的接触を拒否する女性もいます。
旦那に性病がうつっているのではないかという不安から、性的接触を避けるケースもあるでしょう。
6.旦那とのセックスに不満がある
実は、旦那とのセックスに不満を持つ妻は少なくありません。不満の原因は様々なことが考えられます。
長年のパートナーとのセックスは、パターン化してしまい、新鮮味が薄れてしまうことも。ただ単に、旦那とのセックスに飽きてしまったという女性は少なくありません。
自分の性欲さえ処理できればいいと考えている旦那もいるようです。さっさと終わらせようと、流れ作業のようなセックスでは、妻が飽きてしまうのも無理はありません。
また、旦那とのセックスで性交痛があり、したくないというケースもあります。性交痛は、様々な原因が考えられます。もし、性交痛がある場合は、一度婦人科を受診し、身体的な問題がないか確認することをおすすめします。
旦那としたくないときの上手な断り方

旦那としたくないけど、旦那のことは傷つけたくない…どうすれば旦那に上手く伝えられるのか悩んでしまいますよね。
ここでは、旦那に「したくない」と伝える際のポイントや円滑なコミュニケーションを取るための方法を一緒に確認しましょう。
具体的な理由を伝える
旦那に「したくない」と伝えるのは、勇気がいることですよね。しかし、正直に気持ちを伝えることは、より良い夫婦関係を築くためにとても大切です。
上手な断り方のポイントは、具体的な理由を伝えることです。「疲れているから」ではなく、「最近、育児が大変で睡眠不足気味なの」など、具体的な理由を伝えることで、旦那も理解しやすくなります。
「今は少しゆっくりしたい」「もう少し落ち着きたい」など、自分の気持ちを言葉で表現しましょう。
セックスを求めてくるということは、旦那はあなたに愛情を求めているということです。断る際は、「誘ってくれてありがとう」という感謝の気持ちを伝えることも大切です。「今は難しいけれど、また一緒に楽しい時間を過ごしたい」など、将来の希望も伝えると、旦那を安心させることができます。
旦那もあなたを大切に思っています。お互いの気持ちを尊重し合いましょう。
体調が悪いことをアピールする
正直な気持ちを伝えるのが難しい場合は、誘われそうな日は、事前に体調が悪いふりをしてアピールするのも有効です。体調を気遣って、無理に誘ってくることはないでしょう。
もし誘われた場合は、「風邪気味だから、うつしたくないな。念のため早めに寝るね。」などと上手に断ります。
旦那を傷つけずにその場をしのぐには有効な手段ではありますが、度々体調が悪いとアピールすると、旦那は心配したり、不信感を抱いたりする可能性があります。あくまでも、その場しのぎの一時的な断り方です。何度も使うことはできません。
冗談っぽく断る
ストレートに「したくない」と伝えることに抵抗がある場合は、冗談っぽく断るのも1つの方法です。
ただし、状況や旦那との関係性に合わせて、適切な言葉を選ぶことが大切です。
たとえば、「も〜、そんなこと言わないでもう寝るぞ!」「今日はだ〜め。」など、甘えながら優しく断りましょう。冗談っぽく言葉をかけている間は、優しく手を握ったり、頭を撫でたりするのもおすすめです。言葉だけでは伝えきれない気持ちを伝えることができます。
子どもと一緒に寝る
小さな子どもがいる場合は、子どもと一緒に寝る方法もあります。「子どもがママと一緒に寝たいって言っているから」と言えば、旦那も誘いづらいはず。添い寝で寝かしつけ、そのまま眠りについてしまいましょう。
もし、子どもがいない場合や子どもが添い寝をするような年齢ではない場合は、ベッドに入る時間をずらすのも有効です。「まだやることがあるから、先に寝ていいよ。」などと伝え、寝るタイミングをずらすことで、誘われる回数は減るはずです。
別のことを提案する
妻にセックスを断られたことで、深く傷ついてしまう男性は少なくありません。セックスを断りながらも、旦那との関係性を良好に保つためには、セックスに代わる別のことを提案しましょう。
ただし、旦那が喜びそうな提案でなければなりません。たとえば、
- 「今日は疲れてるから、ぎゅーして寝ようね。」
- 「一緒にゆっくりお風呂に入って、リラックスしよう。」
など、旦那の共感が得られるような提案をしましょう。ハグやキスなど、軽いスキンシップを取り入れることで、愛情を伝えることができます。
「したくない」ではなく、「今はダメ」や「また今度ね」など、肯定的な言葉を使うことで、旦那も受け入れやすくなります。さらに「来週の金曜日の夜はどう?」など、具体的な日にちを提案し、期待を持たせるのもおすすめです。
手や口でしてあげる
したくないけど、旦那を満足させてあげたいという場合は、手や口でしてあげる方法もあります。
あなたを誘ってきた旦那の気持ちを考慮し、性的な欲求を満たしてあげましょう。男性にとって性欲を我慢するのは、大きなストレスになります。旦那からは言い出しにくいことでもあるため、あなたから提案すればきっとうれしいはずです。
ただし、無理する必要はありません。旦那としたくないと感じている場合、性器に触れること自体が無理という方も多いでしょう。軽いキスやハグなどで愛情を伝えるのも有効な手段です。
夫婦関係を良好に保ちながら旦那としない方法

夫婦にとって、セックスは愛情表現の1つです。旦那とはしたくないけれど、このまま一方的に断り続けていたら、夫婦関係を良好に保つのは難しそう…。どうすればいいのか悩んでしまいますよね。
ここでは、夫婦関係を良好に保ちながら旦那としない方法を紹介します。
正直に気持ちを伝えて話し合う
旦那としたくないのには理由があるはずです。言いにくいこともあるかもしれませんが、正直に「なぜしたくないのか」を伝えましょう。
旦那は、あなたに愛情を求めています。まずは、あなたも旦那と同様に「愛している」ということを伝えることが大切です。
セックスの価値観は、人それぞれ異なり、たとえ長年連れ添った夫婦であっても異なります。したくない理由を旦那に理解させるのは、難しいケースもあるかもしれません。
しかし、愛していることが伝われば、歩み寄れることがあるはずです。2人でしっかり話し合い、お互いの妥協点を見つけましょう。お互いに我慢や無理をしない関係になることが、夫婦円満の秘訣です。
具体的な行動で愛情表現をする
「好きだよ」「愛している」という言葉だけでなく、具体的な行動で愛情表現することは、夫婦関係を良好に保つ上で非常に大切です。
スキンシップはもちろん、常に笑顔で接したり、優しい眼差しで見つめたり、言葉を使わなくても愛情が伝わるコミュニケーションを心がけましょう。忙しくても、週末には旦那と2人でゆっくり過ごす機会を設け、会話を楽しみましょう。
また、日常の些細なことでも、旦那がしてくれたことに感謝の気持ちを持ち、言葉で伝えることも大切です。夫婦が互いに愛し愛されていると感じることができます。
夫婦が一緒に過ごす時間を大切にする
夫婦が2人で一緒に過ごす時間は、良好な関係を築く上で非常に重要な要素です。同じ趣味を持ち一緒に楽しんだり、なにか目標を決めて一緒に取り組んでみたりするのもおすすめです。
夫婦が協力し合って同じことに取り組むことで、夫婦関係がより強固になります。仕事の都合などで夫婦の生活リズムが異なる場合は、朝ごはんは一緒に食べるなど、できることから取り組みます。少しでも長く、一緒に過ごす時間を増やせるよう工夫しましょう。
デートや旅行をする際は、どちらか一方だけが計画を立てるのではなく、2人で一緒に計画すると、より楽しい時間を過ごすことができますよ。
旦那としたくない気持ちの対処法
旦那からの誘いを断わるのがつらい…という女性は少なくありません。旦那としたくないという気持ちに、罪悪感を感じ1人で悩んでいませんか?
ここでは、旦那としたくない気持ちの対処法を紹介します。より良い夫婦関係を築くための参考にしてください。
結婚当初を振り返る
今の夫婦関係を見つめ直す上で、結婚当初を振り返るのも有効な手段です。結婚当初と現在を比較することで、変化した部分や変わらない部分に気づき、今後の関係性を考えるきっかけになります。
結婚当初はどのように問題を乗り越えてきたか思い出してみましょう。今までの経験から問題解決のヒントを得られるかもしれません。
結婚式の写真やアルバムを見返し、当時の状況や気持ちを思い出してみましょう。日記や手紙を書いていた場合は、当時の想いが綴られているかもしれません。自分でも忘れていた気持ちを思い出すことも…。
結婚当初のドキドキ感や幸せな気持ちを思い出すことで、また違った目線で旦那を見ることができるかもしれません。2人でゆっくりと時間を取り、結婚当初の話を語り合ってみるのもおすすめです。
1人の時間を作る
忙しい毎日を送っていると、ストレスが溜まりイライラすることも多くなりがちです。精神的な余裕がなければ、セックスどころではありません。
自分の時間を持つことは、自分自身と向き合い、心身のリフレッシュを図るためにも重要な時間です。
旦那に家事や育児を分担してもらい、自分1人の時間を確保しましょう。溜まったストレスを発散することで、精神的な余裕が生まれ、イライラが軽減されます。リフレッシュした状態でパートナーと接することで、より穏やかな関係を築けるはずです。
既婚者専用のマッチングアプリで相談する
旦那としたくないと1人で悩んでいても、前には進めません。とはいえ、夫婦の夜の営みに関することは、どんなに親しい友人でも相談しにくいですよね。
そんな方におすすめなのが、既婚者専用のマッチングアプリです。マッチングアプリというと、男女の出会いの場をイメージする方は多いかもしれません。
しかし、既婚者専用マッチングアプリの利用目的は、男女の出会いの場だけではありません。既婚者ならではの悩みを相談できる相手とのマッチングも可能です。既婚者同士という同じ立場だからこそ、お互いの状況を理解しやすいのが特徴です。きっと、共感し合える仲間と出会えるでしょう。
悩みを聞いてもらうだけでも、モヤモヤした気持ちが晴れることもあります。悩みは1人で抱え込まずに、既婚者専用のマッチングアプリに頼ってみてはいかがでしょうか?
まとめ
長い結婚生活の中では、「旦那としたくない…」と感じることもあるはずです。したくないという気持ちを旦那に理解してもらうには、様々な工夫が必要です。
とはいえ、あなただけががんばる必要はありません。夫婦関係を良好に保つためには、お互いに我慢や無理をしないことが大切です。夫婦がお互いを理解し合い、尊重することで、より良い夫婦関係を築いていきましょう。
もし、旦那としたくない気持ちを誰にも打ち明けられずに悩んでいるなら、既婚者専用のマッチングアプリで相談することをおすすめします。話を聞いてもらうだけでも、きっと心が軽くなるはずですよ。