- 産後から妻がいつもイライラしている
- 子どもを産んでから妻が変わってしまった‥どう接したらいいかわからない
- 笑うことが少なくなり、冷たい態度が増えた
今回は、このようなお悩みを解決していきます。
産後に奥さんが変わってしまったと思う旦那さんは多いです。奥さんが冷たくなった理由を知らないと、夫婦ですれ違いが起こり、夫婦仲が悪化してしまいます。
最悪の場合、夫婦仲が悪くなり、別居などの可能性があります。
当記事を読めば、奥さんが産後に笑わない・冷たくなった理由を理解することができ、もう一度、仲良し夫婦に戻るきっかけにつながります。
結論から言うと、奥さんは妊娠によるホルモンバランスの乱れと育児、家事での疲れから、イライラして旦那さんに対して冷たい態度をとっている可能性が高いです。
旦那さんが積極的に行動して、奥さんが休める環境を作ってあげれば、もう一度、仲良し夫婦に戻れます。まずはじめに、産後の妻が冷たくなる原因について詳しく解説していきます。
産後に妻が笑わない・冷たく変わる原因
産後の奥さんが冷たくなる理由は下記の3つの場合が多いです。
- ホルモンバランスの乱れ
- 出産・育児・家事による疲労
- 子どもが産まれても変わらない夫へのストレス
産後の奥さんが抱えている、疲労やストレスは旦那さんが思っている以上に大きいです。冷たくなる原因を知って、奥さんをサポートしていきましょう。
それでは、さらに詳しく解説していきます。
1.ホルモンバランスの乱れ
産後に妻が冷たく変わる原因の一つが、ホルモンバランスの乱れによる影響です。
妊娠・出産を通じて、女性のホルモンバランスは劇的に変化します。特に出産後は、女性ホルモンの濃度が急激に減少するとされ、自律神経も乱れなど下記のような以下のような状態になりやすいとされます。
- 気分の落ち込み
- イライラ
- 肌荒れ
- めまい
- 疲労感
- 頭痛
産後は、このような体調が優れない状態の中、育児や家事に大忙しとなります。そのため、夫にたして優しくできる余裕もなく、冷たいと変わったと感じやすいとされています。
2.出産・育児・家事による疲労
産後に妻が変わったと感じる原因の2つ目は「出産・育児・家事による疲労」です。
産後の奥さんは、出産という身体に負担がかかる大イベントがあったにも関わらず、休む時間が全くありません。出産をすると、すぐに育児がスタートします。新生児は、3時間ごとに授乳が必要になり、睡眠不足にもなります。
疲労困憊のなか、育児や家事をしているため、旦那へ優しくする余裕もなく、冷たい態度になっている可能性が高いです。
3.子どもが産まれても変わらない夫へのストレス
産後に妻が変わったと感じる原因の3つ目は「子どもが産まれても変わらない夫へのストレス」です。
奥さんは子どもが産まれると、自分の自由な時間もなく全てが子ども中心の生活になります。一方、旦那さんが育児もせず、自分の自由な時間を謳歌している場合、奥さんは強いストレスを感じます。
奥さんにストレスを感じさせないためにも、育児、家事を任せきりではなく、旦那さんも育児・家事に主体的に取り組むことが非常に大切です。
この期間は特に、ピリピリしやすい傾向にあるため、妻を優しくフォローアップすることが求められてきます。
産後にセックスを妻が拒否する理由とは
産後から、妻に性生活を拒否される旦那さんは多いです。拒否される理由は大きく3つ。
- 育児・家事で疲れきっている
- 家族という認識になっているから
- 生理的に受けつけなくなってしまった
上記以外にも理由は様々です。奥さんと話し合いをして原因を知るのが大切になります。
1.育児・家事で疲れきっている
夫からの夜の誘いに対して拒否する理由の一つに、「育児・家事で疲れきっている」ことが挙げられます。奥さんは、育児・家事をしてクタクタになっており、子どもが寝てからの自由時間が唯一休める大切な時間です。
大切な時間を性生活に使いたくないと思い拒否している場合があります。
また、性生活をするのにも体力と気力が必要になるので、そこまでのエネルギーが残っておらず夫からのセックスの誘いを拒否している場合もあります。
2.家族という認識になっているから
子どもができて、夫が家族という認識になり異性として見れなくなったというのも性生活が無くなる原因になります。妊娠・出産すると気持ちの変化も大きいです。
妊娠・出産前までは、1人の異性として見ていたとしても、子どもができてからお父さんという認識となり、異性として見れなくなってしまうというのはよくある話。
性生活を無理に求めても解決策にはなりません。夫婦間で性生活についての考え方の擦り合わせをおこなっていく必要があるでしょう。
3.生理的に受けつけなくなってしまった
産後、旦那さんを生理的に受け付けなくなってしまう奥さんもいます。産後に性欲がでなくなり、性生活を拒否する奥さん達も少なくありません。
生理的に受けつけられなくなる理由について
- モラハラをされた
- 自分勝手な行動ばかり
- 育児・家事に非協力的
上記のような理由で、旦那さんへの不満が溜まり、生理的に受けつけられなくなってしまった場合もあります。
家事・育児にも協力的で、とても良い夫をしているつもりなのに、性生活を拒否されることもあります。そんな時は、旦那さんだけで悩まず奥さんにも打ち明けてみるのが良いでしょう。
パートナーとの性生活を取り戻すためにできる事
性生活を取り戻すためにまず、やってほしい事は下記の3つです。
- 性生活について話し合う
- 家事・育児に積極的に参加する
- 日々の小さなスキンシップから始める
『妻が性生活をしてくれない!!』と一方的に不満を溜めていてはいけません。夫婦仲良く過ごしていくために、お互いに歩み寄る必要があります。
1.性生活について話し合う
性生活に不満をもっている場合は、話し合いから始めてみましょう。話し合うのはなかなか勇気がいる事ですが、2人の意見を交わす事で解決策を見つけられます。
話し合いをして、実は奥さんの方が『性生活を拒否されている』と思っていることもあるので、すれ違いが起きていないかの確認のためにま話し合いをするのは大切。
ここで、注意したいのがお互いを尊重しあった話し合いにすると言うことです。一方的に意見を押し付けることはしてはいけません。お互いが納得できる話し合いを時間をかけてしていきましょう。
2.家事や育児に積極的に参加する
奥さんに任せきりではなく、家事や育児に積極的に参加しましょう。奥さんは、積極的に行動してくれる旦那さんに対して良い感情を抱きます。
旦那さんへ良い感情をもてれば、産後で不安定になったメンタルも安定して、旦那さんへの愛を思い出すことにも繋がるでしょう。
仕事も家庭のことも頑張ってくれている、旦那さんの気持ちに応えようと性生活に踏み出してくれる奥さんたちは多いので、積極的に行動しましょう。
3.日々の小さなスキンシップから始める
いきなり、性生活を始めるのは夫婦共に負担になる可能性があるので、日々の小さなスキンシップから始めましょう。
小さなスキンシップの例
- 手を繋ぐ
- パートナーの目を見て話す
- 感謝の気持ちを込めてハグをする
注意してほしいのが、話し合いもせずに一方的にスキンシップをしてはいけません。場合によっては奥さんに気持ち悪がられる可能性があるので、どの程度のスキンシップならよいのか話し合っていきましょう。
対策を立ててもなかなか、奥さんとうまくいかない人もいると思います。そんな時に産後クライシスという言葉を聞いたことがあるかも知れません。
産後クライシスとは?
奥さんが冷たいと悩んでいる人は、もしかしたら産後クライシスかも知れません。放っておくと夫婦関係の破綻の恐れもあるので、産後クライシスを知って対策していきましょう。
産後クライシスとは
産後クライシス(さんごクライシス)とは、出産後から2 – 3年ほどの間に、夫婦仲が悪化するという現象。
2012年にNHKが提唱した用語。
引用:ウィキペディア
産後クライシスに陥る夫婦は多く、離婚にまで発展するケースも少なくありません。産後クライシスは放っておけば良くなるというものではなく、夫婦間で良い関係にしていくために話し合いをするなど、努力をしていく必要があります。
1.産後クライシスの症状
産後クライシスの症状は様々ですが、奥さん側の代表的な症状は下記の5つです。
- 夫に対してイライラする
- 攻撃的な態度をとってしまう
- 夫とのスキンシップが苦痛
- 夫に対して嫌いという感情が出てくる
まさか、自分達が産後クライシスになるはずがないと思っている旦那さん。他人事ではないかも知れません。
『妻が変わってしまった』と思っている人は、産後クライシスかも知れないと考え、夫婦関係を良くする対策が必要になります。
2.産後クライシスになりやすい人
妻側で産後クライシスになりやすい特徴は下記です。
- 几帳面、完璧主義
- 夫婦の会話が少ない
- 他の人に任せるのが苦手
- 頼れる人が周囲に夫しかいない
- 旦那さんが育児・家事に非協力的
完璧主義で、他の人に任せるのが苦手な人は子育て中の息抜きを上手にできず、ストレスが溜まってしまいます。夫婦の会話が少ないと、溜まったストレスや悩みごとも打ち明けることもできません。
様々な原因が重なっていくことにより、産後クライシスは悪化していくのです。『冷たくなってしまった妻を変えることはできない』と諦める必要はありません。
変わってしまった妻への対処法について
奥さんをやさしくするために旦那さんにできることはたくさんあります。今回は、特に重要なポイント3つを解説します。
- 積極的に家事・育児をする
- 妻のひとり時間をつくってあげる
- 妻の不満を聞く機会をもうける
産後クライシスなどで一度、夫婦関係が悪化してしまうと、修復するのは大変です。諦めてしまうまえに、もういちど奥さんと向かい合っていかなければなりません。
1.積極的に育児・家事をする
奥さんの為に積極的に育児・家事をするのは必須です。
仕事が忙しく参加できない場合は、『いつもありがとう』や『忙しくてなかなか参加できなくてごめんね』などと声かけをするだけでも効果的です。
- 『俺は働いているんだぞ』
- 『誰のおかげで暮らしいけているんだ』
高圧的な態度を取ることは関係性を悪化させる要因となります。
育児・家事をして家庭内を守ってくれているのは奥さんである事を忘れずに、自分自身も積極的に育児・家事に参加しましょう。
共働きの場合は、奥さんばかりに負担がかかっていないか、振り返ってみてください。できる限り、夫婦で役割を分担してお互いの休める時間を確保しあえる関係を築いていきましょう。
「やったよ」アピールはNG
ここでポイントなのが、「やったよ」や「やってあげたよ」と妻に報告することはNGです。仮に頑張ったとしても何も言わず、自然に過ごしていましょう。
妻が気づいたタイミングで「疲れていると思うから休んでてね」などをそっと声をかけてあげることが効果的です。
2.妻のひとり時間をつくってあげる
変わってしまった妻への対処法として、ひとり時間をつくってあげるのも有効です。子どもと一緒にいる間は1人時間なんて絶対に確保できません。
奥さんがゆっくり好きなことできる時間をつくってあげましょう。子育てをしているお母さんは、子どもに邪魔されずに家事をできる時間ができるだけでも嬉しいです。
例えば、子どものお風呂は旦那さんが入れるきまりにしてあげると、その時間に他のことができるので非常に助かります。
旦那さんにやってほしいことは、それぞれの奥さん次第だと思うので、話し合いで決めていくと良いでしょう。
3.妻の不満を聞く機会をもうける
時には、奥さんの不満を受け止めてあげましょう。
旦那さんも仕事でストレスが溜まっており、なかなか大変かもしれませんが、奥さんの気持ちを受け止める機会を設けないと、奥さんとすれ違ったまま夫婦関係がどんどん悪化してしまいます。
奥さんの要望を全て聞くべきというわけではありませんが、夫婦間の悪化を防ぐために話し合う機会を定期的につくっていきましょう。次に、産後の夫婦関係を良くするためのポイントを紹介していきます。
産後の夫婦関係を良く保つポイント
産後の夫婦関係を良く保つポイントは下記です。
- 自分勝手な行動はとらない
- なんでも話し合える関係をつくる
- 相手への感謝の気持ちを忘れない
子どもが産まれた後は、夫婦2人だけと同じようにはいきません。お互いに協力し合いながら生活しなければ成り立たなくなります。
お互いに協力しあえるよう夫婦になるポイントを詳しく解説していきます。
自分勝手な行動はとらない
旦那さんは独身時代のような自分中心の行動をしていてはいけません。自分の時間を大切にするのは良いことですが、最優先を家庭にしていく必要があります。
お互いに尊重し、大切にしあっていくことで夫婦関係を良く保つことができます。
なんでも話し合える関係をつくる
なんでも話し合える関係をつくっておくのも夫婦関係を良く保つためのポイントです。なんでも話し合える関係を作るには下記が大切です。
- 相手の話を否定せずに最後まで聞く
- 話し合いで怒るなど感情的にならない
- 自分の意見を一方的に押し付けない
- お互いが納得する結論をだすようにする
なんでも話し合える関係は、恋人の時からつくっておくのが大切です。一方が我慢するだけの関係では良い夫婦にはなれません。
夫婦間でゆっくり時間をかけてなんでも話し合える関係をつくっていきましょう。
相手への感謝の気持ちを忘れない
どんな時も感謝の気持ちを忘れてはいけません。結婚して一緒にいるのが当たり前になってしまいますが、それではいけません。
感謝の気持ちはなるべく言葉にして伝えましょう。恥ずかしくてなかなか言えない人は結婚記念日や奥さんの誕生日などに伝えると良いです。
まとめ
産後クライシスを乗り越えて仲良し夫婦になるための1番のポイントは『お互いを尊重し協力すること』です。
どんなに仲が良かった夫婦でも、産後に関係が変わってしまうことはよくあります。夫婦関係が変わってしまったことを嘆くだけではなく、積極的に家事や育児に参加したり、奥さんがひとりの時間を楽しめるように配慮するなど努力が必要になります。
夫婦関係の再構築は大変ですが、問題を無視し続けると良い結果にはなりません。
お互いを尊重し合い、話し合いを進めながら産後クライシスを乗り越え、良い夫婦関係を築いていきましょう。