- 「セックスレスでつらい…」
- 「セックスに誘ったけど拒否されて悲しい…」
セックスの頻度が減ると、女性としては寂しいですよね。もともと夫がセックスに対して積極的だった場合、より強い不安を抱いてしまうことでしょう。
そこで本記事では、旦那が求めてこない理由について解説します。原因を夫側と妻側に分けて解説するので、夫の気持ちを理解できるとともに、自分の改善点も見つけられますよ。
旦那が求めてこない理由
旦那が求めてこない理由にはいくつかあり、夫側に原因がある場合と妻側に原因がある場合の2種類があります。
それぞれの原因を見ていきましょう。
夫側が原因でセックスレスになる場合
夫側の原因には様々なものがあります。妻が問題となっているものもあれば、身体的なことや気分などデリケートな問題が潜んでいることも。
ここで、妻を求めない夫の内側を覗いてみましょう。
疲れているから
疲労がたまっているときは、セックスする体力も気力も出ません。休みたい気持ちが優位に働くので、妻を求めることも減ります。
受け身になりがちな女性には理解しづらいかもしれませんが、男性にとってセックスは非常に体力を使う行為です。仕事で疲れている状態で妻を誘うのは、自分に鞭を打つようなもの。「求めてほしい」という妻の期待が伝わることで、夫がセックスそのものを嫌いになる恐れもあります。
特に、現代の日本人は働き者が多く、ストレスを感じるのは日常茶飯事です。妻が「旦那が求めてこない」と悩んでいるのと同じように、夫も「妻のことを愛しているけれど、セックスをするほどの余裕がない…」と悩んでいることもあります。
夫に疲れている様子があれば、愛を求める前にしっかりと労わってあげたいですね。
EDでセックスに自信がないから
EDでセックスに前向きになれない男性もいます。
プライドが高い男性にとって、EDは女性に知られたくない問題のひとつです。中には、EDを知られたくない一心で軽いスキンシップすら避けてしまう人もいます。
女性でも、自分のコンプレックスを隠そうとすることがありますよね?
- スタイルに自信がないから、明るい場所では脱ぎたくない
- ムダ毛処理が上手にできないから、あまり触られたくない
愛するパートナーが相手でも、「コンプレックスを隠したい」「プライドを傷つけられたくない」と思うのは男性も女性も同じです。夫が頑なにセックスを拒否する場合は、EDの可能性を秘めているので、追及せずそっとしておいてあげましょう。
浮気・不倫しているから
浮気・不倫で他の女性の体に満足しているのも、旦那が求めてこない理由のひとつです。
愛情を注ぐ相手が妻ではなく他の女性にシフトすることで、妻とのスキンシップが嫌になってしまう人がいます。妻を求めなくなるだけでなく、以下のような行動が見られる場合もありますよ。
- 妻から誘っても拒否する
- キスやハグといったコミュニケーションもしなくなる
- 性欲がたまっても1人で処理する
浮気相手との思い出を上書きしたくないという心理が働くため、妻との行為を避けようと誘いを断ったり自分で性欲処理をしたりします。
旦那が求めてこないことだけでなく、残業・休日出勤が増えたりスマホばかり触っていたりといった不審な行動があれば、警戒しておきましょう。
1人でする方が気楽だから
性欲を処理したいだけであれば、1人でもできます。誰にも気を遣わず気楽にできるので、妻を求めることも減っていきますよ。
1人ですることを選ぶ男性の中には、以下のような心理があります。
- 妻とセックスしたいタイミングが合わない
- 「もしも拒否されたら…」と思うと誘いづらい
- 「気持ちいいのかな?」と相手を気遣いながらするのが面倒くさい
- 正直なところ、体の相性がいいと思えない
- 常に男がリードしなければならないから疲れる
妻を気遣いながらのセックスは、プレッシャーにつながってやりづらいものです。しかし、1人であれば自分本位でできるので、気楽な上に満足感もあります。
旦那が1人ですることを好むタイプであれば、2人でやる楽しさや気を遣わせない工夫をすることで、解決につなげられますよ。
性欲が落ち着いてくるから
性欲がなくなってきたことで、妻を求めなくなる男性も多いです。
性欲は常に一定ではありません。年齢、疲労、夫婦の関係性など、あらゆるきっかけで性欲が落ちてくることもあります。
性欲がない状態でセックスをしても、お互いに満たされないでしょう。満腹状態で大好物を出されても、素直に喜べないのと同じです。
セックスは、性欲があるときにやるからこそ満足できるもの。性欲が出るときを待つか、性欲が回復するように工夫するかといった対策が必要です。
マンネリ化してつまらないから
妻とのセックスにマンネリ化している場合も、セックスレスにつながります。
セックスに限ったことではありません。仕事、デートプラン、ドライブルート、子どもとの遊び方…何に関しても「いつもと同じこと」は人に物足りなさを感じさせます。
マンネリしたセックスは、刺激がないので燃えません。「ただ疲れるだけ」の行為となってしまい、セックスに消極的になります。
逆に、いつもとシチュエーションが違ったり刺激的なプレイだったりすると、やる気が復活する可能性がありますよ。
子どもを作るための作業に感じるから
夫が「セックス=子作り目的」と捉えるようになることで、妻を求めることも減ります。
夫婦のコミュニケーションとしてセックスをしている場合、夫は性欲に任せて素直に妻を求めるでしょう。しかし、子どもの話が出ると、夫の中でセックスが子作り目的の行為に変わってしまいます。
- 気分より子どもができやすいタイミングで行為を強要される
- まだ見ぬ我が子を求めているだけで、夫である自分を求めているわけではないと実感してしまう
セックスを愛情表現と考えていた夫としては、とても寂しいことです。次第にセックスという行為自体に魅力を感じなくなり、消極的になります。
妻側が原因でセックスレスになる場合
妻側に何らかの原因があり、夫がセックスを拒否する場合も多いです。ここから紹介する原因を改善できれば、セックスレス解消にもつながります。
旦那が求めてこない理由が自分にないか、しっかり確認していきましょう。
女性らしさが薄れてきたから
妻が女性に見えなくなってしまったというパターンです。
結婚すると、彼女は妻となり、恋人から家族へと関係が変わります。おしゃれした姿だけでなく、自宅でリラックスするオフの顔も見せることになるのです。
- スウェットで1日中だらだらしている
- 背中をポリポリかいていておばさんみたい
- 寝癖を直そうとしない
夫の中には、「きれいに着飾っていた君はどこへ?」と寂しさを感じる人もいるでしょう。女性らしい姿を見る機会が減ることで、夫は妻を女性として見られなくなり、セックスへの意欲もわきづらくなってしまいます。
妊娠・出産によりエロスを感じられなくなったから
妊娠・出産により、妻を性の対象に見られなくなることもあります。
よく耳にするのが、立ち合い出産によって性欲が減退するという声です。セックス時に自分が触れる部分から赤ちゃんが出てくる…この生々しいシーンがトラウマとなり、妻の体にエロスを感じられなくなる人もいます。
この他にも、体型の崩れや雰囲気の変化などがあり、妊娠・出産を機にセックスレスになってしまう夫婦も多いです。
「夫の前では、母親ではなく女性でいたい」と望むのであれば、体重管理を徹底したり、立ち合いを十分に検討したりといった工夫が必要ですよ。
拒否された経験があるから
妻に拒否されたトラウマから、セックスに誘いづらくなっているケースもありますよ。
女性にセックスを断られると、男性はプライドが傷つきます。「また断られたらどうしよう」と不安を抱くようになるので、セックスしたい気持ちがあっても誘えなくなってしまうのです。
根気強い男性であれば、何度かトライしてくれるかもしれません。しかし、男性の中には一度断られただけでも「もう誘いたくない」という人もいます。
旦那が求めてこなくなったという実感があれば、過去に拒否したことがないか振り返ってみてください。もしも拒否したことがあった場合、しっかり話し合ってトラウマを解消してあげることで、また求めてもらえるようになる可能性があります。
子育てで忙しそうだから
忙しそうな妻を気遣って、あえて求めないという優しい夫もいます。
特に、子育て中の女性は忙しく、なかなかセックスする気分になれないという人も多いです。
- 長時間の抱っこで体力を消耗
- 夜泣きに付き合って寝不足
- 言うことを聞かない子どもの相手でたまるストレス
疲弊している妻を誘っても、喜んで応じてくれないでしょう。もしかすると、「休ませてよ!」と怒られるかもしれませんね。
そんな結末が分かっているからこそ、疲れている妻を気遣って誘わないパターンもあります。
求められることに疲れるから
「妻に求められている」という空気感が性欲を減退させていることもあります。
基本的に、女性は受け身でいたい人が多いです。告白も、デートのお誘いも、セックスも、なんでも男性から誘ってほしいという願望があります。
しかし、期待は男性に負担をかけるばかりです。
- 気分じゃないのに、妻から「誘ってオーラ」が出ていてプレッシャーを感じる…
- いつも自分がリードするのは疲れる…
こうした不満が、セックスへの拒絶にもつながります。「旦那に求めてほしい」と求める行為自体を見直さなければ、改善は難しいでしょう。
旦那に求められたい!効果的な解決方法
「なんで求めてくれないの!?」と旦那を責めるのは逆効果。なんとかしたいのであれば、自分から変わろうとすることが大切です。
ここで、セックスに消極的な現状を打開する方法を伝授するので、ぜひチャレンジしてみてください。
夫と向き合う
話し合いの時間を設け、夫の気持ちと向き合ってみましょう。
セックスレスの原因は人によって様々なので、「なんで旦那が求めてくれないんだろう?」と考えても答えは出ません。正解が分からないと、正しい解決ルートに進むこともできないでしょう。
セックスに関してはデリケートな問題なので、話すのは勇気がいりますよね。しかし、夫婦だからこそしっかりと向き合うべき問題でもあります。お互いの本音を伝えあうことで、夫婦の絆も深まりますよ。
自分を磨く
自分を磨いて女性らしさをアップさせましょう。
女性としての魅力が強ければ、夫の性欲を刺激できるかもしれません。結婚前のときめきを思い出し、再びあなたの求めるようになるはずです。
- ダイエットする
- 新しい洋服を買っておしゃれする
- モテるメイクをやってみる
美容院やエステに行ってお金をかけなくても、身近なことで女性らしさは磨けます。ぜひ、自分にできることからチャレンジしてみてくださいね。
セカンドパートナーと作る
セカンドパートナーもセックスレス解消に効果的です。「他の男性と仲良くなることはセックスレスを加速させるのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、実はたくさんのメリットがあります。
- 既婚男性の目線でアドバイスがもらえる
- 女性として見てもらえて魅力がアップする
- セカパにときめくことで夫に期待しなくなるから、気持ちがラクになる
- 夫に優しく接せられるようになる
セカンドパートナーの存在は、間接的に夫婦仲の修復に貢献します。既婚者マッチングアプリであれば既婚男性と出会えるので、夫婦仲を良くするためのサポーターとして、探してみるのもアリですよ。
夜の営みが月1から週1に回復した筆者の体験談
3児の母である筆者も、一時「旦那が求めてくれない」と悩んでいました。落ち込んでいるのが態度や顔にすぐ出るタイプなので、気持ちを隠しておけず、よく夫と衝突したものです。
「もっと夫と仲良くしたい!」
そう思った筆者は、以下のような工夫をしました。
- 妊娠中の体重管理を徹底した
(妊娠に必要なぶんだけしか増やさなかったので、産後はすんなり妊娠前の体重に) - 宅トレを毎日コツコツ続け、体型をキープ
- 求めるセックスではなく、尽くすセックスにシフト
- ハグやキスなどのスキンシップを自分からする
- 求められることを期待しない
自分を磨くことに加え、夫に期待することをやめました。「誘ってほしい」「触れてほしい」と求めるのではなく、自分からするようにしたのです。
すると、自然に夫の方からしてくれるようになりました。月1回の営みだったのが、次第に間隔が短くなり、今では週1回ペースに。“旦那を変える”のではなく“自分が変わる”という考えで行動したことで夜の悩みを解決した成功事例です。夫に期待してしまいがちな人は、試してみる価値アリですよ。
まとめ
旦那が求めてこない理由は、身体的なものから精神的なものまで様々です。人によって理由が異なるので、「私が悪いのかな?」と悲観するのではなく、しっかり話し合って歩み寄っていきましょう。
また、旦那に求めるばかりではなく、自分から行動することも大切ですよ。毎日一緒にいる夫婦ですから、「夫に振り向いてほしい」と頑張っているあなたの姿を必ず見ているはずです。期待してばかりの一方通行な愛ではなく、お互いを求め合うような関係になれるように、ぜひ試行錯誤してみてくださいね。