
街コンは、全国各地で開催されています。異性との出会いを求めている既婚者にとって、興味深いイベントのひとつでしょう。
しかし、街コンは基本的に独身者向けに開催されているもの。既婚者が参加してもいいのか、参加したとしてリスクはないかなどが気になりますよね。
そこで本記事では、既婚者の街コン参加について解説します。誤った行動で大きなトラブルに発展するケースもあるので、街コンに興味がある既婚者はしっかりと確認しておきましょう。
既婚者の街コン参加は基本的にNG!
街コンは、男女の出会いを目的に街ぐるみで開催しているイベントです。婚活のひとつとして利用されることが多いので、基本的に既婚者は参加できません。
もし既婚者の街コン参加がバレた場合、罰則が科せられることもあります。
街コンによっては罰金がある場合がある
罰金の相場は15~30万円程度。過去に罰則を受けた人の中には、既婚者であることを偽って街コンに複数回参加し、合計500万円を超える罰金を支払う羽目になった人もいました。
街コンの参加条件は、利用規約や契約書に記載されています。既婚者NGの旨が記載されていないか、十分な確認が必要です。
「街コン=婚活」のイメージが強い傾向にありますが、決して男女の出会いだけが目的ではありません。イベントの中には、趣味友達を探したり、飲み会としてその場を楽しむだけだったりといったイベントもあります。
「街コン=既婚者NG」と一概には言えないことも念頭に置いておきましょう。
既婚者OKの街コンもある
男女の出会いを目的とした街コンで、既婚者OKのものもあります。参加条件に「既婚者OK」「既婚者限定」などと記載されているものがあれば、安心して参加してください。
念のため、利用規約や契約書もチェックし、本当に既婚者が参加してもいいかを確認しておきましょう。
既婚者が街コンに参加するメリット
既婚者の出会い方として、街コンは人気です。近年は既婚者限定の街コンも登場しており、ニーズの高さがうかがえます。
では、なぜ街コンが人気なのでしょうか?具体的なメリットを紹介します。
悩みに対して共感してもらえる
既婚者OKの街コンであれば、既婚者として同じ悩みを持つ共感者と出会えます。悩みを相談できて心がすっきりするので、ストレス発散になると人気です。
既婚者の悩みは、既婚者でなければ共感できないことが多々あります。誰かに相談したくても、状況的にできない人も少なくありません。
- 地元じゃないから、友達がいない
- 友達がみんな独身だから、話せる相手がいない
- パートナーとも仲が良いから、相談しにくい
誰にも悩みを打ち明けられず、ため込んだままでいるのは辛いものです。
そんな心を救ってくれるのが、既婚者OKの街コン。既婚者同士なので共感が得やすく、「誰にも理解してもらえない」という孤独感を抱くこともありません。悩みに対し、的確なアドバイスをもらえることもあるでしょう。
現状をよりよくできる点で、既婚者にとって街コンは魅力的なイベントです。
人脈を広げられる
街コンには、様々なタイプの人が集まります。「人脈を作りたい」「友達がほしい」という人にとって、非常に魅力的な出会いの場となるでしょう。
パートナーがいる既婚者は、出会いの場が限られます。独身時代のように、出会いを求めていろんなところに飛び込めないので、人脈も広げにくいものです。
- 専業主婦でほとんど家から出ないから、出会いは一切ない
- 職場は長年務めてきたベテランばかりで、新しい人が来ることなんてめったにない
出会いのきっかけがないので、新しい出会いも楽しめません。
しかし、街コンには出会いを求める既婚者が多く集まります。年齢、性別、職業がバラバラで、様々な価値観に触れられるので、「友達100人」も夢ではないでしょう。
楽しい時間を過ごせる
街コンは、食事やお酒を楽しみながら多くの人と交流を楽しめます。飲み会のような楽しさがあるので、娯楽の一環として人気ですよ。
既婚者は、仕事以外では家族と過ごす時間が多いです。衣食住を共にしているので当然ですが、何をするにも一緒なので「たまには家族以外の人と遊びたい」という欲求が顔を出してくることがあります。
街コンでは、年齢、性別、職業が異なる人と出会うことが可能です。新鮮で刺激的なひと時となるので、定期的に参加したくなる人もいるようですよ。
既婚者が街コンに参加するデメリット
既婚者にとって、多くの出会いが見込める街コンは魅力的なイベントです。しかし、魅力が多い反面デメリットもあります。気をつけなければ、大きなトラブルを招く恐れもあるので、ここで十分に確認しておきましょう。
身バレする可能性が高い
街コンは、参加者が顔を合わせるぶん身バレのリスクが高いです。
- 主催しているイベント会社に妻の友達がいて、身分証を呈示したときにバレた
- 参加者の中に知人がいた
- イベント会場に入っていくところを知人に見られた
- 街コンに協力しているお店の中に知人のお店があった
街コン会場への出入り、受付、イベント中など、要所要所で身バレのリスクがあります。
参加者に知人がいるかどうかだけでなく、運営側や協賛店などあらゆる目を警戒しなければなりません。特に、生活圏内で行われている街コンであれば、知人との遭遇率もグッと上がります。
パートナーの合意がない限り、生活圏内の街コンに参加するのは危険です。どうしても参加したい場合は、他県のイベントが比較的安心でしょう。
開催地にバラつきがある
街コンは全国各地で開催されていますが、開催頻度は地域によって様々です。参加したくても、街コン自体がない可能性もあります。
街コンが盛んに開催されているのは、主に都市部です。出会いを求めている人が多く、イベント情報を発信すればすぐに人が集まります。そのため、都市部の街コンは毎週末のように開催されていますよ。
しかし、地方は街コンを開催しても人が集まりにくいことから、頻繁には開催されません。地方在住の人は、街コンが開催されている場所まで足を伸ばさなければならないので、参加までのハードルが高く感じられるでしょう。
お金がかかる
街コンへの参加には費用がかかり、金額も決して安くありません。パートナーが家計を管理していたり、お小遣い制だったりする場合は、参加するのが難しいでしょう。
下記は、街コン参加費用の相場です。
男性 | 10,000~15,000円 |
女性 | 500~1,000円 |
男性の費用相場は10,000円以上。8,000~9,000円程度で済むイベントもありますが、どちらにしても安くはありませんよね。
一方、女性は1,000円程度で済むことが多いです。中には、女性無料の街コンもあります。女性の負担はさほど大きくないので、お金の面でデメリットに感じることはほとんどないはずです。
しかし、街コンに参加するために美容院に行ったり新しい服を買ったりする場合、準備のお金がかかります。
お金がかかる内容は男性と女性で異なりますが、間違いなく言えるのは街コンにはお金がかかるという事実があることです。家庭を持つ既婚者にとって、気軽には参加しづらいイベントでしょう。
ヤリモクや勧誘目的の人もいる
街コンの目的は「出会い」であり、何に関する出会いかは人によって様々です。中には、ヤリモクやビジネス・宗教勧誘などを目的としている人もいます。純粋な出会いを求めている人にとっては、極力出会いたくない人ですよね。
- 街コンで出会った人とホテルに行ったけど、次の日には連絡が取れなくなった…
- その場のノリでおすすめされたものを買っちゃったけど、よく考えたらいらないな…
- 街コンで仲良くなってから、定期的に自宅に宗教の話をしに来るようになって困る…
ヤリモクや勧誘目的といった悪質な参加者は、営業トークで巧みに距離を縮めてきます。素敵な出会いを求めに行ったにもかかわらず、行ったことを後悔する結果となるのは嫌ですよね。
残念ながら、ヤリモクや勧誘目的の人を100%排除するのは難しいでしょう。一般人を装っているので、運営側も把握しきれません。
悪質な参加者に騙されないためには、あなた自身が騙されないように気を引き締めておくことが大切です。
具体的な対処法について
- 話すときに距離が近い人は、ヤリモクの可能性を視野に入れて接する
- 少しでも宗教の話が出てきたら「ごめんね、興味ないんだ」とはっきり断って話を聞かない
- うまい儲け話に前のめりにならず「へぇ~」と相槌だけで終わらせる
わざわざ街コンに参加して、悪い出会いに引っかからないように気をつけましょう。
たくさん出会えるとは限らない
街ぐるみの大規模イベントといえど、出会いの数が多いとは限りません。
- 参加者は多かったけど、緊張して全然話せなかった
- 4人グループで話す感じだったから、連絡先も4人分しかゲットできていない
- ゲーム型イベントで楽しかったけど、遊んだだけで次につながる出会いはなかった
このように、大人数のイベントに参加したとしても不作で終わるケースがあります。参加人数が多いから出会いも多いだろうと考えていた人にとっては、何とも残念な展開ですね。
出会いの数は、参加人数に比例するとは限りません。次につなげられるかどうかは自分次第なので、出会いを掴みに行く心構えが必要です。
街コンに参加する前にチェックすべき3つの項目
街コンのイベント情報は、ネット上で多く公開されています。参加意欲が強い人の中には、すでにいろんなイベント情報をチェックしている人もいることでしょう。
それでも、申し込みは少し待ってください。本当に自分に合った街コンかどうかを判断するために、ここから紹介する3つの項目を確認していきましょう。
1.自分に合ったスタイルのイベントか
街コンと一口にいっても、イベントスタイルは様々です。自分に合ったスタイルでないと、思うように出会いを見つけられなかったり、居心地が悪くて楽しめなかったりする可能性があります。主な街コンスタイル4種類を紹介するので、以下を参考に自分に合ったスタイルのイベントを探してみてください。
街コンイベント:着席型
席に座り、落ち着いて話せるスタイルのイベントです。
男女混合のグループで会話し、ある程度時間が経ったら席替えをします。確実に異性と話せるので、自分から声をかけるのが苦手なタイプの人におすすめです。
街コンイベント:立食型
立食パーティーのように自由なスタイルです。
気になる人に自分から声をかけに行けるので、「こんな人と出会いたい」という目的が明確な人におすすめします。
街コンイベント:体験型イベント
体験型は、ゲームやスポーツなどの体験を通して他の参加者とコミュニケーションがとれるスタイルです。
自然に距離を縮められるので、人と話すのが苦手なタイプの人でも参加しやすいでしょう。
街コンイベント:おひとり様限定イベント
1人参加を希望している人限定で受け付けているスタイルです。
友達を誘って参加OKのタイプだと、顔見知り同士で集まってしまい声をかけづらくなります。しかし、参加者全員がおひとり様だと分かれば、グループができにくく入っていきやすいですよ。
参加条件を満たしているか
街コンには、それぞれ参加条件があります。
既婚者が参加するなら、「既婚者OK」は必須です。その他にも年齢、職業、ルックスのタイプなど、様々な条件を設定しているイベントがあるので、自分に参加資格があるかどうかを確認しておきましょう。
目的に合っているか
共通の目的を持つ既婚者が集まっていれば、スムーズに出会いを見つけられます。まずは自分がなぜ出会いを探しているのかを明確にし、目的に合ったイベントを探してみましょう。
例えば、既婚者OKの街コンには以下のような目的のイベントがあります。
- 共通の話題で友達を作りたい人募集中
- お酒好きさん大集合
- 高年収男性と出会いたい方におすすめ
目的が合っていないと、せっかく参加しても楽しめないでしょう。充実した時間を過ごすためにも、イベントの目的と自分の目的をきちんとマッチングさせておきたいですね。
街コン以外で既婚者が出会いを探すなら
「マッチングアプリ」がおすすめ
街コンで既婚者が出会いを探すのは可能です。しかし、身バレのリスクが高かったり、開催地にバラつきがあったりなど、デメリットも多々あります。興味はあったとしても、参加できない人もいるでしょう。
そんな人には、マッチングアプリを使った出会いがおすすめです。近年は既婚者限定のマッチングアプリもあるので、気軽に既婚者と出会えます。身バレを懸念する既婚者のために、便利な機能を搭載したアプリも多いので、ぜひ利用してみてください。
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まとめ
婚活を目的とした街コンに既婚者が参加するのは、原則禁止です。しかし、近年は既婚者OKの街コンも増えてきているので、罰則を恐れず出会いを探すこともできますよ。
既婚者の街コン参加にはメリットとデメリットの両方があるので、十分に理解した上で街コンへの参加を検討してくださいね。