
異性の既婚者から冷たい態度をとられるのは、「好きだから避ける:好き避け」と「嫌いだから避ける:嫌い避け」の2パターンがあります。一体どちらなのか気になりますよね。
そこで本記事では、既婚者の好き避けと嫌い避けの見分け方を紹介します。どちらのパターンかを知ることで、相手との適切な接し方も分かりますよ。
後半では、好き避けだった場合の対処法も紹介しています。「もしかしたら両思いかも…」と予感している人は、今後の関係を考える上でぜひ参考にしてください。
「好き避け」と「嫌い避け」の見分け方
同じ「避ける」という行為でも、好きか嫌いかで避け方が異なります。どんな避け方をされているかを冷静に観察すれば、好き避けと嫌い避けを見分けられますよ。
具体的なチェックポイントは、以下の3つです。
- 人前と二人きりのときの違い
- LINEでのやりとりの雰囲気
- ボディタッチに対するリアクション
上記3つは、比較的見分けをつけやすいでしょう。正しく見分けられるように、もう少し詳しく解説します。
人前と二人きりのときの違い
人前で冷たい態度をとられていても、二人きりになると変わることがあります。もしも人前と二人きりのときで違いがあれば、嫌われているのではなく好かれている可能性の方が高いです。
好き避けの場合、好意があると周囲にバレないようにカモフラージュのつもりで冷たい態度をとってしまう人がいます。しかし、二人きりの状況でまで冷たい態度をとる必要がないので、周囲の目がなくなった途端に素で接してくれるでしょう。
- 基本的に口数が少ないけれど、二人きりになると声をかけてくれる
- 普段は声色が怖いのに、二人きりになると優しくなる
こうした変化が見られれば、普段は人目を気にしているだけということがはっきりと分かります。「嫌われているのかも…」と不安に思う相手がいる場合は、人目があるときと二人きりのときを比較してみてください。
LINEでのやりとりの雰囲気
LINEは相手の本心が出やすい傾向にあります。どんな雰囲気でやりとりをしてくれるかで、好き避けか嫌い避けかを見分けられますよ。
好きな人を前にすると、緊張や周囲の目を気にして自分らしくいられない人もいます。
- もっと話したいけど、周りに怪しまれたら困るから声をかけられない
- 直接顔を見て話すのは恥ずかしくて言葉が出てこない
- 好きな気持ちがバレないように、ついキツイ態度をとってしまう
素直になれないときの相手だけを見ると、嫌われていると思ってしまうでしょう。しかし、実際はほとんどが好きの裏返し。素直な心を見たいなら、LINEでやりとりしてみるのがおすすめです。
LINEは、人目がない上に直接顔を見て接しないので、お互いに素直な気持ちで交流できます。もしもLINEでのやりとりが問題なければ、普段の態度は好き避けの可能性が高いです。
ボディタッチに対するリアクション
ボディタッチをしたときに、相手がどんなリアクションをするかも大きな判断材料となります。
好き避けの場合は、ボディタッチが嫌ではないので、触れても不快そうなリアクションはしないでしょう。むしろ、嬉しそうな表情を見せたり、頬を赤らめたりするかもしれません。
一方、嫌い避けの場合は本当にボディタッチが嫌なので、表情や声色などで心底嫌そうなリアクションをします。中には、触れたところを払ったり、「触らないで」と怒ったりなど、明確に拒否反応を見せる人もいるでしょう。
ボディタッチに対するリアクションからは、相手の本音が垣間見えます。少し勇気がいる行為ですが、分かりやすいので試してみる価値はありますよ。
ボディタッチをするときは、軽く触るくらいで大丈夫です。ベタベタ触ると周囲に誤解を招くので、肩や腕など自然にタッチできる部分に触れて反応を確かめてみてください。
好き避けサインの中には判断が難しいものも…
好き避けサインの中には、前述したような分かりやすいサインもあれば、判断が難しいサインもあります。勘違いすると、余計に相手を不快にさせてしまうかもしれません。
例えば、分かりにくい好き避けサインには以下のようなものがあります。これらのサインが見られた場合は、安易に判断せず慎重に見極めていきましょう。
判断が難しいケース:相手から話しかけてこない
恥ずかしくて話しかけられない好き避けサインと、シンプルに嫌いで話しかけたくないだけの嫌い避けサインの両方が考えられます。
この場合は、直接話かけてくれるかどうかで判断するのではなく、LINEではどうか、二人きりのときはどうかなど、別のシチュエーションでも見てみましょう。
判断が難しいケース:目が合わない
照れ隠しのために意図的に目を合わさないようにしている場合と、そもそも嫌いで興味がないから目が合わない場合に分かれます。
「目が合わない」という仕草だけで好きか嫌いかを判断するのは難しいので、他のサインもチェックして総合的に判断しましょう。
既婚者が好き避けする心理
人を避ける理由は、「相手のことが嫌いだから」だけではありません。むしろ、好きだからこそ避けてしまうこともあります。
では、なぜ既婚者は気になる相手を好き避けしてしまうのでしょうか。既婚者の複雑な心の内を覗いてみましょう。
本気で好きになりたくない
好意がある状態で接し続けていると、本気で好きになってしまうことがあります。気持ちにブレーキをかけなければならないので、既婚者は好きな相手を好き避けすることが多いです。
気になる人がいたとしても、既婚者には自由に恋愛する権利はありません。もしも好意を抱いているまま接していると、いつか気持ちに歯止めが利かなくなる恐れがあります。
止まらなくなりそうな好意にストップをかけるなら、一切関わらないようにするのが一番手っ取り早いでしょう。しかし、職場が同じだったり、パートナーの友達だったりなど、状況的に関係を切るのが難しい場合もあります。人間関係を維持しつつ禁断の道を歩まないようにするために、既婚者は好き避けを選んでいるのです。

周囲にバレたくない
周囲に好意を見破られると、余計な誤解を招きます。そして、既婚者が面倒事を避けようとした結果が好き避けです。
残念ながら、既婚者が抱く異性への好意は、不倫のイメージに直結します。
- 「まだ両思いではない」
- 「肉体関係はない」
不倫というほどの関係ではないと弁明しても、周囲に疑いの目を向けられてしまうのが実情です。場合によっては、噂に尾ひれがつき、あることないこと言われる可能性もあります。同じ職場内の関係であれば、社会的信用も失ってしまうでしょう。
既婚者の抱いている好意が周囲にバレることは、リスクが高すぎます。自分自身、家族、社会的信用など、あらゆるものを守るために、好きな人を遠ざけるのです。
困惑している
「既婚者にもかかわらず、パートナー以外の人を好きになってしまった」
あってはならない感情に戸惑い、接し方に悩んだ結果、好き避けしてしまっている可能性もあります。
既婚者にとって、パートナーはかけがえのない存在です。一生をかけて守っていくと誓い合った人なので、パートナーだけを見つめて生きてきた人がほとんどでしょう。そんな中で別の異性に好意を持ってしまうと、ときめきと共に罪悪感が芽生えます。
「家庭があるのだから、恋愛関係に進むわけにはいかない。でも、好きな気持ちも消せない」…そんな気持ちに板挟みになっているのです。
結論が出せていない状態で気になる人と接触しても、どう対処すればいいのか分かりません。その結果、好き避けしてしまいます。
両思いの可能性を秘めている場合の対処法
好き避けの線が濃厚であれば、今後どのように接していけばいいのか悩みますよね。そこで、既婚者に好き避けされている場合の対処法を紹介します。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、正解はあなたでなければ分かりません。しっかりと検討し、自分に合った答えを導き出しましょう。
婚外恋愛をする
お互いに好意があるなら、恋愛関係に発展させるのがひとつの道です。
好き避けも、状況によっては長く続きません。例えば、同じ職場の人や近所の人など、頻繁に顔を合わせる相手をずっと避け続けるのは難しいですよね。好き避けと分かっていても、避ける側も避けられる側もストレスがたまります。ぎくしゃくした雰囲気に、周囲も心配するかもしれません。
既婚者に好意を抱いている以上、どこかで気持ちを前に進める必要があります。恋心を諦められないのであれば、好きな気持ちを受け入れる勇気を持ちましょう。
ただし、相手は既婚者なので、独身時代のように自由な恋愛はできません。そこで提案したいのが婚外恋愛です。
婚外恋愛と一口に言っても、不倫に限りなく近い関係もあれば、肉体関係を持たないプラトニックな関係もあります。どちらもパートナーに対する裏切り行為であることに変わりはありませんが、プラトニック不倫であれば肉体関係がないぶん罪悪感が薄いでしょう。
好意を抑えきれないのであれば、プラトニック不倫がおすすめです。家庭を最優先にしつつ、適度な距離感で付き合っていくことで、お互いの恋心を成就させられます。

好意にふたをする
「絶対にこの人じゃないとダメ!」という強い気持ちがないのであれば、好きな気持ちを諦めましょう。
どんなに好意を抱いていても、相手は既婚者です。家庭を持つ人を相手に恋愛をするには、相当な覚悟がいります。
- 慰謝料を請求されるかもしれない
- 社会的信用を失い仕事をやめなければならなくなるかもしれない
- 友達を失うかもしれない
- いろんな人から白い目で見られるかもしれない
こうしたリスクを乗り越えられるだけの気持ちがなければ、既婚者相手の恋愛成就は不可能です。バレないように不倫関係を続けられたとしても、ハッピーエンドがないことも受け入れなければなりません。
多くのリスクを背負ってまで愛せる相手か分からない場合は、そっと好意にふたをしましょう。素敵な人を好きになったという思い出に留めておけば、気持ちを昇華して自己成長できますよ。
好き避けに気づいていないふりをする
好き避けに気づかないふりをするのも優しさのひとつです。
パートナー以上に好きでどうしようもないのであれば、離婚して付き合うこともできます。それをしないということは、既婚者の中で好意に迷いがあるはずです。
「好きだけど、結婚しているからどうしようもない」
「距離をとって、少しずつでも好きな気持ちを諦めていきたい」
このように、気持ちの整理をつけるために好き避けしているときに相手からアプローチされても、素直に喜べません。相手のことを思うなら、あえて好き避けに気づいていないふりをして現状維持に徹してあげることも大切です。
物理的に距離をとる
好きな気持ちをどうにもできない場合は、無理やりにでも距離をとりましょう。
- 相手が同じ職場なら、上司に相談して異動させてもらう
- 会っても挨拶だけにしてそれ以外の言葉は交わさない
- 極力同じ空間にいないようにする
諦めようとしても、相手が近くにいるとなかなか難しいものです。「忘れなきゃ…」と決意したり、「やっぱり好き!」と諦められなかったり、気持ちが揺れ動いて安定しません。
気持ちにきっちりと区切りをつけられる自信がない場合は、物理的に距離をとるのが効果的です。強制的に接点をなくすことで、好きな気持ちを諦めやすくなります。

まとめ
既婚者の態度が好き避けか嫌い避けかは、相手の態度を見れば容易に見分けられます。「嫌われているのかも…」と不安な人は、相手の様子をしっかりと観察してみましょう。
重要なのは、好き避けだと確信を持ててからの対処です。恋愛関係に発展させるか、既婚者であることを理由に諦めるかはあなた次第。各対処法のメリットとデメリットを踏まえて、後悔のない選択をしてくださいね。