既婚者は、パートナー以外の異性との交流には慎重でなければなりません。そのため、異性とふたりで会うことに「大丈夫?」「不倫だと思われない?」と不安に思っている人もいることでしょう。
そこで本記事では、既婚者が異性とふたりで会うことについて、アリかナシかを解説します。
ふたりきりで会うことになった場合の注意点や、効果的な断り方も紹介しているので、併せて確認していきましょう。
既婚者が異性とふたりで会うのはOK?NG?
結論からいうと、既婚者が異性とふたりで会うのは「NG」です。
一般的に、既婚者が異性とふたりで会うだけでは不倫とみなされません。多くの場合が不貞行為があってからです。
「ふたりで会うだけならOKでは?」と思う人もいるかもしれませんが、実は不貞行為の有無がすべてではありません。場合によっては、肉体関係がなくても慰謝料が発生するケースもあります。
重要なのは、「ふたりきりで会って何をしたか」です。既婚者であっても、異性とふたりきりになったことで間違いが起こる可能性があります。トラブルの種となりかねないのは確かなので、安全のためにも既婚者が異性とふたりで会うのはやめた方がいいでしょう。
既婚者を誘う男性心理5つ
既婚者だと知っていながら、なぜ相手は「ふたりで会おう」と誘ってくるのでしょうか?ここでは、既婚者を誘う人の心理について解説します。まずは男性心理から見ていきましょう。
相手のことが気になっている
結婚しているにもかかわらず、あえてふたりで会おうとする男性は、既婚女性に対して特別な感情を抱いている可能性があります。
既婚者とふたりで会うのは、誤解を招く行為です。冷静な男性であれば、既婚女性のパートナーや周囲に配慮して「ふたりで会おう」と誘うことはないでしょう。
しかし、理性を失っていれば話は別です。
- 一緒にいたい
- もっと知りたい
そんな欲求を抑えられなくなっているので、たとえ相手が既婚女性でもふたりきりになりたがります。
スリルを味わいたい
スリリングな遊びを楽しむ感覚で既婚女性を誘う男性もいますよ。
もしも既婚女性と男性がふたりで会っていることがバレれば、不倫を疑われトラブルになります。実際は不倫関係になかったとしても、夫婦間の信頼関係は崩れてしまうでしょう。さらに、職場にまで知られてしまえば、社会的立場が悪くなります。
つまり、既婚女性とパートナー以外の男性がふたりで会うのは、公私共にリスクが大きいのです。そんなリスクにわくわく感を抱いてしまう男性は、スリルという名の快楽を求めて独身女性ではなく既婚女性を誘います。
遊び相手がほしい
いわゆる趣味友達として誘っているケースもあります。
- 共通の話題で盛り上がれる人と一緒にいたい
- 一緒に趣味を楽しみたい
遊び相手を求めている人にとって重要なのは、趣味が合うかどうかであり、性別や結婚しているかどうかは関係ありません。もしも既婚女性が遊び相手にぴったりと判断すれば、深く考えずにふたりで会おうと誘ってきます。
ただし、遊び相手から恋愛に発展したりセフレになったりする恐れもあるので、付き合い方には注意が必要です。
異性として見ていない
異性である前に、友達、職場の同僚といった関係性の方が強い場合も、ふたりで会おうと誘ってきます。
- 友達歴が長い
- 職場で毎日顔を合わせている
- 家族ぐるみの付き合いがある
異性であっても、場合によっては異性として見られないこともあります。「ふたりで会うのは旦那さんに悪い」と気を遣うことにも慣れていないため、何も考えずにふたりで会おうと提案するのです。
本気でアプローチしようとしている
ふたりで会おうという誘いには、恋愛的に距離を縮めたいという気持ちがこめられている場合もあります。
既婚女性に会いたいだけであれば、わざわざふたりきりになる必要はありません。旦那さんに配慮して、複数人で会うこともできます。
しかし、周りの目があるところでアプローチはできません。
- あの人を振り向かせたい
- 僕のことをもっと知ってほしい
- 離婚して僕と結婚を前提に付き合ってほしい
こうした真剣な気持ちがあるからこそ、ふたりきりにこだわります。
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既婚者を誘う女性心理5つ
既婚者を誘う男性心理に続き、ここからは女性心理を見ていきましょう。
既婚男性とふたりで会おうとする女性は、一体どんな目的で誘っているのでしょうか。考えられる理由を5つ紹介します。
友達として交流したい
単純に友達だから会いたいと誘っている女性もいます。
男女でふたりきりになるといっても、必ず恋愛感情が芽生えるとは限りません。家族のように、異性として意識できない関係もあるのです。こうした男女の友情が存在する場合は、男性が既婚者であっても平然と誘ってくるでしょう。
金銭目的で接している
既婚男性を誘う女性の中には、金銭的な利益を狙っている人もいます。
- ブランドのバッグを買ってほしい
- 高級レストランに連れて行ってほしい
目的はお金なので、相手が既婚者かどうかは関係ありません。たとえ既婚者であっても、高収入な仕事をしていたり、ブランドアイテムを身に着けていたりすれば、遠慮なく誘ってきますよ。
優越感を楽しんでいる
「私は選ばれる女」という喜びを得るために、既婚男性に声をかける女性もいます。
既婚男性にとって、一番の女性は奥さんです。奥さんを大切にしている男性であれば、どんなに素敵な女性に言い寄られてもなびかないでしょう。
そんな中でもし既婚男性がふたりきりで会ってくれれば、それは自分が魅力的であるという証明になります。
「奥さんがいる人に選ばれた」
「女として私の方が上」
そんな優越感が女性の自己肯定感を上げてくれるので、あえて独身男性ではなく既婚男性を誘います。
恋愛関係になりたい
ふたりで会おうと誘ってくる女性は、既婚男性に好意を抱いている可能性があります。
既婚男性にとって、愛すべき特別な女性は奥さんのみ。周りの女性が好意を寄せたとしても、相手にしてもらえないでしょう。だからこそ、ふたりきりになって自分を恋愛対象として意識してもらう必要があります。
「大勢いる女性の中の1人では満足できない!私も特別になりたい!」
そんな欲望を抱いている女性は、積極的にアプローチするためにふたりで会いたがります。
スリルを味わいたい
既婚男性とふたりで会うと、リスクがあるぶんスリルを味わえます。独身男性とのデートにはない楽しみ方ができるので、刺激を求めてふたりで会いたいと言ってくる女性もいますよ。
既婚男性との密会におけるリスクといえば、不倫ですよね。たとえ肉体関係を持っていなくても、バレれば周りから白い目で見られる恐れがあります。この「絶対にバレてはいけない」という状況が、女性にわくわく感を与えるのです。
なお、スリルを求めている女性にとって重要なのは、危ない橋を渡ること。既婚男性に恋愛感情を持っていなくても、強いスリルを求めて肉体関係に進もうとする可能性があるので、気をつけましょう。
既婚者が異性とふたりで会うときの注意点
もしも既婚者とパートナー以外の異性がふたりで会うことになった場合、周囲に誤解を招かないように気をつけなければなりません。
具体的な注意点は、以下の3つです。
- 知人に遭遇しにくい場所を選ぶ
- 装いに気合いを入れすぎない
- ふたりきりの空間を避ける
各注意点を詳しく見ていきましょう。
知人に遭遇しにくい場所を選ぶ
既婚者とパートナー以外の異性がふたりきりでいる姿を知人に見られないように、場所選びには慎重になりましょう。
もしも知人に遭遇すると、不倫を疑われてしまいます。もっともらしい言い訳をしても、おそらく知人は疑念を持ち続けることでしょう。少しでも疑いを持たれたくないのであれば、知人との遭遇リスクが低い場所で会うことが大切です。
- 生活圏から少し離れた場所
- 人が少ない絶景スポット
- 穴場の飲食店
遭遇リスクをゼロにすることはできませんが、ふたりで会う場所を工夫すれば余計な誤解を招く心配はほとんどありませんよ。
装いに気合いを入れすぎない
おしゃれしすぎるとパートナーが不審に思う恐れがあるので、気合いの入れすぎには注意してください。
- いつもより丁寧にメイクをする
- 普段はパンツなのにスカートをはく
- ワックスを使ってヘアセットをする
心を許しているパートナーにはオフの姿を見せられますが、他の異性に気を抜いた姿は見せられませんよね。そのため、恋愛感情の有無に関係なく、ある程度気合いを入れて身なりを整えたくなることでしょう。
しかし、気合いが入りすぎていると、パートナーは違和感を抱きます。「もしかして不倫しているのでは…」と疑い始める可能性があるので、おしゃれはしても“しすぎ”にならないように気をつけましょう。
ふたりきりの空間を避ける
ふたりで会うときは、必ず人目がある場所を選んでください。完全な密室は不倫の疑いを強めてしまいますよ。
例えば、以下のような場所は要注意です。
- ホテル
- 完全個室の居酒屋
- カラオケ
- どちらかの自宅
密室でどのような過ごし方をしたのか、第三者には分かりません。不貞行為をした証明も、していない証明もできないのです。本当にやましいことはなかったとしても、「密室にふたりきりでいた」という事実から信じてくれない人もいるでしょう。
不貞行為をしていないと証明するためにも、できるだけ人目がある場所を選ぶのが賢明です。目撃情報があることで、誤解を解きやすくなりますよ。
ふたりきりを提案されたときの断り方
ふたりで会うと、多少なりとも2人の間に恋愛感情が芽生える危険性があります。パートナーを傷つけないために、異性とふたりで会うのを避けたい場合はどうすればいいのでしょうか?
断り方に困っている人は、ぜひここで紹介する3パターンの断り方を検討してみてください。
はっきり断る
二度と誘われたくないと思っている人は、「パートナーを不安にさせたくないから」とはっきり断りましょう。
「今週末は予定があって…」といったその場しのぎの断り方では、相手に次のチャンスを与えてしまいます。どうしてもふたりで会いたいと思っている人であれば、日を改めてリトライしてくるでしょう。
そのたびに言い訳を考えるのは大変です。「NO」と言うのが苦手なタイプの人には難しいかもしれませんが、誘いに応じる気がないならはっきりと断った方が自分のためですよ。
幸い、既婚者という立場があるので、「パートナーを不安にさせたくないから」と言えば納得してもらえるはずです。
ドタキャンする
「つい勢いでOKしてしまった…でも今更断りづらい…どうしよう」
そんなときは、ドタキャンするのもアリです。風邪、家庭の都合などを理由にすれば、相手は承諾せざるを得なくなり、デートをなしにできます。
ただし、ドタキャンは相手に迷惑をかけるので、あまりおすすめしません。その上、何度も使える手ではないでしょう。
ドタキャンはその場しのぎにはなりますが、根本的な解決にはなりません。いずれはきちんと断ることも大切だと覚えておきましょう。
複数人ならOKと伝える
「ふたりきり」の部分が引っかかるなら、複数人で会うことを提案しましょう。
既婚者が異性とふたりで会うことのリスクは、不倫を疑われること。しかし、複数人であれば疑われる心配がありません。
また、誘われるたびに複数人を提案し続ければ、遠回しに「ふたりで会うことはない」と伝わります。相手もいずれ脈なしだと気づき、ふたりで会おうと誘ってこなくなるでしょう。
ふたりで会うのが不安ならやりとりまでにしておこう
既婚者が異性とふたりで会うことには、少なからずリスクがあります。
「既婚者なのに、異性とふたりきりって大丈夫なのかな?」
そういった不安があるなら、直接ふたりで会わずやりとりを楽しむまでにしておくのが賢明ですよ。
近年は既婚者マッチングアプリが人気で、スマホで出会った既婚者と気軽にやりとりを楽しめます。特に、2025年2月に正式リリース予定の「既婚マッチ」には、パートナーに怪しまれにくい便利機能がありおすすめです。
- スマホ画面にアプリアイコンが表示されない
- メッセージの削除機能がある
異性とふたりで会わなくても、やりとりだけで十分に楽しめます。既婚者マッチングアプリを使ったことがない人は、ぜひ試してみてください。
まとめ
既婚者がパートナー以外の異性とふたりで会うのは、基本的にNGです。たとえ不貞行為がなかったとしても、内容によっては法的トラブルに発展する恐れがあります。もしもふたりで会おうと誘われた場合は、自分が既婚者である自覚を持ち、正しく対処しましょう。
やむを得ない事情でふたりきりになる場合は、怪しまれるような行動は慎み、パートナーに誤解を与えないように気をつけてくださいね。