セカンドパートナーといい雰囲気になると、キスしたくなることもありますよね?
しかし、セカンドパートナーとのキスには実はリスクが秘められています。欲望のまま進んでしまうと、不倫につながったり関係が変わってしまったりし、後悔するかもしれません。
本記事では、セカンドパートナーとのキスの可否を解説します。すでに「我慢がつらい」「キスしてしまいそう」と悩んでいる人は、最後までこの記事を読んで冷静になりましょう。
セカンドパートナーとのキスはOK?
セカンドパートナーとのキスの可否は、人によって、あるいは物事の捉え方によって異なります。
不倫になるかどうかという観点でいえば、キスは肉体関係を持つことにはならないため、不倫ではないと判断されるケースが多いようです。しかし、いずれ肉体関係に発展するかもしれないというリスクを考慮して、NGだと主張する声もあります。
婚外恋愛において、非常にグレーな行為であるキス。安心して付き合えるように、キスの可否をはっきりさせたいところですが、残念ながら自分で判断するしかありません。セカンドパートナーとのキスにおいて、OK派とNG派の主張をまとめたので、以下を参考に自分の気持ちと向き合ってみてください。
キスOK派の意見
- 肉体関係とまではいかない
- 不貞行為にはならない
- 海外なら挨拶レベルの行為
セカンドパートナーとのキスOK派は、「肉体関係ではない」「不倫までいかない」と解釈している人が多い傾向にあります。
また、キスは挨拶の一種で罰せられるような行為ではないという声も。日本にはキスで挨拶をする文化がありませんが、グローバル社会である現代では、外国人とキスで挨拶をしたことがある人もいるでしょう。
昔に比べて海外の文化が色濃くなっているので、キスに対してライトな印象を持つ人がいるのは無理もありません。
キスNG派の意見
- 友達のように接せられなくなる
- 友達以上恋人未満の関係でキスはやりすぎ
- 肉体関係に進んでしまいそう
セカンドパートナーとのキスNG派は、キスをした後のことを考慮して「ダメだ」という人が多いです。
キスは性的なムードを作りやすいため、そのまま肉体関係へとつながってしまう恐れがあります。「キスしたい」という気持ちに対しての理解はあっても、その後に待ち構えているリスクを考慮すると危険です。
セカンドパートナーは社会的に認められていない関係だからこそ、リスクが高いキスは御法度だという意見が出るのも納得ですね。
セカンドパートナーとキスをするデメリットとは
キスという行為自体は肉体関係に含まれません。
不倫にはならないといわれることが多いにもかかわらず、なぜセカンドパートナーとのキスはダメだという声があるのでしょうか。
ここでは、セカンドパートナーとのキスにおけるデメリットを4つ紹介します。今にもセカンドパートナーにキスしてしまいそうだという人は、一度深呼吸をして具体的なリスクについて理解を深めておきましょう。
1.2人の関係が変わってしまう
キスの仕方にもよりますが、2人の間に流れる雰囲気を一気に性的なものに変えてしまいます。今までのような接し方ができなくなり、後悔する人もいますよ。
そもそもセカンドパートナーとは、体の関係を持たないプラトニックな関係が推奨されています。ご飯に行くだけ、おしゃべりをするだけというライトな付き合い方をしている人も多いです。
しかし、一度キスすると恋愛感情が強く顔を出してしまいます。友達として見られなくなるため、今までの心地よい関係を続けられなくなってしまうでしょう。
メリットに働く一面も
キスして恋愛色が強くなったことで、初々しくくすぐったい恋愛を楽しめるメリットもあります。
セカンドパートナーとキスがしたいなら、その後どのような関係になりたいのかをしっかりと考えたうえで行動に移しましょう。
2.肉体関係になりやすい
キスによって理性が働かなくなり、流れで肉体関係を持ってしまうケースがあります。罪悪感でいっぱいにならないためにも、きっかけとなるキスはやめておいた方が賢明です。
キスしたいけど躊躇っている人の中には、「キスまでしかしないから」「その後は我慢できるから」と迷いを打ち消そうとする人がいます。決心した通りに踏みとどまれるといいですが、キスが生み出す強烈なムードに抗うのは簡単ではありません。雰囲気に飲まれ、自分を抑えられなくなります。
なんとか自分が踏みとどまれたとしても、相手も同じように我慢できるとは限りません。2人の関係を進展させる起爆剤となりかねないので、一線を越える可能性が少しでもある場合はやめておきましょう。
どうしてもキスがしたい場合
どうしてもキスがしたいのであれば、「スキンシップはキスまでで、その先まで進んでしまったら別れる」と2人でルールを決めることをお勧めします。
あらかじめルールにしてしまえば、考えなしに勢いでキスしてしまう事態は避けられます。
3.相手にのめり込んでしまう
キスして2人の関係がより密接なものになると、適度な距離を維持できなくなる恐れがあります。心地よい関係でなくなるので、今が楽しいのであればキスまで進むのはおすすめできません。
海外では挨拶にキスすることがありますが、日本では「キス=好きな人とするもの」という認識が強いです。もしもセカンドパートナーとキスすると、2人の間に流れる恋愛ムードが色濃くなり、相手にのめり込んでしまいます。
さらに、今までになかった嫉妬心や独占欲が顔を出してくることも。「やっぱり2番目のままは嫌だ」「自分と再婚してほしい」と言い始める人も出てくるでしょう。
片方が気持ちに歯止めをかけられなくなると、泥沼化は避けられません。「キスくらい…」と安易に行った行為が、2人の感情を大きく変え、適度な距離感を麻痺させてしまいます。キスした後のリスクは計り知れないので、キスはしない、あるいはしっかりと検討してから慎重に行いましょう。
4.配偶者への罪悪感が強くなる
セカンドパートナーとキスしたことで、配偶者に強い罪悪感を抱く人がいます。最終的に「やっぱりセカンドパートナーを持つべきではない」という考えに至り、関係を継続できなくなることもありますよ。
「キスがしたい!」と強く思っていた人にとって、いざセカンドパートナーとキスできたときの幸福感はとても大きなものです。2人の距離が縮まった喜び、日常にはない高揚感、背徳感…あらゆる感情が出てきて恋愛の楽しさを実感しますよね。
しかし、欲求が満たされた後に冷静さを取り戻すと、今度は罪悪感に支配されます。配偶者への申し訳なさから、婚外恋愛を続けられなくなる人もいるでしょう。もしかすると、配偶者に不自然な態度をとってしまうことでセカンドパートナーの存在がバレ、離婚問題に発展するかもしれません。
キスが2人の関係を終わりに近づける可能性を秘めているのは確かです。配偶者にバレなかったとしても、一度キスしてしまえば罪悪感からは逃れられません。セカンドパートナーとどうしてもキスしたいのであれば、十字架を背負う覚悟が必要です。
キスがしたいときの対処法
セカンドパートナーとのキスには、リスクを伴います。できるだけやらない方がいいですが、どうしてもキスしたい気持ちが抑えられないときもあるでしょう。
衝動的にキスしてしまいそうになったときのために、ここでは対処法を紹介します。後戻りができなくなって後悔しないように、しっかりと理解を深めておいてくださいね。
2人きりになるのを避ける
キス我慢できそうにないときは、できるだけ人がいる場所へお出かけしましょう。
2人きりだと、雰囲気に流されてしまいます。「誰も見ていないから大丈夫」という逃げ道もでき、欲望を抑えるのは困難です。
しかし、人の目があれば理性が働くので、暴走しそうな気持ちが芽生えたときでも冷静になれます。特に、セカンドパートナーは公にできない関係。どこで知り合いに見られているか分からないような状況では絶対にキスができないので、気持ちを鎮めるためにあえて人がいる場所に出かけるのは効果的ですよ。
「もう我慢できそうにない」「キスしてしまいそうでつらい」…そんな苦悩を抱えている人は、ぜひお出かけデートをしてください。
相手に相談する
「キスしたいんだけど…」
非常に言いづらい一言かもしれませんが、我慢ができないラインまで来てしまったなら一度セカンドパートナーに相談してみましょう。
キスしたい気持ちをずっと我慢していると、楽しく交際を続けられません。もしかすると、つらそうな様子がセカンドパートナーに伝わり、心配をかけたりすれ違いが生じてケンカをしてしまったりするかも…。
2人の関係を良好に保つためにも、抱えている気持ちは素直に伝えるべきです。関係を先に進めるのか、リスクを考慮して別れるのか、しっかりと話し合いましょう。
相談したことでいい方向、悪い方向のどちらに転ぶかは人それぞれですが、少なくとも1人で抱え込むつらさからは解放されますよ。
関係を終わらせる
「このままではまずい」と感じたら、セカンドパートナーとの関係を終わらせるのもひとつの手段ですよ。
セカンドパートナーに恋愛感情を持っている以上、キスしたい気持ちは消えないでしょう。むしろ、ますます欲望が加速し、キス以上のこともしたくなる可能性が高いです。気持ちに歯止めをかけられず、不倫をしてしまうというケースも少なくありません。だからこそ、ある程度のラインでセカンドパートナーとの関係に見切りをつけることも必要です。
「キスまでのスキンシップはOKで、その先は絶対にダメ」というルールが守れる既婚者カップルであれば問題ありません。しかし、キスをきっかけにその先に進んでしまいそうだという場合は、キスがしたくなったタイミングで見切りをつけた方が賢明です。
セカンドパートナーに迫られた時の対処法
ここまではキスしたくなった側の目線で解説しましたが、逆の立場となってしまうこともありますよね。もしも、セカンドパートナーからキスされそうになったり「キスしたい」と言われたりした場合は、どう対処すればいいのでしょうか?
大きく分けて、3つの対処法があります。
- 断る
- OKする
- 別れる
1.断る
まず1つ目が、きっぱりと断るという選択です。どんなに良好な関係であっても、性的な接触に嫌悪感を抱く人もいます。「友達だと思っていたのに…」とガッカリする人もいるかもしれませんね。
また、2人の関係を進めるリスクからどうしてもOKできないという人もいるでしょう。セカンドパートナーは適度な距離感を維持することが大切なので、「単純に嫌」「リスクが大きくて不安」という場合は、断っても大丈夫ですよ。
2.受け入れる
キスを受け入れる選択もできます。キスは肉体関係を持つことにはならないので、不倫ではないと割り切ってする人もいますよ。
ただし、キスすることでその先に進んでしまう可能性があるので、勢いでOKを出すのはおすすめしません。キス以上になることを避けるためにも、「キスは口以外の部分にする」「バイバイのキスしかしない」など、2人なりのルールを決めましょう。
3.別れる
最後に、最終手段として別れるという選択があります。
セカンドパートナーが「キスしたい」と言ってきた以上、友達関係は続けられません。今まで以上に濃密な関係となることは間違いないので、その後のことを考慮して別れるのもいいでしょう。
どの選択をするにしても、2人でしっかりと話し合うことが大切です。今の関係を崩してしまいそうで怖いかもしれませんが、キスしたいという相手の気持ちに流されてはなりません。後戻りできなくなる前に、お互いの気持ちを伝え合い、納得できる選択をしてくださいね。
セカンドパートナーとのキスはよく考えて
セカンドパートナーとのキスは、「OK」と「NG」の両意見があります。どちらも間違いではないため、それぞれの理由を知ったうえで自己判断するしかありません。
しかし、ひとつだけ確かなのは「安易にやるべきではない」ということです。キスは不倫にはならないものの、不倫につながる可能性を秘めています。素敵な関係を長続きさせたいのであれば、よく考えてから行動に移しましょう。