リスクをともなう既婚者との恋愛は、始めるにもハードルが高く、両想いになってからも何かと悩みがつきないものです。
相手のことを本気で好きになればなるほど、「さよならしたほうがいいのでは…」と悩む女性は少なくありません。
しかし、大好きだからこそ、別れを選択するのはつらく、難しいものです。なかなか決心がつかずに時間ばかりが経過してしまい、苦しい気持ちを抱えたまま関係を続けている女性もいます。
そこで今回は、大好きな既婚者だからこそ「さよなら」した方がいいのかについて解説します。既婚者ときれいに別れる方法と別れた後の心のケアについても紹介するので、ぜひご一読ください。
大好きだからこそ「さよなら」する理由8選
大好きな既婚者の相手と「さよなら」の別れを告げる理由は1つとは限らず、さまざまな思いが交錯して別れを選択するケースがほとんどです。
ここでは、大好きだからこそ「さよなら」を選ぶ理由について一緒に確認しましょう。
1.周囲にバレた時のリスクの大きさ
既婚者と別れる理由の1つ目は、「周囲にバレた時のリスクの大きさ」があります。
既婚者と付き合っているという事実が周囲に発覚すれば、必ずといっていいほどトラブルが起こります。状況次第では、相手が離婚に至ることも。また、相手が同じ会社なら、望まない異動や降格もあり得ます。最悪の場合、職を失うことも考えられるでしょう。
既婚者と付き合うということは、慰謝料などの金銭面だけでなく、あなたの人生を大きく変える可能性も潜んでいるということを覚悟する必要があります。
たとえ心から大好きな人であっても、自分の人生をかけてまでは付き合えないと思うなら、「さよなら」を選ぶべきなのかもしれませんね。
2.さみしさに耐えられなくなった
既婚者と別れる理由の2つ目は、「さみしさに耐えられなくなった」があります。
妻や子どもがいる既婚男性、既婚女性との恋愛は、我慢を強いられるシーンの連続です。2人がどんなに深く愛し合っていても、相手には家庭があるのが現実です。
独身同士の恋愛とは異なり、会いたいときにいつでも会えるわけではありません。誕生日やクリスマス、記念日など特別な日に一緒に過ごせずさみしい思いをすることも…。もちろん、デートの場所や時間にも制限があり、思い通りにならないことも多いものです。
特に、つらいことがあったときにそばにいてもらえない場合、孤独感を感じやすいでしょう。さみしい気持ちが少しずつ積み重なり、限界を迎えたときに別れを選ぶ人は多いようです。
3.ストレスから解放されたい
既婚者と別れる理由の3つ目は、「ストレスから解放されたい」があります。
既婚者との恋愛では、会いたいときに会えないのはもちろん、常に周囲にバレないように細心の注意を払う必要があります。
付き合い始めのころは、両想いになれたことで気持ちが上がっているため負担に感じることはないかもしれません。しかし、時間の経過とともにストレスになってしまうことも多いようです。
そんなストレスから解放されたくて、既婚者と「さよなら」する決断をする人は少なくありません。
4.パートナーへの嫉妬心
既婚者と別れる理由の4つ目は、「パートナーへの嫉妬心」があります。
既婚者と一緒に過ごす時間の中、ふとしたきっかけで既婚者のパートナーや子どもの存在を感じることがあります。そんな時、既婚者の家庭に対して、嫉妬心を抱く人は少なくありません。
相手が既婚者である以上、イベントや公式の場で優先するのは当然、パートナーです。すべての予定や都合は、家庭が優先され、あなたは二の次にされるのが当たり前です。
どんなに大好きでも、日の当たらない存在で在り続けるのはつらいものです。パートナーへの嫉妬心が積もり積もって不満となり、別れを選択する気持ちも分からなくありません。
5.大好きな人の負担になりたくない
既婚者とさよならする理由の5つ目は、「大好きな人の負担になりたくない」があります。
既婚者である相手が、不倫相手であるあなたとの時間を確保するには、パートナーに嘘をつかなければなりません。一緒にいたい気持ちを優先してしまい、つい相手に無理させてしまうこともあるでしょう。
自分のわがままな言動が相手に負担をかけているということに気づいた時、別れを切り出した方がいいのでは…と考える人も多いようです。
大好きな相手だからこそ、負担をかけたくないと思うのは自然なことなのかもしれませんね。
6.パートナーへの罪悪感
既婚者とさよならする理由の6つ目は、「パートナーへの罪悪感」があります。
道徳的にも倫理的にも、既婚者と付き合うことは、既婚者のパートナーを傷つける恐れがある行為となります。いけないことと分かっていながら付き合い続けるのは、想像以上に精神的ダメージが大きいものです。
既婚者のパートナーへ罪悪感を感じてしまうような人は、どんなに相手のことが大好きでも、関係を続けるのは難しく、別れを告げる人も少なくありません。
7.嫌な思い出になる前に別れる
既婚者とさよならする理由の7つ目は、「嫌な思い出になる前に別れる」があります。
大好きな相手だからこそ、お互いに幸せなうちに別れておきたいと考える女性もいます。万が一、既婚者のパートナーや周囲に関係がバレるようなことになれば、周りを巻き込んだ大きなトラブルに発展しかねません。
また、「パートナーとは離婚する」という言葉を信じて待っていても、いつまでも煮え切らない態度をとられていれば、いい加減嫌になってしまう人も多いでしょう。相手のことを嫌いになって別れるよりも、大好きなまま終わらせたいと考える女性も少なくありません。
不倫にありがちな最悪な結末を想像し、嫌な思い出にしたくないと思うなら、大好きでも幸せなうちに「さよなら」を選ぶのは正解かもしれませんね。
8.結婚して幸せになりたい
既婚者とさよならする理由の8つ目は、「結婚して幸せになりたい」があります。
たとえ既婚者であっても、大好きな人と一緒にいられるだけで幸せと感じる人はいます。しかし、既婚者との恋愛は、将来を期待するのは難しいケースがほとんどです。
将来、結婚がしたいと考えている女性なら、将来のない不倫の関係を続けていくことに不安を感じるはずです。周りの友人たちが次々に結婚していくようなことがあると、ふと我に返り、既婚者との関係を終わらせようと考えるのも自然なことかもしれません。
大好きな既婚者ときれいに「さよなら」する方法
理由はどうであれ、大好きだからこそ別れを決めたなら、後腐れなくきれいに別れたいですよね。既婚者との別れ方は主に以下の3つです。
- 直接会って話をする:おすすめ
- メールや電話で別れを伝える
- 自然消滅させる
ここでは、それぞれの別れ方で、きれいに「さよなら」するためのポイントを一緒に確認しましょう。自分にとって、最善の別れ方を見つけてください。
直接会って話をする
きれいに別れたいと願うなら、やっぱり直接会って話をするのがおすすめです。
顔を合わせて話すことで、相手の表情や反応が分かりやすく、あなたの気持ちも相手に伝わりやすいでしょう。スッキリとした気持ちで、次の恋愛にも前向きになれるはずです。
一方、対面で話をしていないと、しこりやわだかまりが残ってしまうこともあります。モヤモヤした気持ちですっきりできず、なかなか気持ちを切り替えられないなんてことも…。
注意点
相手が別れを拒否したり、別れ話しをうやむやにしようとしてきたりする場合は注意が必要です。直接会って話をする場合は、相手に流されないよう気持ちをしっかり持つことが大切です。
きっぱり別れたいなら、「大好きだから別れたい」ということは言ってはいけません。相手にしてみたら、「大好きなら別れなくてもいいのでは?」となるはずです。引き止められたり、話がこじれたりする原因になりかねません。
メールや電話で別れを伝える
別れると心に強く決めていても、大好きな相手の顔を見たら気持ちが揺らいでしまいそう…という女性もいるでしょう。直接会って別れ話をするのはハードルが高いという方は、メールや電話、LINEなどを利用するのも1つの方法です。
特に、口が上手いタイプの相手だと、直接会って話をすると、いいようにあしらわれて丸め込まれてしまう可能性もあります。相手を納得させる自信がない場合は、直接会って話をするよりも、メールや電話で別れを伝えた方がスムーズなケースもあります。
メールや電話で別れ話しをするのは、一方的で自分勝手と思われがちですが、二人の関係性によってはベストな別れ方と言えるでしょう。
自然消滅させる
どうしても「さよなら」を切り出せないという方は、自然消滅させる方法もあります。
突然、ぱったりと連絡を絶ってしまうと、要らぬ心配をかけ、思いがけないトラブルになる可能性があります。少しずつ会う回数や連絡する回数を減らしながら、自然に関係を消滅させましょう。
既婚者と未練少なく別れるためには?
まずは、あなたから連絡しないことからスタートです。
相手から連絡がきた際は、ある程度時間をおいてから返信する、デートに誘われた場合は、適当な理由をつけて断りましょう。自分の気持ちが離れていることを、少しずつアピールします。
連絡できないように、スマホの連絡先を削除するのも1つの方法です。決心が緩まないよう、スマホの写真など相手との思い出は思い切って削除しましょう。連絡先や写真が残っていると、さみしさに負けてつい連絡したくなるだけですよ。
好きな相手と「さよなら」した後の心のケア
大好きな既婚者との関係に自ら終わりを告げるのは、本当につらく悲しい経験です。「さよなら」した後は、言葉にできないほどの喪失感を感じることもあるでしょう。
しかし、既婚者との別れはあなたにとって新しい人生をスタートさせるきっかけでもあります。ここでは、大好きな既婚者とのつらい別れを乗り越えるためのヒントをお伝えします。
つらい気持ちに正直になる
別れたばかりのころは、大好きな人を失った喪失感で精神的につらい日々が続くかもしれません。考えないように努力しても、どうしてもつらい気持ちがこみあげてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、自分の感情を抑え込まず素直に向き合うことが大切です。1人きりになって、涙が枯れるまで思いっきり泣いてみるのもいいでしょう。また、話を聞いてくれる親しい人がいるなら、つらい気持ちを打ち明けて聞いてもうことで楽になれます。
もし、周りに話せる人がいないなら、マッチングアプリを活用するのも1つの方法です。同じ悩みを持つ人と出会うことができ、話を聞いてもらったりアドバイスをもらったりできますよ。
心の奥底にあるつらい気持ちをすべて吐き出すことで、新たなスタートを切るきっかけになるはずです。
自分を認める
大好きな既婚者との別れは、つらく悲しい経験です。人は深く傷つかなければ分からないことも多く、つらい経験こそが成長につながります。つらい別れは、恋愛はもちろん、人間関係や人生そのものについても深く考えるきっかけになったのではないでしょうか?
既婚者を好きになった自分を責めるのではなく、大好きな既婚者との別れによって成長した自分を認めてあげましょう。
自分の時間を充実させる
別れた後は、今まで2人で会っていた時間がなくなるため、必然的に1人の時間が増えます。1人でいると、つい大好きだった既婚者のことを思い出してさみしさがこみあげてしまうこともあるでしょう。
特に別れた直後は、なるべく1人の時間をつくらないように意識することが重要です。何か夢中になれる趣味を見つけたり、仕事に打ち込んだりして、余計なことを考える時間を作らないことをおすすめします。
おいしいものを食べたり、好きな音楽を聴いたりなどリラックスできる楽しい時間を過ごし、自分の時間を充実させましょう。
新しい出会いを見つける
別れたばかりで、すぐに気持ちが切り替えられないという方もいるでしょう。しかし、別れてつらい気持ちを吹っ切るには、新しい出会いがもっとも効果的です。
友人の紹介や職場、マッチングアプリなど、新しい出会いはたくさんあります。新しい恋の第一歩を踏み出すことで、つらい気持ちもきっと薄れていくはずですよ!
まとめ
大好きな既婚者と「さよなら」する理由は1つとは限りません。
大好きな相手のことを想ってこそ別れを選択することもあれば、自分自身のために別れを決心することもあります。さまざまな思いが交錯して、別れを選択するケースがほとんどです。
既婚者との別れを決心したなら、後腐れなくきれいに別れるためにも慎重に行動しましょう。そして、なによりも別れたあとの心のケアが大切です。自分を大切にして、本当に幸せになれる恋愛を見つけてください。