2025.01.07

オープンマリッジの実態について体験者の成功例・失敗例も紹介

#オープンマリッジ #体験談

kikon-admin

パートナーが承知の上で他の異性と関係を持つ「オープンマリッジ」。夫婦の新しい形として注目されているのですが、実際にオープンマリッジの夫婦がいるのかどうか、気になっている人もいることでしょう。

本記事では、オープンマリッジの実態について解説します。体験者の成功例・失敗例も紹介するので、これからオープンマリッジを検討している人の参考になりますよ。

オープンマリッジについて理解を深めて、新たな関係性を楽しんでいきましょう。

オープンマリッジの実態について
オープンマリッジの体験談
- オープンマリッジ成功例
- オープンマリッジ失敗例
オープンマリッジのメリット・デメリット
- オープンマリッジのメリット
- オープンマリッジのデメリット
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まとめ

オープンマリッジの実態について

オープンマリッジとは、アメリカの社会学者が提唱した「夫婦が合意の上で行う婚外恋愛」のことです。一夫多妻制を認めず、結婚後にパートナー以外の人と恋愛することを良しとしない日本では、まったく新しい価値観と言えるでしょう。

一体どれくらいの既婚者がオープンマリッジを知っているのか、既婚者1,000人を対象にしたアンケートがあります。結果、約9割の既婚者が「オープンマリッジ」という言葉自体を知りませんでした。さらに、オープンマリッジの経験人数は1,000人中42人。

日本でオープンマリッジをスタートさせている夫婦は少数派で、まだまだ一般化していない実態が浮き彫りになりました。

オープンマリッジは、多くの人に受け入れられる考え方ではありません。

「いびつな関係が気持ち悪い」
「理解できない」
「パートナー以外と関係を持つなら離婚すればいいのに」

ネット上では、こうしたネガティブな意見も多く飛び交っています。たとえパートナーが合意の上でも、「不倫と同じ」「夫婦でいる意味がない」と考えてしまうようですね。

しかし、夫婦の新たな形として注目されているのも確かです。オープンマリッジをテーマとした映画や漫画もあり、興味関心を抱いている人も増えてきています。

オープンマリッジの体験談

パートナーが合意した上で婚外恋愛をするというのは、今までの日本では考えられない夫婦の形です。一体どんな生活に変わるのか、気になっている人もいることでしょう。

そこで、オープンマリッジの成功例と失敗例を調査してみました。

オープンマリッジ成功例

オープンマリッジの成功例は、スタートのきっかけが「パートナーへの不満」ではなく「良好な夫婦仲の維持」の傾向にあります。そのため、オープンマリッジをしてから以前より夫婦仲がよくなったというケースが多いですよ。

【彼の奥さんとも仲良しです／40代女性】

子どもがいない彼とオープンマリッジをしています。

彼は奥さんと仲良しで、お互いを大好きでい続けるためにオープンマリッジを希望していました。私もその気持ちに大賛成だったので、彼とラブラブなのはもちろん、彼の奥さんとも仲良くなれましたよ。

2人にとって、私は引き立て役のような存在です。そこに寂しさはないし、私は私で恋愛を楽しめているので、何の問題もありません。はたから見ればいびつな関係かもしれませんが、素敵な夫婦に出会えて満足しています。

【お互いにハッピーならOK／30代女性】

夫に提案され、オープンマリッジを始めました。

私たち夫婦はお互いを大切にしている仲良し夫婦ですが、唯一「性への価値観」が合いませんでした。頻繁にセックスしたい私と、あまりしたくない夫。この問題だけがどうしても解決できず、なんとなくもやもやした日々を送っていました。

私たちのもやもやを解決してくれたのは、オープンマリッジです。最初は戸惑いましたが、私は夫のことを信頼していますし、別の人と関係を持ったところで私を捨てるような不誠実な人ではないと信じているので、自然と夫からの提案を受け入れられました。

私は彼氏を作って性欲を満たし、夫は落ち着いて付き合える彼女を作って癒しを得る。それぞれに合った過ごし方をすることで、今もストレスのない生活ができています。

オープンマリッジ失敗例

オープンマリッジの失敗例は、パートナーへの不満からスタートしているケースに多く見られました。

パートナーが自分以外の異性と親しくしていると、嫉妬心が生まれます。最初は合意していても、感情がうまくコントロールできず夫婦仲の悪化や離婚につながることに。

逃げ道としてオープンマリッジを利用するのはリスクが高そうですね。

【オープンマリッジで離婚に…／30代女性】

オープンマリッジをした結果、彼は奥さんと離婚してしまいました。

もともと、彼は「奥さんの要求が重い、つらい」という理由で私とオープンマリッジを始めました。パートナーへの不満がきっかけで始まった関係だったせいか、彼の気持ちが奥さんではなく私に傾き、奥さんは大激怒。私はオープンマリッジの解消を提案したのですが、彼が「別れたくない」といい、最終的に彼と奥さんは離婚することとなりました。

パートナーへの不満がきっかけのオープンマリッジは怖いですね…。

【余計に夫婦仲が悪化／40代男性】

妻との仲が悪くなり、毎日がつらくなったことからオープンマリッジを始めました。

夫婦仲が悪いにもかかわらず、妻は離婚に合意せず、とにかくつらい毎日。不倫も考えたのですが、自分が不利になるだけなので勇気が出ませんでした。

そんなときに知ったのがオープンマリッジです。「離婚がダメなら、せめて婚外恋愛に合意してくれ」という申し出に、意外にも妻はすんなりOKしました。

いざ彼女ができてルンルンの私を見て、なぜか妻の機嫌は悪化。合意であったはずの婚外恋愛も「やめて」といわれました。夫婦仲が悪化しているにもかかわらず、癒しもなくしてしまうなんて…もう一度離婚話をすべきか検討中です。

オープンマリッジのメリット・デメリット

オープンマリッジにはメリットとデメリットがあるので、成功する人もいれば失敗する人もいます。

どちらに転ぶかはその人次第。だからこそ、オープンマリッジを始める前にメリットとデメリットを深く理解しておくことが大切です。

ここで、オープンマリッジの良い面と悪い面を順番に確認していきましょう。

オープンマリッジのメリット

夫婦の信頼関係が深まる
他の異性と関係を持つことには、パートナーへの愛情の欠落や妊娠など、多くのリスクがあります。そうしたリスクを踏まえて「夫（妻）なら大丈夫」と信じて婚外恋愛に合意するので、必然的に夫婦間の信頼関係も深まりますよ。
性的満足度が向上する
恋人がいることで、いろんなプレイを楽しめたり、したいタイミングでセックスできたりなど、性的欲求を満たしやすくなります。夫婦間の性トラブルの軽減も期待できることでしょう。
個人の成長につながる
様々な価値観に触れられるので、自分自身の視野も広がります。自己成長につながり、人生をより豊かに感じられるようになりますよ。

オープンマリッジは、自分とパートナーに自由な生き方を与えてくれます。

「結婚しているから」「パートナーがいるから」…そういった束縛にとらわれない生き方なので、リスクを考慮しつつも受け止められるだけのメンタルが必要です。だからこそ、夫婦間の信頼関係が強まったり自己成長できたりなど、内面的な強さを得られます。

オープンマリッジのデメリット

夫婦関係が悪化する
婚外パートナーができることで、嫉妬心が芽生えたり不安を抱いたりなど、ネガティブな感情が生じやすいです。複雑な心境がケンカを招き、夫婦関係を悪化させる恐れがあります。
感情コントロールがストレスになる
オープンマリッジを長続きさせるためには、家庭を最優先にする、パートナーを束縛しないといったルールを守らなければなりません。ルールを遵守する上で感情のコントロールが必須なので、人によっては大きなストレスを感じてしまいます。
周囲から非難を浴びる
オープンマリッジの実態として、否定的なイメージを持つ人が多いです。公になれば、周囲からバッシングされる可能性が高く、精神的ダメージを負う恐れもあります。
妊娠・性感染症のリスクを負う
肉体関係ありの関係には、妊娠したり性感染症になったりといったリスクがあります。特に、妊娠は重大な問題で、オープンマリッジの継続は困難となるでしょう。
法的トラブルに巻き込まれる可能性がある
オープンマリッジは、法的に認められた関係ではありません。万が一トラブルに巻き込まれても保護してくれる法がないので、解決が困難です。