
彼氏彼女の関係と違い、夫婦関係は簡単に解消できるものではありません。
なんとか関係を修復したいところですが、ぎくしゃくしてしまった今、どうすればいいのか困っている人もいることでしょう。
そこで本記事では、夫婦関係を修復する効果的な方法を紹介します。
笑い合っていた頃の2人に戻れるかどうかはあなた次第。本記事を参考に、パートナーとの関係を修復していきましょう。
正しくやれば夫婦関係の修復は可能!
一度は神様に愛を誓い合った2人。きちんと向き合えば、夫婦関係は修復できます。ただし、タイミングや修復方法が非常に重要です。
関係がぎくしゃくしている夫婦の中には、以下のような状況の人もいます。
- 仲直りしたいけど、どう声をかけたらいいのか分からない
- 今のままじゃいけないのは分かっているけど、私の方から折れたくない
- どうしても怒りが収まらなくて…今は冷静に話せない
「もう終わりかも」というような状況でも、パートナーは心の奥底で「なんとかしたい」と思っている可能性があります。しかし、気持ちが整っていない、自分からは折れたくないといった心理が邪魔をし、夫婦関係の修復を困難にしているのです。
正しいタイミングや方法をとれば、夫婦関係は元に戻せます。諦めずに、パートナーと向き合ってみてくださいね。
状況によっては修復不可な場合も…
夫婦関係は修復可能とお伝えしましたが、100%可能なわけではありません。残念ながら、以下のような場合であれば修復は難しいでしょう。
- パートナーが強く拒絶している
- 別居期間が長く夫婦関係が破綻している
- DVやモラハラなど夫婦関係の継続が困難な状況にある
- 浮気や不倫を繰り返している
- 話し合いのたびに激しく口論してしまう
修復不可能な段階まできていれば、どんなに時間をかけて話し合っても進展は期待できません。弁護士やカウンセラーといった専門家を頼ったり、離婚を検討したりなど、別の道を考える必要があります。
夫婦関係を修復したい!効果的な7つの方法
夫婦関係を修復したい人は、以下の方法を試してみてください。
- 関係を修復したい気持ちを伝える
- 可能な範囲で同じ行動をとる
- その日の出来事について聞いてみる
- 意識的に「ありがとう」を発する
- パートナーを褒める
- 問題の原因について話し合う
- 別居してみる
各方法について詳しく紹介します。状況的に難しいものもあるかもしれないので、無理にすべてを実行する必要はありません。できるものからチャレンジしていきましょう。
関係を修復したい気持ちを伝える
夫婦関係の修復は、片方が歩み寄るだけではできません。2人で一緒に現状を変えていかなければならないので、修復したい気持ちを伝えてみましょう。
まずあなたが素直な姿勢を見せることで、相手も心を開いてくれるはずです。2人が同じ目的を持つことで、夫婦関係を修復しやすくなるでしょう。
可能な範囲で同じ行動をとる
一緒にいる機会を増やすことで、夫婦の絆が深まります。絆がもろくなっている今だからこそ、積極的に行動を共にしましょう。
- 2人でご飯を作る
- 同じ布団で寝る
- 一緒に買い物に行く
ぎくしゃくしている現状で、一緒に過ごすのは難しく感じるかもしれません。そこで勇気を出して歩み寄ることで、2人の間の溝も徐々に埋まっていきますよ。
いきなりあれもこれもと一緒にやらなくても大丈夫。1日1つを目標に頑張ってみてください。
その日の出来事について聞いてみる
話しかけることで、歩み寄るきっかけができます。パートナーとコミュニケーションをとるために、ぜひその日1日の出来事について話してみてください。
口数が減っている夫婦に必要なのは「きっかけ」です。夫婦関係がぎくしゃくしているときは、お互いに何を話したらいいのか分からない状態に陥っています。何か話したくても、きっかけがつかめず口をつぐむケースも多いのです。
あなたがきっかけを作ることで、夫婦の間に会話が生まれます。次第に口もなめらかになり、他愛もない話ができるようになることでしょう。
毎日会話ネタを探すのは大変ですが、1日の出来事を聞くのは毎日できます。夫婦関係を修復する第一歩として「今日はどうだった?」と声をかけてみましょう。
意識的に「ありがとう」を発する
感謝されて嫌な人はいないでしょう。照れくさいかもしれませんが、意識的に「ありがとう」と伝えることでパートナーの心が開きやすくなりますよ。
夫婦関係が悪くなる原因には、パートナーからの感謝不足があります。
- 「女が家事をして当たり前」という考えで、全然感謝してもらえない
- 家族のために頑張って働いているのに、感謝の気持ちが見えない
パートナーの優しさや努力が当たり前となり、夫婦間ですれ違いが生じてしまいます。しかし、パートナーがやってくれることは決して当たり前ではありません。当然のことのように見るのではなく、何かしてもらったら「ありがとう」と伝えることが大切です。
パートナーを褒める
承認欲求を満たすことは、相手の凍り付いた心を溶かしてあげることにつながります。些細な事でもいいので、パートナーを褒めてあげましょう。
- もう40代なのに、スタイルいいよね
- 毎日おいしいご飯が食べられて幸せだな
- 仕事に一生懸命なところ、本当に尊敬するよ
夫婦仲が悪いときにパートナーを褒めるのは、気恥ずかしさもあって少し難易度が高いかもしれません。しかし、褒められたことでパートナーの気持ちも良い方向に変化する可能性があるので、ぜひ試してみてくださいね。
ただし、何でも褒めるのはNGです。わざとらしさが出て、本心で言っているように感じられなくなります。不信感につながってしまうので、言いすぎには気をつけてくださいね。
問題の原因について話し合う
問題が解決しないと、夫婦関係を根本から修復できません。タイミングを見て、夫婦で話し合ってみましょう。
話し合う場合は、「落ち着いて話せる環境を整えること」と、「時間をしっかりと確保すること」が大切です。筆者も夫婦喧嘩をして夫と話し合いをするときは、話の腰を折られないように子どもたちを義実家に預けたり、話し合い中だけタブレットを見せたりしていますよ。
パートナーと向き合うことで、相手の気持ちを間違いなく理解できます。もしかしたら、すれ違いの原因が何らかの勘違いで、誤解を解くだけですんなり解決することもあるかもしれません。
面と向かって話すのは勇気がいることですが、今後のためにも勇気を出して話し合いましょう。
別居してみる
気持ちを整理するためには、冷却期間が必要な場合もあります。
- どうしたらいいのか分からなくて毎日が辛い
- お互いに感情的になって話し合いにならない
このように、夫婦関係の修復が難しいと感じている人は、一度別居してみましょう。離れてみることで、お互いの大切さを実感できたり、気持ちを整えられたりします。
ただし、別居期間が長くなると夫婦関係の修復が手遅れになる可能性があるので、長期的にならないように気をつけてくださいね。
修復中にやってはならないNG行動3つ
夫婦関係を修復しようと一生懸命になりすぎて、無意識にNG行動に出てしまう人もいます。冷静さを欠いた結果、もう戻れない2人になってしまう可能性も…。
夫婦関係を良い方向に進めるためにも、これから紹介するNG行動には十分に注意してください。
パートナーを責める
夫婦関係を修復するためには、自分の意見を通すだけでなく、パートナーの意見を尊重することも大切です。パートナーがどのような意見を持っていたとしても、否定してはなりません。
もし、「あなたが悪い」とパートナーを責めてしまうと、2人の間の壁が分厚くなってしまいますよ。
- 結局、何を話しても聞いてもらえない
- 人のせいにしてばかりで反省する気がない
- 自分を正当化したいだけ
「何をしても無駄」と判断したパートナーは、夫婦関係の修復ではなく離婚への道に進もうとするでしょう。
夫婦関係がこじれた原因について話し合うとき、内容によってはパートナーを責めたくなることがあるかもしれません。しかし、責めてばかりでは話が前に進みません。否定する言葉を出さないように、落ち着いて話すことを意識しましょう。
威圧的な話し方・態度をとる
話し合いの場では、お互いが本音を話せるような空気感を作ることも重要です。パートナーに反論を許さないような威圧的な話し方・態度は慎みましょう。
- 感情的になると早口になる
- 相手に間違いなく伝わってほしいがために声が大きくなる
- 話し合いでは言葉が乱暴になりがち
こうした自覚がある人は要注意です。
話し合いで威圧感を出してしまうと、パートナーは「もう無理」「話し合いにならない」と諦めてしまいます。
夫婦関係を修復したい気持ちから一生懸命になるのは悪いことではありませんが、パートナーが壁を厚くしたら元も子もありません。
話し合いは慎重になるべきことなので、子どもに話しかけるくらいの優しい気持ちで臨みましょう。
結果を急ぐ
もろくなっている夫婦関係を立て直すには、時間が必要な場合もあります。「ごめんね」の一言で終わりにできるケースばかりではないので、結果を急がないようにしましょう。
ぎくしゃくしたまま毎日顔を合わせるのは、精神的に辛いものです。
- 早く仲直りしたい
- 笑顔で話せるようになりたい
- 機嫌をうかがいながら声をかけるのはもう嫌だ
早く元の夫婦に戻りたいと願うあまり、結果を急いでしまう人もいることでしょう。
しかし、問題の解決と気持ちの切り替えは同じではありません。夫婦間の亀裂が大きければ大きいほど、修復にも時間がかかります。
2人とも離婚ではなく修復の道を選んだ以上、早く笑顔を向け合える関係に戻りたいと思っている気持ちは一緒です。あまり急がず、気持ちの整理に時間がかかることも踏まえてパートナーと向き合いましょう。
困ったときは他の既婚者に相談するのもおすすめ!
夫婦関係の修復は2人の問題です。周囲に相談できず、1人で辛い思いを抱えている人もいることでしょう。
- 口もきいてくれないパートナーと、どう夫婦関係を修復すればいいのか分からない
- 修復方法をいろいろと考えてみたけれど、本当にこれで大丈夫か不安…
こうした悩みで苦しんでいる人は、同じ既婚者に相談してみるのがおすすめです。
既婚者専用マッチングアプリ「既婚マッチ」には、出会いを求めている既婚者がたくさんいます。
- 過去に夫婦関係の修復に成功した人
- 同性としてパートナーの気持ちが分かる人
- 同じような悩みを持っている人
このように、あなたが求める人と出会える可能性があります。相談相手が欲しい人は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
夫婦関係の修復には、以下のような方法があります。
- 関係を修復したい気持ちを伝える
- 可能な範囲で同じ行動をとる
- その日の出来事について聞いてみる
- 意識的に「ありがとう」を発する
- パートナーを褒める
- 問題の原因について話し合う
- 別居してみる
焦らず、慎重に行動するのが成功のコツです。夫婦関係の悪さがどの程度かによって適切な修復方法が異なるので、しっかりと現状を見極めてから実行してくださいね。
夫婦は、神様に愛を誓い合った特別な関係です。すでに手遅れなケースもありますが、心を開いて真摯に向き合えば、相手が応えてくれる可能性もあります。また夫婦として手を取り合っていけるように、頑張ってくださいね。