
パートナー以外の人と手を繋ぐ既婚者に対し、「なぜ?」と気になっている人もいるでしょう。手を繋ぐのは、何も恋仲に限定した行為ではありませんが、急に手を握られると誰だって意識してしまいますよね。
そこで本記事では、既婚者がパートナー以外の人と手を繋ぐ心理を解説します。その後の対処法も解説するので、手を握られて困惑中の人も参考にしてくださいね。
既婚者がパートナー以外と手を繋ぐ心理

既婚者は、多くが異性との接触を避けようとします。「不倫を疑われたくない」「変に好意を持たれては困る」といった心理が働くからでしょう。
そんな異性関係に一線を置くべき既婚者が突然手を握ってくれば、「なぜ?」と思いますよね。一体どういった心理なのか、既婚者の心の内を覗いてみましょう。
不倫したいと思っている
既婚者が手を繋いでくるのは、自分の好意を伝えて不倫に発展させたいと思っている可能性があります。
良好な不倫関係を築くためには、一般的な恋愛と同じように慎重に距離を縮めていくことが大切です。手っ取り早くワンナイトを狙う方法もありますが、相手に「体だけ」とネガティブな印象を与えてしまう恐れがあり、得策ではありません。
その点、手を繋ぐという行為は男女のスキンシップの中で比較的ライトな部類。2人を特別な関係にする第一歩として効果的です。
- 「いい関係を築きたい」
- 「好きだから大切にしたい」
そんな気持ちを含んでいるからこそ、不倫の入り口としてワンナイトではなく手を繋ぐことを選んでいます。
好意の有無を確認したい
手を繋ぐことで、相手がどんなリアクションをするかを確認し、そこから今後の作戦を練ろうとしている場合もあります。
不倫も恋愛と同じで、ある程度かけひきが必要です。いきなり既婚者側が好意を押し付けても、うまくいかないでしょう。
そこで効果的なのが、軽いスキンシップで相手の反応を見ることです。
- 手を握っても振りほどこうとしない
- 照れた様子が見られる
- 握り返してくれる
まんざらでもないリアクションであれば、多少なりとも好意があると判断できるため、既婚者側もアプローチしやすくなります。このように、今後の方向性を決めるための判断材料として、実験的に手を繋いでいるのです。
刺激を求めている
手を繋いでくる既婚者の中には、刺激を求めている人もいます。
ハグやキスに比べて、手を繋ぐのは性的意味合いが弱いです。それでも、相手の肌に直接触れる行為なので、初めての相手だと至極緊張しますよね。特に、好意を抱いている相手であれば、心臓が飛び出そうなくらいドキッとするでしょう。
- 手から伝わる相手の体温
- 汗ばんでいるところから分かる緊張感
- 大きく包容力を持った男性らしさ
- 女性らしいやわらかさ
このドキドキ感が楽しめるのも、手を繋ぐメリットです。慣れ親しんでいる間柄では得られない刺激なので、ほとんど触れ合ったことがない人と手を繋ぎ、初々しいときめきを楽しもうとしています。
庇護欲がある
恋愛感情ではなく、庇護欲による行為である可能性もあります。
庇護欲とは、相手に対して「大切にしたい」「守りたい」と思った時に出てくる感情です。子どもやペットに対する気持ちをイメージしてもらうと分かりやすいでしょうか。
他人でも、親しみを持って接せられる相手に対しては庇護欲が出てくることがあります。
- 「人が多いからはぐれないように」と手を繋いできた
- 手を繋いできた当の本人に照れた様子が一切ない
こういった場合、既婚者の心理には「守ってあげなければ」という気持ちが強くあります。恋愛感情も含まれるかもしれませんが、どちらかというと庇護欲の方が優位にあるかもしれません。
甘えている
手を繋ぐことで、甘えたい気持ちを満たしている場合もありますよ。
誰かに甘えたい気分の時は、人肌が恋しくなりますよね。しかし、既婚者という立場では、パートナー以外の人に身を寄せたり抱き着いたりすることはできません。その点、手を繋ぐ程度であれば人目を避けながら実行できます。
- 家庭に居場所がなくて寂しい
- セックスレスで全然パートナーと触れ合えていなくて、人肌恋しい
- 仕事で疲れているから癒しがほしい
甘えの内容は人それぞれですが、既婚者であれば仕事や家庭の問題が絡んでいる可能性があります。一種のSOSサインともいえるでしょう。
深い意味はない
実は、意味もなく手を繋いでくる人もいます。
「手を繋ぐ」という行為自体は、親子や友達同士など様々な関係の人とやることで、必ずしも男女間に限定したものではありません。ハードルが低い行為なので、相手が異性でも深刻に考えずにやるケースもあります。
- 酔ったノリでなんとなく
- 挨拶くらいの気持ちで
後日、既婚者側は手を握ったことすら覚えていないかもしれません。それくらいなんでもない行為だと思っている人もいるのです。
握り方別-既婚者の好意レベル

手を繋ぐと一口にいっても、どのような握り方かで既婚者の好意レベルが分かります。あくまで参考程度ですが、「相手は自分のことをどう思っているの?」と気になっている方は、チェックしてみてください。
ソフトタッチな握り方
指先だけで軽く触れるように握ることで、あなたの反応を見ようとしています。
「拒否されたらどうしよう」という不安も抱いているので、自分の好意をぶつけるようにギュッと強くは握れません。
まずは軽く触れ、相手が嫌そうにしていなければもう少し…と様子を見ながら手を握っています。
ギュッと力強い握り方
力強く握ってくる場合は、獲物を狩る勢いであなたに好意をぶつけています。本気度が高く、「離したくない」という気持ちが伝わってきますね。
その後、ぐいぐいアプローチされる可能性があるので、受け入れるか拒否するか、気持ちを固めておく必要がありそうです。
指を絡める握り方
いわゆる恋人繋ぎは、親密度の高い握り方です。
恋人気分を味わいたいという意思が伝わり、不倫願望も垣間見えます。甘いスキンシップに流されそうになるかもしれませんが、相手は既婚者なので冷静に対処しましょう。
なでるような握り方
下心を丸出しにした握り方です。
おじさんが若い女の子の手を握った時にやるようなイメージですね。ワンナイトを狙っている可能性が高いので、注意しましょう。
既婚者が手を繋いできた時の対処法

既婚者に手を握られると、どうすればいいのか迷いますよね。唐突な出来事に困惑し、冷静に考えられない人も多いことでしょう。
そんな時は、大まかに「不倫OK」か「不倫NG」かを考えてみましょう。
それぞれのパターンに合わせて、適切な対処法をお伝えします。あらかじめパターンを決めておけば、いざという時でも素早く対処できますよ。
不倫OKの場合
不倫を受け入れる場合は、相手の好意に対して好意を返せばOKです。
ただし、手を繋いできたからといって、必ずしも相手があなたのことを恋愛対象として見ているとは限りません。もしも、既婚者側が意味もなく手を繋いだだけだった場合、あなたの方から好意を向けられても困惑するでしょう。
手を繋いできた真意が分からない以上、好意の返し方にも配慮が必要です。「お互いに合意の上で手を繋いでいる=付き合う」と勘違いしないように気をつけてください。
では、こちらも好意的に見る場合はどう対処すれば良いのでしょうか。具体的な方法は以下の2つです。
- そのまま握り返す
- より親密な繋ぎ方で返す
上記の握り方を意識すれば、既婚者側の恋愛感情の有無を問わずポジティブなリアクションができます。各対処法を少し詳しく見ていきましょう。
そのまま握り返す
既婚者が手を繋いできたら、それを素直に受け入れて握り返してあげてください。それだけで、言葉がなくてもポジティブな感情が伝わりますよ。
手を繋いできた既婚者は、あなたの手を通じて感情を読み取ろうとします。
- 嫌なら振りほどく
- 両思いなら握り返す
- 困惑しているならそのまま
特に、直接あなたの顔を見られない状況下であれば、手の動きに敏感になるでしょう。
ギュッと握り返せば、少なくとも「手を繋いできたことに不快感はない」と伝わります。既婚者側に恋愛感情があった場合は、「不倫OK」とも捉えるでしょう。
より親密な繋ぎ方で返す
既婚者側が手を繋いできた理由が分からなくても、しっかり好意を伝えたいのであれば、親密な繋ぎ方をするのが効果的です。
例えば、恋人繋ぎ。指と指を絡めて繋ぐので、相手と触れ合う面積が増えてドキドキ感も加速します。性的な目で見ていることも伝わり、不倫関係への発展もスムーズになるでしょう。
不倫NGの場合
不倫をするつもりがない場合、2人の関係が親密になるのを避けなければなりません。長々と手を繋いでしまったり、より親密な繋ぎ方に変わったりすると、ますます断りづらくなってしまいますよ。
- すぐに手を振りほどく
- そっと手をはがす
これらの方法で、できるだけ早く既婚者の手から逃れましょう。あなたが逃げの姿勢を見せることで、既婚者側も諦めやすくなるはずです。
ただし、やり方を間違えれば2人の関係が悪化する可能性があります。「不倫はできないけど、気まずい関係にもなりたくない」という場合は、各対処法のポイントをしっかり押さえておいてくださいね。
すぐに手を振りほどく
手を振りほどく動作が早ければ早いほど、拒否したい気持ちが伝わります。既婚者側も期待を持てなくなるので、その後のアプローチも防ぎやすくなりますよ。
手を振りほどく際は、表情にも気をつけてくださいね。手を繋いだ既婚者は、自分の行動に対して相手がどのようにリアクションするかをうかがっています。手を振りほどくと共に不快な表情を浮かべているのが分かると、深く傷つくでしょう。
手を繋ぐにも勇気が必要だったはずです。その勇気を不快な表情で返してしまえば、修復できない関係になるかもしれません。
不倫に対する拒絶は、手を振りほどく動作だけで十分伝わります。それ以上の追い打ちをかけないように、表情はできるだけ穏やかでいることを意識しましょう。
そっと手をはがす
相手の手をそっと優しくはがすのは、とても丁寧な拒否の仕方です。
やり方は、まず空いている手を相手の手に重ね、ゆっくり引きはがします。そして、手持無沙汰になった相手の手を、本来あるべき相手の膝に戻してあげるだけです。
この対処法は、若かりし頃にキャバ嬢をやっていた筆者が実際にやっていた接客テクニックのひとつです。「やめてください」と強く拒否すると、相手はプライドを傷つけられて逆上します。しかし、何事もなかったかのように優しく手をはがしてあげると、意外にすんなり拒否を受け入れてくれるのです。
拒否の中にも思いやりがあれば、相手を守りつつ自分も守れます。その後、2人の関係が悪化するのも防ぎやすくなるので、おすすめですよ。
手を繋ぐのは不倫になる?
- 「手を繋ぐだけで不倫になる?」
- 「人に見られたらまずい?」
手を握られてドキドキする一方で、不倫の可能性にヒヤヒヤしている人もいるかもしれませんが、手を繋ぐだけでは不倫といえません。
一般的に、不倫と断定されるのは不貞行為があってからです。手を繋ぐ行為は、性的な関係にある男女だけでなく、親子、友達など様々な関係で行われるもの。既婚者と手を繋いだだけで、慰謝料が発生するようなことはありません。
しかし、男女が手を繋いでいる姿から、親密さがうかがえるのは事実です。既婚者がパートナー以外の人と手を繋いでいるのを見れば、多くの人が不倫を疑うでしょう。手を繋ぐこと自体は不倫にならなくても、余計なトラブルを招く原因になりかねないので、気軽にやるべきではありません。
さらに、手を繋いだことをきっかけに本当に不倫に発展するケースもありますよ。ハグやキスといったスキンシップに進展し、最終的に体の関係を持ってしまうこともあり得ます。手を繋いだことが性的関係に進むことを誘発するため、不倫を恐れるならやらない方が身のためです。
まとめ
既婚者が手を繋ぐ心理はひとつではありません。不倫を望んでいる場合もあれば、意味もなくやっている場合もあるので、手を握られただけで恋愛につなげるのは少々無理があります。既婚者が手を繋ぐ心理を理解し、どういう理由から手を繋いできたのかを分析してみましょう。
もうひとつ大切なのが、自分の意思表示をしっかりすることです。手を握られたことに戸惑ってフリーズしていると、不倫OKと勘違いされてしまうかもしれません。握られた手を介しても意思表示はできるので、相手を勘違いさせないように気をつけてくださいね。