男女別の夜の営みを拒否する理由とは？セックスレスで悩む時の対処法

結婚して夫婦として一緒に生活していれば、楽しいこともあれば辛いこともあります。長い夫婦生活のなかでは、いろいろと悩みも出てくるでしょう。

夫婦関係の悩みの1つに「セックスレス」があげられます。夫婦の愛情を確かめる手段ともいえるのがセックスです。勇気をだして誘ったのに断られたら、やはり辛いですよね…。

セックスレスはデリケートな話題のため、誰にも相談できず1人で辛い思いをしている方は少なくありません。

今回は、男女別の夜の営みを拒否する理由とセックスレスで悩んだ時の対処法について解説します。

男性側が夜の営みを拒否する理由について

パートナーがセックスに応じない理由は、夫婦関係や置かれた状況などによってさまざまなことが考えられるでしょう。

ここでは、妻からのセックスの誘いを拒否する男性の心理をご紹介します。セックスレスで辛い思いをしているなら、パートナーの気持ちを知ることからはじめましょう。

1.恋愛感情から家族愛に変化してしまった

付き合っていたころや結婚したばかりのころは、恋愛対象として見ていた妻への気持ちが、結婚してしばらく経つと家族愛に変わってしまうことはよくあります。

同じ屋根の下で暮らしているうちに、一緒にいることが当たり前になり、秘密もなければときめきもないといった状態になることも少なくありません。「妻のことを大事に思っているけれど、そんな気分になれない…」という夫は多いようです。

特に、妊娠・出産をきっかけに妻から母になってしまい、夫にとって妻が性欲の対象から外れてしまうこともあります。

2.仕事で疲労困憊

仕事で疲れ果てて帰ってきて、家でゆっくり体を休めたいという男性は少なくありません。

満員電車で通勤し、会社では嫌味な上司と空気を読まない部下に挟まれ、仕事に明け暮れる毎日を過ごしていれば、ストレスも溜まり、身体的にも疲れるでしょう。

3.見た目や言動の変化

結婚して一緒にいることが当たり前になると、付き合っていたころのような思いやりや恥じらいを忘れてしまいがちです。

「せっかくこっちから誘っているのに、どうして応じてくれないの？」と不満に思う前に、少しだけ自分自身を振り返ってみましょう。

男性は、見た目で性欲を感じる場合が多いです。誰でも年を重ねれば、肌の張りが衰えたり体型が崩れたりするでしょう。しかし、「仕方がないこと」「お互い様」などと思って放置していませんか？ある程度は仕方がないことですが、女性を忘れない心がけや気遣いがあるだけで、夫の見る目も変わるはずです。

また、セックスレスの原因は見た目だけではありません。日ごろから、笑顔や思いやり、恥じらいなどをもった言動を心がけることも大切ですよ。

4.妊活プレッシャーが辛い

妊活中の夫婦にとって、セックスは「やらなくてはいけないこと」になってしまいがちです。
タイミングを合わせてするセックスに気持ちが萎えてしまう男性は少なくありません。

「次の排卵日は〇日頃だから、絶対に早く帰ってきて」など残業で疲れて帰ってきた夫に、排卵日だからといってお構いなしに誘っていませんか？

子どもが欲しい気持ちは分かりますが、「抱く気にならない…」という男性の気持ちも認めざるを得ないでしょう。

また、両親から「早く孫の顔を見せて」とプレッシャーをかけられたりすることで、辛い気持ちになってしまう男性も多いようです。

5.誘っても拒否されるのが辛いから

勇気を出して誘ったセックスを拒否されると辛いですよね…。夫だって妻から拒否されれば辛い気持ちになるのは当然です。

疲れているから、眠たいからなどといって、夫からの誘いを簡単に断っていませんか？一般的に男性の方が性欲が強く、セックスを誘うのも夫からという夫婦は多いでしょう。

「断っても、どうせまた誘ってくるはず」と軽く考えていると、いつの間にか誘ってもらえなくなることも…。

妻からセックスを拒否されることが何度も繰り返されたら、「また断られたら辛いから、もう誘うのをやめよう」という気持ちになりかねません。

6.立ち合い出産がトラウマに

出産の際に、立ち合い出産を選択する夫婦は増えています。夫婦にとって新しい生命が誕生する「出産」はかけがえのない瞬間です。

「夫婦の絆が深まった」「親になる覚悟ができた」「妻に感謝した」と立ち合い出産してよかったという男性はたくさんいます。妻にとっても出産は不安なため、夫にそばにいて欲しいと願う方も多いでしょう。

しかしなかには、出産のあまりにも生々しくリアルな現実にショックを受けてしまう男性もいるのが現実です。

立ち合い出産がトラウマとなり、セックスに前向きになれなくなる男性は少なくありません。立ち合い出産が、セックスレスへつながる可能性があるということを知っておきましょう。

女性が夫からの夜の誘いを拒否する理由とは

一般的に女性よりも男性の方が性欲が強く、セックスにおいてもリードするのは男性である夫側の場合が多いでしょう。しかし、女性に性欲がないわけではありません。

では、なぜ妻は夫からのセックスの誘いを拒否するのでしょうか？ここでは、夫からのセックスの誘いを拒否する妻の心理をご紹介します。

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1.仕事・家事・育児のストレス

女性の社会進出が進み、共働き世帯が増えたことで、家事や育児は夫婦で協力して行うことが求められています。しかし、実際は夫よりも妻の家事や育児の負担の方が大きいという家庭が、ほとんどなのではないでしょうか？

共働きの場合、仕事が終わり家に帰ったら、たまった家事をやらなければいけません。小さな子どもがいたり残業があったりしたら、睡眠時間を確保するだけでも大変という場合もあるでしょう。

夫のことは愛しているけれど、肉体的にも精神的にも疲れ果てていればセックスどころではありません。

すべての家事を終わらせて、やっと休めるというときに誘われてもうんざりしてしまうのも仕方がないかもしれません。

2.性欲の低下

個人差はありますが、女性の場合、加齢やホルモンバランスの変化により性欲が低下することがあります。

特に、妊娠・出産をきっかけに性欲がなくなってしまったという方は少なくありません。子どもが小さいうちは育児にも手もかかるため、セックス自体に関心が向かないということもあるでしょう。

もともと性欲があまりないという方は、よりセックスから遠ざかりやすいかもしれません。また、子どもが欲しくて妊活に積極的に取り組んでいた場合も、子どもができたことで満足し、しばらくセックスは休みたいと考える方もいるようです。

時間の経過とともに、自然に元通りになるケースもあれば、そのまま性欲が減退していくケースもあります。更年期によるホルモンバランスの変化や体力の低下など、加齢による性欲の低下はある程度は避けられない場合もあります。

3.夫への愛情の変化

夫が妻に対して感じているように、家族としての関係が長くなると、少しずつ恋愛感情から家族愛へと変化していくことは自然なことです。

毎日顔を合わせて生活していれば、恋人同士のころのようにドキドキすることもなくなり、新鮮味がなくなるのは当然です。家族の情が強まることで、異性として見られなくなり、性欲を伴う感情が薄れてしまうことはめずらしくありません。

年を重ねることでの見た目の変化やお互いの言動の変化など、さまざまな要因が重なり合って、セックスレスにつながることはあります。

4.夫婦仲の悪化

夫からの誘いを拒否する理由の4つ目は、夫婦仲の悪化です。知らず知らずのうちに、夫婦関係が険悪な関係に陥っている夫婦は少なくありません。

日頃からパートナーに対する不満が溜まっていると、当然やりたいという気持ちになりにくいです。その結果として、夫から誘われたとしても「やりたくない」気持ちが強くなり、拒絶する原因となります。

セックスレスが辛いと感じる理由について

セックスレスのきっかけは、仕事の疲れやストレス、妊娠、出産、育児など夫婦によってさまざまです。はじめは、お互いのタイミングが合わなかっただけでも、幾度となく積み重なればセックスレスへとつながります。

「また今夜も応じてもらえなかった」ということが繰り返されることで、辛い気持ちはどんどん強まっていくでしょう。セックスレスの状態が長い間続くことで、精神的に追い詰められたり、夫婦の将来を悲観したりする方も少なくありません。

では、どうしてセックスレスで辛い気持ちになるのでしょうか

1.男性・女性としての自信を失う

夜の営みに誘って、パートナーから拒否されることで、男性・女性としての自信を失ってしまう人は少なくありません。

このように感じる人は少なくありません。

2.性欲が発散できない

人間の三大欲求といわれるのが「睡眠欲」「食欲」「性欲」です。性欲は、人間の生理的な欲求の1つです。

性欲は男性のみならず女性にも存在します。浮気もせず、パートナーとセックスができない状態が長く続けば、辛い気持ちにならないわけがありません。自分で処理するまたは我慢するしか選択肢がなく、辛いと感じる方は多いとされます。

このような状態が慢性的に続くと、婚外恋愛やセカンドパートナーを見つけて発散したい気持ちになってしまう人も多いでしょう。

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3.パートナーから愛されていないと感じる

愛情表現は夫婦によっていろいろあり、セックスだけが愛情を感じる方法ではありません。しかし、セックスすることで「愛されている」と感じることも現実です。

セックスを大切な夫婦のコミュニケーションであると考える人は少なくありません。

つまり、セックスレスの状態は「愛されていないのでは…」という不安な気持ちにさせる要因といえます。他に好きな人がいるのではないかと考えたり、浮気を疑ったりする気持ちが湧いてくるかもしれません。

4.相談相手がおらず、溜め込みやすい

なにか悩みごとがあるとき、誰かに話すだけで心が軽くなることがありますよね。たとえ、解決策が見つけられなくても、話を聞いてもらうだけで楽になれることはあるでしょう。

しかし、セックスレスはデリケートな話題なため、誰にも相談できず1人で悩みを抱える人は多いようです。相談する相手も慎重に選ぶ必要があり、どこまで話すべきかも考えてしまうでしょう。

思い切って相談したとしても、セックスに対する価値観が違えば、さらに自分を追い詰めてしまうことも考えられます。

5.パートナーとしての存在意義が分からなくなる

忙しい毎日の中で、家族のために家事や育児をこなすには愛がなければがんばれないという方は少なくありません。セックスレスの状態では「パートナーにとって私の存在は一体なに？」という気持ちになってしまうでしょう。

パートナーとしてではなく、家政婦だと思っているのではないかと感じ、怒りを通り越してむなしさまで芽生えてくるかもしれません。

セックスレスで辛い気持ちになった時の対処法6選

セックスレスの辛い気持ちを抱えたまま、毎日パートナーと顔を合わせて生活するのは、辛い気持ちにより一層拍車をかけてしまうこともあるでしょう。以前なら楽しかったことでも、素直に楽しめなくなってしまいます。

ますます辛い気持ちが募り、ストレスからイライラすることが増え、夫婦関係が悪化することも考えられます。

セックスレスは辛いけれど離婚は考えていないという場合は、セックス以外の方法で辛い気持ちを解消してみてはいかがでしょうか？

ここでは、セックスレスで辛い気持ちになったときの対処法を6つご紹介します。

1.パートナーに辛い気持ちを話す

セックスレスで辛いという気持ちを自分だけで抱えるのは精神的にもきついですよね…。セックスレスの状況を変えるためには、勇気を出してパートナーに自分の辛い気持ちを伝えるのも1つの方法です。

長年連れ添った夫婦だとしても、セックスに対しての考え方が違うこともあります。もしかしたら、パートナーはあなたに遠慮して誘っていないなんてことも考えられます。

パートナーに辛い気持ちを打ち明ける際は、決して責めるような口調にならないことが大切です。つい日ごろの不満や辛い気持ちを、パートナーにぶつけたくなってしまうかもしれません。

しかし、パートナーを追い詰めるような発言は、ますますプレッシャーになりセックスレスを助長させてしまうことになりかねません。あくまでも、優しく話し合うのがポイントです。

2.ボディタッチなどスキンシップを増やす

セックスの行為自体がパートナーの愛情を確認する方法ではありません。セックスレスであっても夫婦仲は悪くないという場合は、抱きしめたりキスをしたりなどボディタッチを増やしてみましょう。

辛いセックスレスで悩んでばかりいると、自然に夫婦のスキンシップも減ってしまいます。意識してボディタッチなどのスキンシップの回数を増やすようにしましょう。

もしかしたら、なにかのタイミングでセックスレスが解消されるかもしれませんよ。

3.新しいことを始めてみる

悩みごとがあるときというのは、ついつい辛いことばかり考えてしまうものです。意識して、悩むヒマを作らないのも1つの方法です。

忙しくするために仕事を増やすのもいいですが、どうせなら楽しめることがいいでしょう。熱中できる趣味を見つけて没頭する時間を作ることで、辛い気持ちを忘れられます。

夫婦で新たなことに挑戦してみるのもおすすめです。パートナーの新たな一面に気づくことができ、セックス以外でもお互いの気持ちを満たせるかもしれません。

また、パートナーや友人を誘って旅行に行き、辛い気持ちを忘れてリフレッシュするのもいいでしょう。

新しいことにチャレンジすることで新しい人との出会いもあります。新しい刺激を受けることで、前向きな気持ちになりセックスレスの辛さを解消するためにも有効です。

4.夫婦でカウンセリングを受ける

セックスレスの悩みは友人や知人には相談できないという方は、専門のカウンセラーに相談するのも1つの方法です。

夫婦二人で話し合ってもなかなか前に進まない話し合いも、第三者を交えることにより本音で話せる場合もあります。専門的な知識のあるカウンセラーに話しを聞いてもらうことで、自分たちも気づいていなかったような悩みやストレスの要因が見つかることもあるでしょう。

カウンセリングは1人でも夫婦2人でも受けられます。パートナーの了承が得られる場合は、2人でカウンセリングを受けてみるのもおすすめです。

5.SNSを活用して悩みを共有する

世の中には、セックスレスで辛い思いをして悩んでいる方は大勢います。X（Twitter）やInstagramなどのSNSをのぞくと、セックスレスで悩む方々がたくさん情報発信しています。

セックスレスの辛い気持ちを、X（Twitter）やInstagramなどのSNSで情報発信してみるのもおすすめです。リアルな人間関係ではなかなか相談しにくいセックスレスの悩みも、SNS上なら比較的相談しやすいのではないでしょうか？

もし、自ら情報発信するのはちょっと…という方は投稿を見るだけでも、同じ悩みを抱えている人がいることが分かり、少しは気持ちが和らぐことがあるかもしれません。

本メディアを運営している既婚マッチは、「既婚者専用のマッチングサイト」となります。そのため、同じような悩みを抱える既婚者がたくさんいらっしますので、相談の場としても非常に有効です。

6.セックスレスを意識しすぎない

セックスレスで辛い気持ちになっていると、ついついセックスレスのことばかり考えてしまいがちです。

しかし、あなたがどんなに考えても状況はそう変わることはありません。今以上、自分を追い込まないためにもできるだけ、セックスレスについて考えることをやめにしませんか？

少し気持ちを楽にして、マイペースに過ごしていくことも必要かもしませんよ。

まとめ

世の中には、セックスレスで辛い思いをしている方はたくさんいます。セックスレスはデリケートな話題のため、誰にも相談できずに1人で悩みを抱えてしまい塞ぎこんでしまいがちです。

しかし、悩んでばかりいると、一層辛い気持ちに拍車をかけ、さらにセックスレスの状態を悪化させてしまうかもしれません。

セックスレスの辛い気持ちを解消するには、まずパートナーの気持ちを理解することが大切です。長い夫婦生活では、悩みはつきものです。焦ることなく、良好な夫婦関係を築くことからはじめてみませんか？

既婚マッチメディア編集部

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